はりー

気分転換によしなしごとを書き綴っています。

はりー

気分転換によしなしごとを書き綴っています。

記事一覧

【ネタバレなし】映画って本当にいいものですね⑥:リトル・ダンサー(2000年)

急激に社会変革が進む今だからこそ見てほしい映画NO.1 技術革新による社会変革、人々の生活の強制的な変化・歪み、そして家族への愛テクノロジーにより社会が激変する際に…

はりー
2年前
3

【ネタバレなし】映画って本当にいいものですね⑤:天国から来たチャンピオン(1978年)

「亡くなった人が天国から戻ってきて別の体に乗り移る」映画の走り 「ゴースト」にしろ何にしろ、「死んだ人が現生で別人に乗り移る映画なんだ」と聞くと、つい「ああ、天…

はりー
2年前
2

【ネタバレなし】映画って本当にいいものですね④:カッコーの巣の上で(1975年)

※以下、ジャケットに書かれているくらいの話は書いてあります。 第48回アカデミー賞で、主要5部門独占作品賞、監督賞、主演男優賞、主演女優賞、脚色賞と主要5部門を独…

はりー
2年前
2

映画って本当にいいものですね③:ゴッドファーザーⅢ(1990年)

【ネタバレなし】 ※ジャケットに書かれているくらいの話は書いてあります。 映画史に燦然の輝く傑作であるゴッドファーザー、ゴッドファーザーⅡ。そして、それに比べて…

はりー
2年前
2

映画って本当に良いものですね②:道(1954年)

【ネタバレなし】 ※ジャケットに書かれているくらいの話は書いてあります。 貧乏な家に産まれた器量の悪い(頭が弱い)娘ジェルソミーナが、死んだ姉の代わりに旅芸人ザ…

はりー
2年前
1

映画って本当に良いものですね①:セントオブウーマン

【ネタバレなし】 ※ジャケットに書かれているくらいの話は書いてあります。 個人的には、アル・パチーノといえばゴッドファーザー三部作よりもこれ。「アル・パチーノに…

はりー
2年前

今、蘇る血③(完)

世界的に滅びの道を進んでいた三大始祖バイアリータークの血。それが日本ではパーソロン〜シンボリルドルフ〜トウカイテイオー、あるいはメジロアサマ〜メジロティターン〜…

はりー
2年前
1

今、蘇る血②

日本競馬界の歴史に燦然と輝くバイアリータークの血。 競馬はBloodSportと呼ばれるほど「血統」が重要なものですが、日本の競馬は海外に遅れること○百年でスタートしたた…

はりー
3年前
1

今、蘇る血①

古畑任三郎が大好きだったもので、タイトルをオマージュしてみました。今日は馬の話。 皆さんは、300年に及ぶサラブレッドの歴史の中で、連綿と灯されてきた1つの灯が今…

はりー
3年前

【ネタバレなし】映画って本当にいいものですね⑥:リトル・ダンサー(2000年)

急激に社会変革が進む今だからこそ見てほしい映画NO.1

技術革新による社会変革、人々の生活の強制的な変化・歪み、そして家族への愛テクノロジーにより社会が激変する際に必ず生じる「変わらなければならない人たち」。多くの場合、それは「これまでの仕事を辞める、生活を変える」ことであり、失業を伴う抵抗運動を産んだり、先に受容したものとの間の社会的な分断を産む。

塩野七生曰く、「失業とはその人から生活の手

もっとみる

【ネタバレなし】映画って本当にいいものですね⑤:天国から来たチャンピオン(1978年)

「亡くなった人が天国から戻ってきて別の体に乗り移る」映画の走り

「ゴースト」にしろ何にしろ、「死んだ人が現生で別人に乗り移る映画なんだ」と聞くと、つい「ああ、天国から来たチャンピオン系統の映画なんだね」と思ってしまう。そんな映画です。
 ※元々は1940年代のある映画のリメイクのようなのですが、まだそちらは見たことがなく、この設定が市民権を得たのはこの映画からなので、こんな風に思っています。

