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こんな時代だからこそ、子どもたちには「自分」のオリジナル評価軸をもってほしいという話。

これまでの人生で、「俺って勉強ができる!」と一度も思ったことのないJUNです。

教師となった今でも、ある意味、堂々と「勉強ができない。」と主張しています。
#それはそれで

本日は、そんな話題。

新しい子どもたちと出会う4月。

自己紹介なるものをしてもらうのですが、たまに聞かれるのは、

「私って勉強ができないんです!」

という紹介。

「いや、そんなことないよ!」

と、瞬時に否定するのですが、どうやら「その子」にとっては、「勉強ができない」という評価が染みついている模様。

そんな子どもたちの姿を見ていて、「もしかしたら、これって学校のせいなんじゃ。」と思いつつあるのです。

「学校」という存在が、「勉強ができない」という価値観に結びつく流をポップにまとめていきますので、ぜひとも、読んでいただきたい。

そして、「勉強ができない!」と主張するお子さんに出会ったら、「そんなことないよ!」と瞬時に言い放ってあげてくださいね。

▼「学校」という狭い「評価軸」。

子どもさんに「学校って何をするとこ?」と聞いたことありますか?

試しに聞いてみてほしいのですが、きっと、

「勉強するところ!」

という答えは、なかなか多いのではないでしょうか。

この「評価」は、もちろん子どもさん自身が決めた場合もあるでしょうが、もしかすると、「学校へ行って、勉強頑張ってね!」とかなんとか大人に声をかけれられるうちに、出来上がっていった「大人発信の評価」かもしれません。

そして、本日の本題となる「勉強ができない」という「評価」ですが、これも、つくられたものの可能性が高い。

しかし、この記事では原因を特定するのではなく、そうなってしまう1つの要因をご紹介したい。

その1つというのが、

「特定の知能がもてはやされる環境である」

ということ。

そう、「学校」というのは、「人間」がもつ「知能」のうち、特定のものが強めに取り上げられるという”そもそも問題”があるのです。

もしも、「テストの点数が高い」という軸で考えているのであれば、きっと、

「言語的知能」

を用いて活躍したといえるでしょう。

しかし、「知能」の中には、「身体運動的知能」という軸もあるのです。

その「身体運動的知能」が高い子どもは、「運動ができる」という「評価」はされても、「頭がいい」とは、言われませんよね。

同じ「知能」というグループの中に存在するのに何だか不思議ですよね。

そう、繰り返しとなりますが、

「特定の知能を取り上げているからこそ、『頭がいい』という評価は特定の能力に限られる。」

ということを忘れてはいけません。

だからこそ、「テストの点数がわるい=頭がわるい」という判断は、大間違いなのです。

そして、大切なのは、

「数ある『知能』の中で、自分が優れている『知能』を見つけ、その『知能』をベースとして人生をデザインしていく。」

ということ。

ぜひとも、「テストの点数が・・・。」と悩んでいたら、「自分に合った方法で輝けばいいんだよ!」とアドバイスをしてあげてくださいね!

▼まとめ。

本記事では、「あえて狭いルールの中で自分を判断するのは止めよう!」という内容をまとめました。

付け加えておきますが、「どうやら自分は勉強に合ってないみたいなんで、やめます。」という極端な判断をそそのかしている訳ではありません。

あくまでも、「自分に合った方法を見つけよう!」ということ。

では、「他にはどんな『知能』があるのよ!」ということですが、この続きに書き留めておきますので、ぜひとも読んでみてくださいね。



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いきなりの余談ですが、「知能」というのは、100年以上にわたり研究されてきました。

その結果、「国語に必要な能力でよい成績をおさめた人は、別の国語のテストでも点数が高くなる傾向がある。」ということが確かめられました。

もっと、言葉を付け加えると、

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