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ライターとして仕事を受注するコツ4つ【どうすれば採用されやすい?なぜ落ちる?】

「ライターとして仕事をしたいのに、決まらないのはどうして?」

ライターを志す方の多くは、案件を獲得するために自分からクライアントさんに応募するケースがほとんどかなと思います。

でも、自信を持って送ったはずなのに、結果はなぜか不採用。「不合格ばかりで決まらない」「なぜトライアルに落ちるのかがわからない」という方も多いのでは? 

今回は、ライター初心者さんに向けて「なぜトライアルで落とされるのか?」「どうすれば採用されるのか?」について、私の経験上からお伝えします。一意見として、参考にしていただければ幸いです。

そもそもトライアルで落ちる理由は?

まずは、ライターさんが仕事に応募した際に「なぜ不採用になったのか?」について、いくつか考えられる理由を挙げてみます。私的には、大きく4つの理由があるかなと思っています(少し厳しい表現がありますが、気づきを増やしていただきたく、どうかご容赦くださいませ)。

【ライター不採用の例】
①クライアント側が興味を持たなかった
(クライアントが求めるライター像と、ライターさん本人の経歴や得意分野がマッチしなかった)
②応募要件を満たしていなかった(経験者限定なのに、未経験だった)
③トライアル記事のレギュレーションが守られていなかった(品質に問題があった、テーマと異なる内容だった、納期遅れ 等)
④コミュニケーションに不安要素があった(メールやチャットの内容がネガティブ 等)

私も実際に、クライアント側としてライターさんのトライアルをやったことがあります。採用合否を決めるポイントとして、

「ライターさんにこの案件を任せられるか?」

「求める水準の記事を作れるか? ライティング能力があるか?」

「納期やレギュレーションをしっかりと守れるか?」

「やる気があって、良い記事を書いてくれそうか?」

みたいなところをチェックします。判断材料は、ライターさんのプロフィール画面、トライアル記事、ポートフォリオ(過去の実績、なければサンプル記事や個人ブログ)です。

ライティング能力については、ご自身でも勉強していただく必要があるかなと思うのですが、いくつかの要素は今すぐにでも改善できると思います! 仕事を受注しやすくするための対策として、4つのコツを紹介しますね。

【対策1】プロフィールをしっかり埋める

プロフィール、ぜひしっかり書きましょう! クライアントさんは、あなたのことをもっと知りたいですから!

「いやいや、恥ずかしいよ~」「自己紹介って考えるのが面倒くさい」と思う方も多いかもしれません。個人情報をオープンにすることにも、抵抗がある方も当然いらっしゃると思います。

でも、私は自己紹介を書くことを強く勧めます。なぜならプロフィールは、自己アピールになるから。本名でなくとも、ペンネームでもいいんです。

皆さんも、ライターの仕事に限らず、なんらかの仕事をやりたいと思ったときには履歴書を書きますよね? 履歴書を使って、初対面の面接官に「私はこういう人です、こういうことをやってきました」とアピールすると思います。ライターの場合も、履歴書に相当するものがあると、クライアントさんにより自分のことが伝わります。

例として、自己紹介の項目を書き出してみますね。noteの自己紹介にも、クラウドソーシングを使っている方にもおすすめです◎

【例】
・簡単な自己紹介(はじめまして。〇〇です。ライターの仕事に興味があって登録しました)
・経歴(学歴や職歴。社名を出せない場合は、△△系の事務職などでも◎)
・実績(もしあれば。実績があると、自己アピールには強いです)
・趣味や好きなこと(趣味がなければ、これからやってみたいことでも可)
・使えるツールや機材(Gmail、Slack、チャットワーク 等)
・稼働時間(週○本執筆可です。土日に作業しています等)
・連絡先(メールアドレスやTwitterアカウント名)
・ひとことメッセージ(仕事への意気込み)

このほかにも、持っている資格や勉強中のジャンルを入れたり、「こんな記事を書いてみたい」と希望を入れておくことも良い方法です。他のライターさんのプロフィールを見て、参考にしてみることもおすすめですよ。

【対策2】実績がなければ、ブログやサンプル記事を作る

ライターの仕事をこれからはじめたい方や、まだまだ実績はこれからだ、という方の悩みといえば「ポートフォリオがない」ことかなと思います。私も駆け出しだった頃は、実績ゼロの状態でした。

実績がなければ、実績にかわるものを作りましょう!

ブログでも、noteでも、自分でテーマを決めて作ったサンプル記事でもOKです!

