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対話の構造を知ることで自覚的になり、新たな言葉を紡いでいける(あなたへの社会構成主義第3章)

 ガーゲン著書の読書会を進めていく中で、最新刊が読み終わってしまったので、20年前の著書「あなたへの社会構成主義」を読み始めています。

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第3章 対話の力−明日を創る試み

 第3章は「言葉」に注目し、構造化・レトリック・プロセスの大きく3つの視点でまとめられていました。

 第2章でも出てきていた通り、「言葉=事実」ではないという前提に立った時に、議論は戦争のメタファー、精神分析は考古学のメタファーといったように、慣習的に使われてきたメタファーがあるということ。
 また、相手に伝わるよう”適切”に話すためには、4つのポイントを押さえた物語(ナラティヴ)が必要なことが最初に書かれていました。

 私自身が日々の生活で活かすとすると、章の初めに書いてある言葉が一番刺さりました。
 それは、望ましくない行動パターン(敵意、卑下など)に陥ってしまう時に、「理解の仕方」を反省することで、新たな生き方への扉を開くことができるというもの。

 毎日・常には難しいですが、何かうまくいかない時などは、自分が使っている言葉が何のメタファーになってるか?自分の発した言葉が引き出してる反応は何か?(隣接対)など、一度第三者の視点で振り返ることができたら、前に進む糸口が見えそうだなと思いました。

読書会で話したこと

  • 非言語があって場が成立することもある。非言語の影響も大きいよね

  • ビジネス・経済系はほとんど戦争のメタファになっている。冒険のメタファに変えていこうとしている人もいる

  • 社会構成主義の視点に経った時、「絶対悪」ってないのかも知れない(正の反対は、異なる正)。となった時に、社会問題など大きなことをどう捉えて行ったらいいのだろう?

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