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【子育て】子どもの「将来」のために「プロ」と出会わせようという話。

子どもにやってほしい「習い事」のこだわりがないJUNです。

もちろん、子育て初期はありました。しかし、何度か挑戦してみて、「親の願いと子どものニーズとの距離感」をまざまざと突きつけられ、やはり「親の願いはあくまでも親の願いなのだ。」と納得した次第であります。

本日は、そんな話題。

過去記事にも、子育てに関して親の影響というのは、10%にも満たないという内容をまとめてきました。親としては残念なことに、子どもの性格や価値観に大きな影響を与えるのは、「環境」です。もっと言うと、「友達関係」と言っても良いでしょう。

では、「親にできることは何もないのか。」と言われたら、いや、そうでもないと言っておきたいところ。僕も親ですから、「子どものために。」という言葉を聞くと、ついつい反応してしまいます。そして、きっと「子どもの将来のためになるであろう」情報をまとめましたので、ぜひとも読んでいただき、親としての責務の1つとして実行してみてくださいね。

▶「親」が「子ども」に与える影響とは。

親御さんにとっては辛い事実ですが、僕も乗り越えたのでここに記録しておきますね。

ラドクリフ女子大学(現ハーバード大学)を卒業した三十代の大人、百人を対象にして行われた実験を紹介しますね。

被験者に「自分の人生においてもっとも影響を与えた人物をあげてください。」とお願いしたところ、大部分の人が、

「親や先生。」

と答えたのです。

ここで、記事を終了すれば、最高に気持ちが良いのですが、残念な続きがありますので、しぶしぶご紹介します。

それから十七年後、心理学者のビル・ピーターソンさんとアビゲイル・スチュワートさんにより、追加の実験が行われました。

十七年前に「影響を受けた人物」を聞かれた被験者の中で、「社会に対して有意義な変化を起こそう。」と考えて頑張っている人を抽出して調べたところ、

「もっとも影響を及ぼした人に『親』をあげた人は、1%にも満たなかった。」

というのです!!

解説したくないのですが、ざっくり説明すると、

「『親』に影響を受けたと豪語する人物は、社会に対して有意義な変化を起こそうと考えにくい。」

とでもまとめておけば良いでしょうか。

もちろん、「社会起業家」的な生き方が全てではありませんし、親御さんの影響を受けて、立派に社会を支えている人物はたくさんいるでしょう。

しかし、「親」の影響下のもとでは「社会をどうにかしたる!」というモチベーションは育ちにくいと言うことでしょう。

では、「社会に影響を与えたい!」という大きな目標を抱いて活動していく女性は、どのような人に影響を受けるのでしょうか。その答えは、

「教育者」

なのです!!

幅広いですよ。単に「教育者」と言っても。もっと、具体的に話を焦点化していくと、

「オリジナリティ溢れる人物として活躍するには、オリジナリティ溢れる人物をお手本とすることが大切。」

なのです。

そう!「実際に社会に対しておもしろいアプローチをしている大人。」と触れ合う機会があるかどうかにおいて、オリジナリティのある人生を構想するかどうかが決まってくると言うのです。

1%の影響をもたない「親」に対して、オリジナリティのある人生を送っている人が、「専門家」から影響を受けたと感じている割合は、14%にも達したのです。この調査からも、「専門家」が与える影響の強さを感じることができますよね!

▶まとめ。

本記事では、「親ができることは、『専門家』に出会わせること!」という内容をまとめました。

余談ですが、脳科学者の茂木健一郎さんは、小さいころから「蝶」に興味があり、親御さんが早々に「蝶の専門家」とつないでくれたことに感謝している。とどこぞのインタビュー記事で言っていたことを思いだしました。

もちろん、親御さんが子どもの興味にとことん寄り添って深く追究していくことも良いでしょう。親御さんにとっても共通の趣味となれば、最高です。

しかし、そこまで子どもが選んでくれないのも事実。

そんなときにできることは、「子どもの興味をもったことに対するスペシャリストと出会わせる。」ことなのです。

もう、その道のプロに任せた方が、子どもにとっても親にとっても正解だということですね。

子どもさんの可能性を広げるためにも、「子どものことは全て面倒を見よう。」という気概だけで頑張るのではなく、ときにはプロ任せという選択肢を取る必要が功を奏しそうです!!



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【序章】夢を語ることができない子どもたち
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【第1章】快適中毒におちいる「子ども」とゲームチェンジする「社会」

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【第2章】「人生」という冒険は、「自分」を知ることから始まる。
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→「人生」というステージで、自分らしく戦う。
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【第3章】「自分」の「レベル」をあげるには「モチベーション」に頼らない仕組みづくりが大切。
✅「今すべきこと」を考える大切さ。
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→子どもの「やる気」を継続させるために「大人」が知っておくべきこと。
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✅僕たち「大人」が、「子ども」に教えるべきこと。(前編)
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✅「他人」は「自分」をそれほど気にしていないと教えてあげる。
✅「子ども」の「強み」を見つけてあげる。
→子どもの「強み」の見つける3つの視点とは。
→「やりたいこと」を見つけるには、「やめること」も大切。
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✅「プロ」と出会わせる。
→「才能」を伸ばしたいなら、「コミュニティー」にこだわる。
✅迷っていたら「行動」するよう促してあげる。
✅ときには、「結果」から「反省」を促してあげる。
→否定的」ななぐさめは逆効果と知っておく。
✅子どもの「夢」を応援するために、親にできること。
→「ネガティブ」は、必ず乗り越えられると教えてあげる。
【終章】「自分」の人生を100%楽しむために
✅「体験」に勝る学びはない。
✅「挑戦」することに「価値」がある。
✅「失敗」するなら若いうちの方がよい理由。
✅基本的な「努力」を正しく使う。
✅最後は、「自分を信じること」で決まる。
✅子どもの「挑戦」を「応援」したほうがよい理由。


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