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バレンタインになぜニーチェ? 『ペッパーズ・ゴースト』伊坂幸太郎2021年朝日新聞出版

明日はバレンタインですね。

こちらの企画に参加させていただきました。

私が書いた作品がこちらです。
妄想、憧れが入っています。
でも、、、

あれからニーチェとセットで思い出すようになっちゃって。
今なら聞かせてほしい。
ニーチェのこと。

あの時のニーチェの話は気になっています。

そして最近たまたま図書館で借りた『ペッパーズ・ゴースト』伊坂幸太郎 に
ニーチェの『ツァラトゥストラはかく語りき』や「永劫回帰」が出てきます。

そこまで詳しく、企画参加記事には書いていないのですが、
そこまで含めて書かれたラブレターが届きましたよ!
山根あきらさん、ありがとうございます。


伊坂幸太郎氏の『ペッパーズ・ゴースト』。
ニーチェのことの他にも、私的になるほど、
小説ではこのように表現できるのだなという視点があります。

俺たち、小説の中の登場人物でもう未来は決まっているんだから、そんなに心配してもしょうがない。
読者が最初から最後まで順番に読んでも、突然飛ばして最後を読んでも結末は変わらない。
俺たちが今、いろんなことを考えても作者が決めたストーリーがあるんだから。
もっと気楽にいこうよ。

みたいなことを語る人物が登場します。


これ、小説の登場人物だけではなく、
体を持ってここで毎日を生活している私たちにも当てはまるといったら、
どうします?

世の中には因果関係などなく、
個人や人間があずかり知らぬこと、
起こることが起きている。

自分の頭で考えて行動していると思っているけれど、実はそんなことはない。
(これは、すでに脳心理学で証明されています。
体が先に動いている。逆に後から脳がストーリーを作り出している。
わずかな一瞬だけ、行動を止める選択ができるそうです。
その一瞬だけが自由意志だとか。)

私は「永劫回帰」はよくわからないし、
ニーチェが本当のところ伝えたかったことはわかりません。

でも、自力で生きているのではなく、ただ存在している。
大きな流れの中の一粒でもあり、大きな流れそのものでもある。

「わたし」とは、多くの人間が思っていたものとは違うもの。と感じています。

だから敵対する相手も、恨む相手もいない。

むやみに後悔する必要もない。

ただ、いまを感じ、今に感謝する。

綺麗事を言いたいわけではなく、
とてつもなく大きな視点でこの世をみる人が増えると
また違う世界が見えるんだろうな。




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