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【子育て】子どもの「強み」のを見つける3つの視点とは。

自分の「強み」は分からない癖に、子どもの「強み」を見つける力には結構自身のあるJUNです!

これも、「内向的」である人のなせる業。僕が「内向的」だからって、都合よい解釈をしているのではなく、「内向的な人が、人付き合いが割と得意。」ということは意外な事実なのです。
#気持ちの変化に敏感だからね

本日は、そんな話題。

親御さんとの面談で話をしていると、「同じ子どもの話題を話していても、全く違うところを見ているんだなぁ。」と感じることが多々あります。

もちろん、「血を分けた我が子」か、「どこの馬の骨とも分からない一教員か。」という立場の違いがありますから、子どもに対する思い入れも違うのは当然でしょう。

しかし、過去記事にも書いたように「子どもに対する重めの思い」が、「できていないこと指摘」につながってしまうことがあるのです。

そんなバイアスに囚われていると、「うちの子の長所が分からないんです。」なんて大問題に陥る危険性さえあり得ます。

そこで、「子どもの強みを判断するための見方」をご紹介しますので、ぜひとも、偏った見方から脱出して、新たな視点でじっくりと観察してみてくださいね!!

▶我が子の「強み」を見つける3つの視点。

小学校の高学年ともなると、「あなたの得意なことは何?」「良いところは?」「将来の夢は?」という質問に対して前向きに応えられる子どもさんはあまり多いとは言えません。

むしろ、指名されないよう下を向く子どもたちの方が多いのではないかと感じます。「残念」と思われる方もいらっしゃるかと思いますが、考えてみればそれも当然の反応で、「自分の得意なこと。」ということは、「自分が一番分からない。」場合が多いのです。
#もれなく僕もそうでした

そんな若者が多いからこそ、親御さんや教師といった子どもの普段の様子を「観察」できる大人が、客観的に「教えてあげる。」必要があるのです。

しかし、「そんなこと突然言われても。」と困ってしまうかもしれません。大丈夫ですよ。そんな方々のために、子どもの「得意」を見つけるのに役立つ「3つの視点」をご紹介します。
#ストレングス・スイッチ

これから紹介する3つの視点に沿って、子どもさんの「毎日の行動」「よくある発言」に注目することで、もしかしたら、子どもさんの「得意」を見つけることができるかもしれません。

ざっくりと紹介しますので、詳しく知りたい方は、ぜひともサークル内の記事を読んでくださいね!

▶【子どもの「強み」を見つける視点①】~その活動が「得意」か~

 子どもさんを継続してじっくりと「観察」することから始めましょう。その中で判断してほしいことは、

「同じ年齢の子どもたちと比べ、その活動をうまくこなせるか。」

という視点です。

やはり、その子の「強み」ですから、それなりに「上手くできる。」という事実が必要になってきます。

しかし、ここで難しいのが、

「見えやすいスキルと、見えにくいスキルがある。」

ということ。

もう少し詳しく言うと、

「運動のように明らかに『スキル』がものを言う『強み』があれば、メンタル的な『目に見えないスキル』もあるよ。」

ということです。

ぜひとも、「目に見える分かりやすいスキル」だけでなく、「内面に潜んでいて見え隠れする『強み』。」にも注目してあげてくださいね。

▶【子どもの「強み」を見つける視点②】~その活動に「熱意」があるか~

 「上手にできる。」ことを見つけたら次に判断してほしいことは、

「その活動に従事しているとき『いきいき』としているか。」

ということです。

「同年代の友達よりも上手くできる。」というのは、確かに目に見えやすい「強み候補」なのですが、その「上手くできるスキル」が「練習量」によるものかもしれないという可能性は捨てきれません。

どういうことかと言うと、技術の吸収が早い子どもですから、心の中では「やりたくないなぁ。」と思っていたとしても、「正しくレッスンをして、それなりの時間をかければ、簡単に周囲の子ども以上のスキルを獲得することができる。」可能性があるのです。

だからこそ、単純に「上手くできるから強みだ。」と判断するのではなく、「その活動に対して子どもさん自身が『熱意』をもって取り組んでいるか。」を見極めることがかなり大切になってくるのです!

▶【子どもの強みを見つける視点③】~その活動を「頻繁」に行うか~

 最後の視点は、「頻度」の話。

やはり、「熱意」をもって取り組んでいるのですから、「空いた時間があったらその活動に取り組みたい。」と思うのは当然の流れ。

そのような姿を見逃すことなく「観察」してください。

ここで、問題となるのは、

「うちの子は、朝から晩までひたすらテレビゲームをやっているんですが、テレビゲームが強みでいいのでしょうか。」

という、「テレビゲーム問題」。

メルボルン大学教授のリー・ウォーターズさんによると、

「その活動(ゲーム)を終えた後のエネルギーレベルのチェックで判断できる。」

 と主張されています。

あくまでも1つの視点ですが、「ゲームを終えた後に疲れを感じていたり不機嫌」であれば、それは「得意」というよりは、「単なる暇つぶし」の領域から出ていない確率が高そうです。

▶まとめ。

本記事では、「子どもの『強み』を見つける3つの視点!」という内容をまとめました。

どうやら、「強み」とか「好き」というのは、誰かに「与えられた」り、「短期的」なものとは違うようです。

究極は、「自分が好きでやっている。」「周囲の意見とか関係ない。」という境地に達し、「とにかく突き詰めて続けている。」が「強み」なのでしょう。

そして、その「強み」が「誰かの役に立っている。」とか「誰かに価値を認められる。」という状況に巡り合った時、「好きなことで生きていく!」という土台に初めて乗ることができるのです。

ぜひとも、客観的な大人の意見で、「強み」を見つける手助けをしてあげてくださいね!!


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