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【勉強法】「体験に勝る学びはない!」という話。

「小学校で一番好きな授業は?」と聞かれたら、瞬時に「総合的な学習の時間」と答えるJUNです。

ちなみに、あなたのお子様は「総合」の時間にどのような学習をしているでしょうか。

「総合」の楽しさは、何と言っても「なんでもできる!」というところにあります。

もちろん、「学習」になること限定ですが。

しかし、はたからみれば、「あのクラス、何やってんの?」と思われることもしばしば。

それもそのはず。国語、算数、理科、社会、みたいなはっきりと「学習だぞ!」と見分けがつきにくいですからね。

しかし、「総合」のような学習方法こそ、子どもたちにとって「真の学びになるのではないか!」という情報をお伝えします。

お子様の勉強方法を振り返るきっかけとなれば幸いです。

▼「体験」を通した「勉強」が最強という話。

さて、いったん日本を離れ、ブラジルまで足をのばしましょう。

というのも、おもしろい調査があるのです。

1980年代。ブラジルは、未曾有のインフレ状態にありました。

最近まで1杯「1ドル」で売れれていたコーヒーが、気付いたら1杯「2000ドルになっている」みたいな状況。

もちろん、子どもたちも家計を助けるために「ものを売り歩く」なんてことをしたそうです。

しかし、コーヒーが「2000ドル」の時代ですから、とにかく「お釣りの計算」がものすごく大変。

しかし、小学校にも通っていない子どもたちが、何とか商売を成立させていたというからすごいですよね。

そこで行われた調査なのですが、

「小学校に通っている子どもたちと、家計を助けてものを売り歩いている子どもたちで、どちらが算数的な能力が高いのか。」

ということが調べられたのです。

その調査から何が分かったかと言うと、

「小学校に通う子どもも、ものを売っている子どもも、数字を構成する数が、何を意味しているのか理解していなかった。」

というのです。

ここは、「教師」にとっては痛いところ。

あれだけがんばって算数の授業をしているにもかかわらず、根本的な部分は、なかなか伝わらない。

しかし、先生方にとってヒントになることも分かりました。なんと、

「足し算や引き算といった計算能力は、自分で商売をしている子どもたちの方がはるかに理解していた。」

というから驚きです。

この理解度の分岐点は、本日話題としているところ。そう、

「商売をしている子どもは、実際に体験を通して学んでいた!!」

という部分なのです。

もちろん、現在の小学校教育では難しい部分も多々あるでしょう。

しかし、あなたも経験があるのではないでしょうか。

「必要に迫られて学習したことの方がすんなり入ってくる!」

ということ。

これは、「勉強」を教える側には、ぜひとも意識しておきたいものです。

▼まとめ。

本記事では、「体験を通した学びに勝るものはない!」という内容をまとめました。

とはいえ、現状のカリキュラムでは、「体験を通してじっくりと」なんていう余裕がないのも事実。

いつしか、子どもたちが「自分でカリキュラムを組んで、自分なりの方法で学んでいく」なんていう余裕ができることを強く願っています。



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✅子どもの「挑戦」を「応援」したほうがよい理由。


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