このときに大事なポイントは、自分で作るブログやサンプル記事は、「自分がこれから仕事で書きたいと思っているジャンル」であること。

たとえば、美容系の記事が書きたいなら美容ブロググルメ系ならば食べ歩きブログなど。ジャンルを1つに絞らずに、複数扱うこともOKです!(個人的に、ライターのポートフォリオとして使うならば、日常のつぶやきや愚痴ブログみたいな方向性はちょっと違うかなと思っています)

「ポートフォリオにはブログを作ろう」という方法は、正しいけれど、やり方がある、という感じです。単に作ればいいわけじゃないので、仕事と関係性を持たせることを意識していただくと、より良いかなと思います。

【対策3】トライアル記事のレギュレーションを守る

案件にもよりますが、応募時にトライアル記事(テスト記事)を提出することがあります。この場合、合否にはトライアル記事の内容も関わってきます。ただ、ライターさんとしては不採用になったとしても「記事のどこが悪かったのか?」って、よくわかりませんよね。

トライアル記事を書くうえで、最初に押さえておきたい大事なポイントは、「レギュレーション(作業マニュアル)を守ること」です。当たり前すぎるかもしれませんが、もう少し具体的に挙げてみますね。

【レギュレーションのチェックポイント】
・テーマに沿った記事が書けているか?
(テーマを無視していないか?)
・誤字脱字はないか?
・おかしい日本語を使っていないか?
・指定された文字数を守っているか?
・指定された見出しの数、小見出しの数を守っているか?
・必要な写真は入っているか? 等

どうでしょうか? こうしたことを気にして、書いているでしょうか。特に指定がなければ、細かいルールを気にせずに記事を作っていただいても大丈夫だと思います。でも、何らかのレギュレーションが与えられている場合、それは「ライターがちゃんと決まり事を理解して、実行してくれるか?」を見られています。

ライター側のやるべきこととしては、「クライアント側が求める要件を、しっかりと理解する」。これはどんな案件でも、最初に突破しなければいけないハードルです。そのうえで、面白い記事や役に立つ記事、読み手の心をつかむ記事を作っていきます。

私も、初めての案件のときにはレギュレーションをじっくりと読みます。そのときのコツはこんな感じです!

【レギュレーションを守るためにやること】
①レギュレーションを、時間をかけて読む(量が多ければ、紙に印刷する)
②わからない部分があった場合は、クライアントに質問する
③執筆前に、文字数や入れ込むキーワードをすべてWordに書き出しておく
④トライアル記事提出前に、必ず1回は見直しをする

普段の生活のなかでも、取扱説明書とかマニュアルを見るのって、とても面倒くさいですよね(汗)。私もゲームをやるときは「チュートリアルやりながら覚える!」って、何も見ずにいきなりプレイする派です。でも、仕事では「レギュレーションを落とすとマズい」とわかっているので、時間をかけてしっかりと読みます。

【対策4】メッセージやプロフィールで自分を下げない

最後は、どなたでもすぐに実践できることです。それは、メッセージやプロフィールで「謙遜しすぎない」こと。これは真面目で丁寧な方が、よくやりがちかなと思っています。

以下に、直したほうがいい応募メッセージの例を出してみます。どこを直したほうがいいと思いますか? また、あなたならどうやって直しますか?

【応募メッセージ例】
今回ライターの仕事に興味があり、応募いたしました。まだまだライター初心者で、納期にも少し心配がありますが、やってみたいと思っています。宜しくお願いいたします。

一見、丁寧でよさそうにも見えますよね! でも、1箇所だけ直すともっと良くなります。2文目の「まだまだライター初心者で、納期にも少し心配がありますが、」です。

確かに本人はそう思っているのかもしれませんが、受け取る側によっては、やや自信がなさげに見えてしまいます。言い方をちょっと変えるだけで、ポジティブな印象を出せます。

【直したあとのメッセージ】
今回ライターの仕事に興味があり、応募いたしました。今はライター初心者で、在宅で勉強中です。これから納期をしっかり守って、記事を書いていきたいと思っています。宜しくお願いいたします。

例として、もとの文脈を残して言い換えてみました(これ以外の書き換えもOKですよ◎)。

メッセージの内容は、丁寧で相手が不快にならなければよいので、自分のことを悪く言ったり、極端に下げたりする必要はありません。「今はできませんが……」「忙しいので本数は限られますが……」みたいな下げワードはナシ。自分をアピールする言葉を使っていきましょう!

【おわりに】仕事には縁もある、決まらなかったらまた次へ応募してみよう!


今回は、ライターならではの仕事のとり方として、「なぜトライアルで落ちるのか?」「どうすれば採用されやすくなるのか?」について紹介しました。実際には、クライアント側の事情(運営方針やビジョン、募集人数など)もありますので、ここで挙げたことが全てではありません。あくまでも一例として、知っておいていただくと参考になるかと思います。

私自身も、最初のころは「タイトルに誤字があるからダメ」と言われて不採用になったり、「文章が硬すぎる」と指摘されたりもしました(悔しかったので、今でもよーく覚えています笑)。なかなか仕事が決まらないと、「やっぱり私って、ライターに向いていないのかな?」と落ち込んだり、不安になってしまうこともあると思います。その気持ちは、すごくよくわかります。

もし今回読んでいただいた中に、何か実践できそうなことがあれば、ぜひやってみてください。私もこうやって、自分にとっての武器を1つずつ増やしていきました。あとは、どんどん応募すること! ライターの仕事は「条件に合う・合わない」で決まる部分もあるので、応募件数を増やしていくことも、自分のやりたい仕事と巡り合う方法です。

長くなりましたが、最後までお読みいただきありがとうございました◎

noteを読んでくださり有難うございます!創ることを通して、今を生きる人の力になるコンテンツを届けることが私の喜びです。