もっとみる

【ネタバレなし】映画って本当にいいものですね④:カッコーの巣の上で(1975年)

※以下、ジャケットに書かれているくらいの話は書いてあります。

第48回アカデミー賞で、主要5部門独占作品賞、監督賞、主演男優賞、主演女優賞、脚色賞と主要5部門を独占。1934年に受賞した『或る夜の出来事』以来、実に41年ぶりの快挙。

映画協会選出の各種名画ランキングに上位ノミネート・映画史に残る演技ベスト200 1位(2012年 英『Total Film』誌)
・アメリカ映画ベスト100 20

もっとみる

映画って本当にいいものですね③:ゴッドファーザーⅢ(1990年)

【ネタバレなし】

※ジャケットに書かれているくらいの話は書いてあります。

映画史に燦然の輝く傑作であるゴッドファーザー、ゴッドファーザーⅡ。そして、それに比べて1段劣ると評価されがちなゴッドファーザーⅢ。

決してそんなことはない!

Ⅰ、Ⅱと違うのは、ゴッドファーザーⅢが「Ⅰ、Ⅱを観た人に向けた映画である」ということ。

ゴッドファーザー・マイケルのサーガを見てきたものへの帰結として、叙事詩

もっとみる

映画って本当に良いものですね②:道(1954年)

【ネタバレなし】

※ジャケットに書かれているくらいの話は書いてあります。

貧乏な家に産まれた器量の悪い(頭が弱い)娘ジェルソミーナが、死んだ姉の代わりに旅芸人ザンパーノに買われて旅芸人一座に入って旅をする。イタリア映画の巨匠、フェリーニの傑作。映画の余韻がニーノ・ロータによる挿入曲とともに心に残り続ける・・・

借金を理由に買われていく、という戦後の混乱期のイタリアを描いた映画。

ジェルソミ

もっとみる

映画って本当に良いものですね①:セントオブウーマン

【ネタバレなし】

※ジャケットに書かれているくらいの話は書いてあります。

個人的には、アル・パチーノといえばゴッドファーザー三部作よりもこれ。「アル・パチーノに圧倒される」映画。

1990年代のアメリカを舞台にした映画。アル・パチーノは、怪我により失明した気難しい傷痍軍人:フランク中佐(中佐は偉い)として登場する。

ボストンのエリート大学に通うチャーリーは、田舎出身で奨学金をもらって大学生

もっとみる

今、蘇る血③(完)

世界的に滅びの道を進んでいた三大始祖バイアリータークの血。それが日本ではパーソロン〜シンボリルドルフ〜トウカイテイオー、あるいはメジロアサマ〜メジロティターン〜メジロマックイーンと、80年代〜90年代前半にかけて燦然の輝きました。その血のさらなる発展を誰もが信じていたのですが・・・

日本の競馬を世界レベルに引き上げる、俗な言い方をすると「とんでもない」種牡馬が現れます。

そう、サンデーサイレン

もっとみる

今、蘇る血②

日本競馬界の歴史に燦然と輝くバイアリータークの血。

競馬はBloodSportと呼ばれるほど「血統」が重要なものですが、日本の競馬は海外に遅れること○百年でスタートしたため、戦前、戦後と海外の血統を日本に導入する試みが繰り返されてきました。

もちろん、一流の血統を持つ種牡馬は来てくれません(買うこともできません)。そこで、一流の種牡馬にどこか似た血統の種牡馬を買ったり、お目当ての種牡馬を入手す

もっとみる

今、蘇る血①

古畑任三郎が大好きだったもので、タイトルをオマージュしてみました。今日は馬の話。

皆さんは、300年に及ぶサラブレッドの歴史の中で、連綿と灯されてきた1つの灯が今まさに消えようとしていることはご存知でしょうか。そして、それに抗おうとする「浪漫」があることはご存知でしょうか。(世の中でウマ娘が俄にブームになっているようですので、波に乗っかりこのことについて触れてみます)

世界中に数多いるサラブレ

もっとみる