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旅のつれづれ。

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住んでいる町以外を訪れた時のお話を、プチ旅・長旅問わず写真多めで綴ります。 欧州在住のため、海外の写真が多いです。 雰囲気、人々、当時の様子などを自分の視点でひとり言っぽく。
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#ヨーロッパ

【Boppard/ボッパルト4】教区教会 

【Boppard/ボッパルト4】教区教会 

教区教会(Pfarrkirche)というのは、各地域にあるキリスト教の活動拠点で、
宗教活動に限らず地域の活動にもいろいろ貢献しているという感じの、
宗教色薄く言ってみるなら 半官半民 に少しは近い感覚なんだろうか。
教区の単位は、市政の単位と似てそうだもんな。

で、この町にもあるわけです、教区教会。
上記説明のとおり、町(村)広場といった場所にそびえ立っておりました。

真ん中(祭壇へ通ずる通

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【Boppard/ボッパルト3】町(村?)巡り

【Boppard/ボッパルト3】町(村?)巡り

そこかしこにブドウのつるが伸びている。
食べられるのはどれくらいあるんだろう?
もちろんインテリアとしてもステキだけれど。

ドイツの古い家は、木組みが外に張りだしてあり、
白と茶のコントラストと共に、とにかく美しい。
目立つ柱には装飾。なんなら白壁に絵やレタリング文字が描かれている場合も。

そしてお店のウィンドウには、味のあるオブジェ。
精密さや繊細さにこだわらず、さり気なさやそっけなさ、

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【Boppard/ボッパルト2】隠れた名所、「蛇行するライン川」に向かう。

【Boppard/ボッパルト2】隠れた名所、「蛇行するライン川」に向かう。

急に曇ってきた。
グレーな雲は、人のことなどお構いなしに行ったり来たり。

そして着きました、リフト乗り場。

ご老人夫婦が前に。二人乗りなんだコレ。
一人で乗るとバランス悪くてグラグラ揺れてコワい。
急な誘いかけにも関わらず快諾してくれた同行者がいてくれて、
ホント良かったと思う私。(←ビビり)

さて、わたしらの番がやってきた。
ここで突然同行者がポツリ、「…私、揺れるのダメなんです…」
…な

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【Boppard/ボッパルト1】川と山のワイン村

【Boppard/ボッパルト1】川と山のワイン村

さて、ここからボッパルト編。
前回のコブレンツとこのボッパルトは、1時間に1本の電車で15分。
バスでも移動化。
ホテルをここで取っていたので、要塞から下界を見下ろした後(言い方)、
夕方にコブレンツから移動してきました。
モーゼル川もそうだけど、ライン川の岸に沿ってブドウ畑がたくさんある、白ワインの産地。

近くの建物の壁。ワインボトルの黒板なのに、書いてあるのは料理名(笑)

ホテルにあった、

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【Koblenz/コブレンツ5】聖母教会へ。 

【Koblenz/コブレンツ5】聖母教会へ。 

ヨーロッパを巡っては見学したくなる、教会。
特に何の信仰があるわけでなくとも、
様々な建物の形式、天井の模様、ステンドグラス、像、絵、祭壇、オルガン、などなど、
ただただひと目見るだけでも、一つの大きな芸術、それに絡む政治、宗教、社会の歴史、が垣間見え(勉強苦手なので深くは追究しませんがw)、
それが一つの町に複数あるだけでも感慨深いのだ。

十字架、ではない形での磔刑。
この奥のステンドグラスが

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【Koblenz/コブレンツ4】市庁舎広場と市教会

【Koblenz/コブレンツ4】市庁舎広場と市教会

さて、教会巡りです。
特にキリスト教徒ではないが
(特別な仏教徒でもなければ何かのアンチでもなく)、
それでもヨーロッパの教会は、
見るだけで圧倒されたり感慨深いものが多く、
歴史も文化も民族の根底の何がしかも、
いろいろ含まれている気がして、
あとは(特にカトリック系の)荘厳で華美な造りに
ただただ感動する、というところもあり。

見つければ入ってみたくなるのだ。
(本来ビジターお断りな場所も多

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【Koblenz/コブレンツ3】この町散歩。

【Koblenz/コブレンツ3】この町散歩。

ここから町歩き編。(ただの町プラです)

アンティーク?な車の納車に出くわす。
シートベルトがない時代の、所謂ヴィンテージ・カーというもの。

左のディーラーのお兄さんのサイズ感からもわかるように、これ、すっごい小さいんです。
シートベルトもないし、川沿いやリゾート地をお散歩走りとか、そういう目的なんだろうな。
老後のお楽しみ?素敵過ぎる…

ヨーロッパは古くからろうそく文化でもあるし、
眼の色が

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【Koblenz/コブレンツ2】エレクトラパレスとライン川散歩

【Koblenz/コブレンツ2】エレクトラパレスとライン川散歩

コブレンツには、「エレクトラルパレス」と呼ばれる宮殿がある。
建物の中に入らずとも、敷地内を散歩したり、
併設の遊具場で遊んだりもできる。
ザクセンの最後の大司教であり、トリーア大司教のクレメンス ヴェンセスラウスの邸宅、だそう。その後プロイセン皇太子が公邸を置いたり、
現在は政府のオフィス各種があるらしい。

というわけで建物内には入りませんが、
裏側のお庭からライン川へ出てみることに。

川沿

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【Koblenz /コブレンツ1】ライン川とモーゼル川の合流点へ。

【Koblenz /コブレンツ1】ライン川とモーゼル川の合流点へ。

ライン川沿いの小さな町。
いや、小さいといえども「町」としては中規模?
(←「村」じゃない)
川も山もある町って、いいね。

ハイキングに最近ハマっているという、
以前住んでいた町のお友達が、
Boppard(ボッパルト)という町に突然誘ってくれ、急だしハイキングには正直興味ないが、たまたま空いていたし彼女に会うのも数年ぶりだったので、誘いに乗ってみた。
…まさかその後急遽いろいろ調べて数日後のホ

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