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【生き方】「好きなことで生きていく。」ことの難しさ。

最近「時間欠乏」について勉強したいという気持ちが強すぎて「時間欠乏」に陥っているJUNです。
#そもそも

人生は、上手くいかないからおもしろい。

失敗しないようにおそるおそる一歩ずつ進んでいること自体が失敗だったり、やっとのことでゴールしてみたら全く知らない場所に辿り着いていたなんてことさえあります。

本日は、そんな話題。

「好きなことで生きていく」というキャッチコピーは、本当に魅力的!

最近では、テレビ番組で、「プロゲーマー」や、「マイクラ」、「キャンプ」などを仕事にして、遊びと仕事の境界線をもたずに生きている人が紹介され始めました。

そんな「新しい生き方」を提案してくれている人たちを見ると、現代の子どもたちが大人になったとき、どんな仕事につくのかなぁと楽しみでもあり、うらやましくもあります。

だからこそ、「自分」を見つめ直し、「好き」を見つけることが学校でのカリキュラムに取り入れられたらいいなぁとも思うのですが、それがなかなか難しい。

今日は、その「難しさ」を話題にした記事ですので、子どもさんの見方の新たな視点として参考にしていただけたら幸いです。

▶「好き」の見つけ方。

さて、あなたの「好き」なことは何でしょう。

僕が子どもの頃は、「好きなことで生きていく」何て発想は、全くありませんでした。「勉強していい会社に入りなさい。」という考え方をひたすら刷り込まれる日々。

従順な僕は、その啓示を真に受けて頑張ろうとしたのですが、頑張り切れずにリタイア。「勉強」からのリタイアというか、「学校」からリタイアしました。

だからこそ、「自分が好きなことって何だろう。」ということを真剣に向き合って考えたことがありませんでした。

しかし、今を生きる子どもたちにとって、「自分の好きを考える」ということは、とても大切。

なぜか。

「『好き』が自分の人生に直結する時代になった」からです。

しかし、ここで単純に「好きなものは何か。」と考えてはいけないと思うのです。

例えば、「ゲームが好き。」というお子さんは多いでしょう。

もちろん、「YouTuber」に続き、「プロゲーマーになりたい!」という子どもさんは、びっくりするくらい増えました。

しかし、その「プロゲーマー志望」の子どもたちは、「本当にゲームが好き」なのでしょうか。

もしも、好きだとしたら、「ゲームのどんなところが好き」なのでしょうか。

「急にどうした?」と言われそうですが、「自分の好き」を考えようと言われたときに、「まぁ、勉強よりもスポーツよりもゲームしている時間が楽しいかな。」という単純な考え。

もっと言うと、「しいて言えば思考」で判断していないかどうかということです。

これは、リアルに「プロゲーマー」を目指そうと決めてもきっと長続きしないんじゃないかと思うのです。

ここで大切なのは、もっと分解して考える方法。

「ゲームの何が好きなのか。」

というところまで突き詰めて考えていくことが大切なのです。

もしかすると、

「創造したものが少しずつ造られていく過程が好き。」
「仲間と1つの目標を達成するために協力することが好き。」
「次々と現れる問題を解いていくことが好き。」

などなど、「ゲームが好き。」というざっくりな「好き」をもう一歩踏み込んで考えると、「もっと具体的な『好き』」が見つかるのです。

そして、その「具体的な『好き』」が見えていないのに、「ゲーム好き」という単純な理由で「プロゲーマー」を目指しても、きっと「思ってたんと違う」という結果に辿り着いてしまうのです。

▶自分では気づきにくい「好き」。

めちゃくちゃ細かい内容を書いてきましたが、意外と重要なのです。

なぜかというと、「あなたの好きは何?」と聞かれた子どもたちは、きっと、

「ゲーム」「サッカー」「歌うこと」などなど、大きな「好きグループ」の視点で考えがちです。

そして、「本当に『好きなこと』」は、本人は意外と気づきにくいものかもしれません。

そうです。客観的に見ている、親御さんや先生方の方が、子どもさんの「好き」とか「得意」に気づけるのです。

例えば、どんな教科でも素晴らしい成績を残す子どもさんがいました。

本人は、「好きな勉強は歴史」と言っていました。確かに、「調べ学習」をすると、誰よりも深くマニアックな情報をもってきます。

ある日、算数の授業で予定していた内容が早めに終わったので、おまけの問題を出しました。かなり手強いクイズのような問題です。

次々とギブアップする中、その子どもさんはチャイムがなった後も解き続けています。様々な可能性を考えては当てはめ、だめだと分かると、スタートからやり直し。

とうとう、「さようなら。」をしてみんなが帰っていったのですが、「あとちょっとで解けそう。」と言って、「さようなら」から25分後、見事に解くことができたのです!!

僕にとっては、子どもさんの大きな可能性が見えた出来事でした。

しかし、その子どもさん自身は、これだけの「粘り強さ」があることを実感していなかったのです。

「ただ、答えが知りたかったから解きたかっただけ。」

と、僕から称賛されること自体不思議な様子。

きっと、自分の「好き」というのはこんなもんじゃないかと思うのです。

▶まとめ。

本記事では、「それって本当に好きなことですか。」という内容をまとめました。

もちろん、「ちょっと違うな。」で舵を切り、本当に「好き」に行きつくまでチャレンジを繰り返すことも良いでしょう。

しかし、周囲の人の協力で見つかるのであれば、その方が良い場合もありますよね。

だからこそ、「好きなこと」をざっくりと判断するのではなく、もう一段階踏み込んで「本当に好きなこと。」を考える時間が非常に大切だと思うのです。

そこで、活躍するのは親御さんや先生などの第3者なのです。ぜひとも、子どもさんの良さをフィードバックしてあげてください。

そのフィードバックが、天職への道かもしれないのですから!!


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✅「好きなことで生きていく。」ことの難しさ。
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