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この日々駆け抜けて ~新入社員の季節~

はじめての週末

新入社員のみなさん、社会人として初めての週末、どんな気分でしょうか?

数日前の夕方、「いかにも新入社員」という数名が、知り合ったばかり感満載の雰囲気で電車に乗り込んできました。こうして夕方に、同じ時間に会社を出られるっていうのも、最初のうちだけなんだなぁ~などと、懐かしく感じました。

入社式、研修、先輩や同期との対面。緊張すること、わからないことでいっぱいだと思います。(今はコロナ禍で、入社式や研修もリモートってところも多いのでしょうが。)

元気いっぱいな人、出社するのが楽しくてしかたない人、すでに仲のいい同期ができた人、仕事に夢中になれそうな人、最初の数日で、人それぞれ、いろいろ感じるところがあったでしょう。

これからの方が長いのです

「最初の1日目が肝心」「入社して1~2年が勝負」みたいな話をよく聞きます。その通りです。何事も最初は大切です。けど、矛盾することを言いますが、「1日目なんて、たかが1日目」「1年や2年で何がわかるというのか」これも本当です。

社会人生活はとても長いのです。これから、いろいろなことがあります。
この先、20年も30年も働き続けるなんて、想像できないでしょう。勤続40年!!長すぎます。だから、1日や1年、そこで少々うまくいかなくても、覚えるのが遅くても、失敗が多くても、何も心配はいらないのです。

社会人生活はとても長いのです。でも、年長者はきっとそうは言わないでしょう。「10年なんて、あっという間だ」と。矛盾することばかり言いますが、これも本当です。でも、この話はあまり聞かなくていいです。きっとみなさんんも年を重ねれば感じることですから。今はそれよりも、自分が感じるままに、長いな~と感じていい。難しい、しんどい、わからない、できない、それらを素直に感じながら、正面から取り組んでいればいいと思います。誰だって、苦手なことはあります。誰かと比較したりせず、自分を信じて続けることです。

入社前 ~普通より上を求めてしまう?~

少し思い出してみてください。就活を始めた頃のこと。会社説明会や面接を受けた時のこと。卒業式から入社式までの期間に考えていたこと。入社試験を受けた時は、「合格できますように!」と強く思ったかもしれません。その時は、一事が万事で、、「ここに合格できれば、何もかもうまくいく」くらいの感覚があったかもしれません。

なのに...

実際に働き始めると、「思い描いていたのと違う」「こんなはずじゃない」「これでいいのかな」「仕事が地味過ぎる」などと思うことの方が多いと思います。

大丈夫です!!

あなたには、この仕事を続けるチカラがあると判断したから、会社は採用したのです。少しずつ、仕事を覚えていけばいいのです。続けること、学ぶことで得られる達成感、信頼、自信。今まで知らなかった辛さを知ることもあるでしょうが、それ以上に、今まで知らなかった喜びを感じる時は、必ず来ます。

昔話

話は変わりますが、少し、私の話をします。
新人の時に最初に配属された部署で、同じ教材を使って勉強した同期は4名いました。一番理解ができなくて、遅れを取っていたのは私です。当時は悩んだこともありました。けれども半年もすると、業務が忙しくなり、研修での優劣云々なんて思い返す暇もなくなりました。数年のうちには、適性とか、運不運とか、いろいろ要因はあるのでしょうが、それぞれ、別の部署で別の仕事を担うようになりました。

で、最初に使った教材。この内容に関わる業務を今も続けているのは私だけです。他の3名も元気に働いていますが、違う種類の業務を担当しています。理解の遅かった私がその業務を続けていて、理解の早かった人たちが別の業務についているのです。わからないものです。「新しいことを理解する能力が優れている人の方が、他部署に必要とされた。」と捉えることもできますが、そう単純ではありません。そう、おもしろいのです。機微を感じます。

だから、新入社員のみなさん! このおもしろさを感じるまで、いろいろあるでしょうが、仕事に誠実に向き合ってみてください。

自分に優しく

ご両親や友人の存在を忘れないように!あなたのことを気にかけ、心配しています。何か判断に迷った時、損得や一時の感情ではなく、両親や友人に対して恥ずかしくない判断をすることです。

あと、少し元気が無くなった時に、「自分を元気にする方法」はいくつか持っておきましょう。スポーツでも音楽でもSNSでも何でもいい。元気になれるもの。(最近の私は、あいみょんの「夢追いベンガル」を聴くと、元気になれます。単純だなぁ。)

あるいは、人でもいい。友人でも家族でも。この人と話しているときは元気!というもの。ちょっとしんどい時、「自分を元気にする方法」で元気になれるなら、もうしばらく頑張ってみていいかもしれない。けれども、「自分を元気にする方法」で元気になれないようなら、少し心も体も休めた方がいい。社会人生活は長いのです。本当にアンマッチな職場であれば、早めに見切りをつけて、自分に合った場所を探しましょう。

最後に

矛盾することばかり書きました。でも、嘘はついていないつもりです。若い皆さんには、自分を信じて、仕事に向き合って欲しいという気持ちで書きました。それと同時に、合う・合わない は、やってみないとわからないので、合わない場所に居続けてメンタルを壊すことの無いように。(実は、これが一番言いたかったりするのです。)

先輩たちも、新入社員とはうまくやっていきたいと思っています。先輩側の立場からいろいろと、kindle で書いたりしています。よろしければ、こちらもお読みいただければ。



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