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Perhaps I like to live as if I were living, rather than traveling.

おひさしぶりです。セブからお送りしています。

2023年はじめての投稿です。2023年は始まって早々いろんなことがありました。お話聞いてくれたり、助けてくれた方もたくさんいます、ありがとう。でもたぶん、消化しきれていなくて、落ち着いたら、ありのままを残そうかな、なんて思っています。ただ、まだ、現実を認めたくなくて逃げている自分がいる、というのも事実です。弱いなあ…
そんなこんなですが、無事に語学留学にこれたので、ひとまず12日間暮らしてみて思っていることを、綴っていこうと思います。今回は、日記です。

夢は叶えるものではなく、始めていくもの

いつか行きたい、いつかやりたいが嫌いなので、わたしは未来をみながらとにかく目の前の今できる「やりたい」をコツコツ始めています。そして、

・海外で暮らしたい
・語学留学がしたい
・ジンベイザメと泳ぎたい
という夢をさらっと。

学校の前
セブの街並み
オスロブのジンベエザメ(動画だともっとかっこいい)

といっても、実際はさらっとではないです。(笑)現実的な話をすると、2か月半の語学留学は、安いといわれているセブでもそれなりに費用がかかります。学費&寮費55万円、航空券10万円、教材・ビザ・電気代その他10万円、その他旅行・交際費3~10万円…ふつうに暮らしても80万円くらい。がっつり楽しんだら100万円超えるだろうな、という感じ。100万円をためるって、簡単ではないですよね。


たびとくらし

ここに来て思うことは、ほんとうにわたしは旅行が好きなのだろうかと不思議な気持ちになっているということ、
いままでは、兎にも角にも旅行がすき、毎月国内旅行。会話、美味しいたべもの、美しい景色…これらを求めてたびをしつづけていた。大学病院勤務時代は、とにかくつぎの旅行の妄想をして日々を生きる…ただ、いま、じぶんのいちばんのわくわくがどこにあるのか少しだけ迷子になっている。

セブに来てから、観光地にあんまりときめいていない自分に気がついて、あんなに海がすきで、ダイビングライセンスもあって、LOGBOOKも持ってきたのに‥!あとやりたいことが、現地のこどもたちの楽器演奏を見に行く、教会、ボホール島くらい。むしろだれかセブのおすすめ教えてくれませんか?(笑)
なんだろう、まるで暮らしているかのように過ごしたい、そしてその土地の素敵なものをすきなひとたちと共有したい、、、それがいちばんしあわせ。朝食後に食堂のお兄さんに「ありがとう!美味しかったよ!また明日!」というと「明日?お昼と夜は来ないの?」と言われて笑ったり。先生と恋愛の話をしていて、「お金持ちでやさしくない男性と貧乏だけど優しい男性どっちがいい?」って聞かれて、「お金持ちで優しい男性探す!」って言ったら、「きっとおじいちちゃんだね」なんて言われて笑ったり。そんな何気ない会話が英語でできるようになった(依然として出川イングリッシュ)ことがおもしろくて、日常が愛おしくて仕方ない。
もちろん海や素敵な景色にわくわくするんだけれど、前より「行きたい!」が溢れてこないというか、、、4年前?ハワイに行った時なんてやりたいに溢れていて毎日4時起きして夜中まで騒いでしてたけれど、いまは絶対できない!!!(笑)ただ歳を重ねただけとも言えるけど、うーんなんか感覚が違うんだよね。お部屋でお昼寝しているだけでしあわせだったりする。

人がだいすきなんだけれど、だれかとずっと一緒!というのは難しくて、自由も必要不可欠な要素だから、いつも困る。そういう意味では、シェアハウスやルームメイトみたいな、同じ空間にいるけど干渉しすぎない感じがとっても心地良かったりする。「暮らすように旅をする」をテーマにしていきたいのかもな、、、(できればその街の人に泊めてもらってその街の家庭料理を食べながら過ごしたい、家族みたいになって、無言も心地よいけど、話し続けるのもできちゃう、みたいな)

自分のこころの変化や自由さ、計画性のなさ?一貫性のなさ?にびっくりしている今日です。が、常に自分の心と向き合って、素直に行動できている自分にほっとしたり、自分のこころの変化を見逃さずに生きていける自分をすきだなと思ったりもする。うん、好きだ。


未来をみて生きるということ

・英語を話せるようになってフォルケホイスコーレに行きたい
・世界中の人たちと会話をたのしみながら世界一周したい
こんな夢のためにセブで6:40〜20:35まで授業を受けているけれど、本当に話せるようになりたいのか、すら曖昧になっていたりもする。
北欧の文化や教育に関しては、いまはあんまり心が揺れず、ヨーロッパに行きたいという思いだけが募っている。ゆったりとした時間やウェルビーイング、リトリートにぐっと心が奪われていたものの、なんか違うかななんて思ったりもして。(たび重なるキャンセルとウェイティングリストで運命ではないのかもと思っているというのもある)東南アジアの生き難さや、不足ゆえの心が満たされた感じ、サバイバル感を味わうと、「あぁわたしって、基本は忙しく生きながら自分を癒すように自然に身を置くのが好きなんだな。そのバランスが崩れていたから北欧に惹かれていたのかも。」って新たな気づきを得られたりして。ただ、きっとわたしみたいな人もたくさんいるって思うと、学んでおいて、提供側になりたい気もしたり。難しい。

そして、ただひたすらに勉強するのは苦手で、(昔はわりと得意だった)授業をせずについつい先生とお話しちゃったりもして。これって習得した先のしあわせがあんまりわかってないのかな、なんて。
選択肢を狭めたくない、無限の可能性を持っていたいというのはずっと変わらなくて、英語は絶対に必要とわかっている、Never give up! I will do my bset! という毎日の日記の締めくくりが本音であることもまちがいない。

セブの文化や、その土地の言語、おもしろい言葉を知るのは本当にわくわくするし、
相手のことをもっと知りたいと心から思って、がんばって会話をして知り合っていくこと…時間を忘れてしまうくらいにたのしい。ここに来てから、喜怒哀楽の感情を表情・ことば、全身でぜんぶ表現して、自分らしい。そしてなによりWhyに溢れた毎日が心地よい。日本だとこんなに、なぜ?なぜ?って聞きまくること、ないよね。日本だとエジソンSAKIと呼ばれるけれど、こっちだとふつう。あらゆる場面でマイノリティを感じてきたのに、セブの人と話しているとマジョリティだったりする。

ここから先の未来はどうなっていくのだろうか、と楽しみでいっぱい
その反面、わたしはなにかを探している気がして、それは一体なんなのだろうか、答えは見つかるのだろうか、と不安とも恐怖とも別のなんとも言えない気持ちにもなっている。

今日も明日も、こころの動くままに、からだも動かしていきたいなとおもう、日曜日はどこかにひとりでお出かけしたい気持ちだな…あとで調べようっと。

今日、ルームメイトとすでにお別れ。何歳になっても、お別れって寂しくて苦手。またいつの日か出会えますように。
そして、ちょうど2ヶ月後あたりには帰国なんだなあ、その時わたしは、どんな景色を見て、なにをおもっているんだろうか。

また、どこかで、つづきを。


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