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季節はずれのスミレ日誌③
平成5 年に刊行された「岩手のスミレ」ではアイヌタチツボスミレは掲載から外されていますが、その後県内各地で報告が相次いでいます。
発見が遅れた原因は主産地である北海道の開花時期が遅いことらしいです。岩手県とは約2 か月近くちがいます。
アイヌタチツボスミレの特徴は:側弁に毛があること、距は基本白色で後ろに縦方向に溝があること等。花色も変化に富んでいます。
どうもこの撮影地では交雑種らしきものが
種差海岸の花々観察記①
6月16日に種差海岸に行ってきました。
目的はエゾヒナノウスツボ、ハマウツボ、ヒメキンポウゲ等々。
まずはアオノイワレンゲの生育状況を確認。大き目の葉があったので今年も10月中旬頃に花が咲くことでしょう。
下の写真 上段左からアオノイワレンゲ葉、フナバラソウ、ホソバツメクサかな?、下段左からアカネムグラ、ウミミドリ(花が残っててくれた)、エゾフウロ
中須賀海岸付近に移動して
お目当てのヒメキンポ
季節はずれのスミレ日誌②
タカネスミレ( プロフィール写真のスミレの顔が7 つ並んだ画像の一番左)
岩手県では秋田駒ケ岳と岩手山が生育地として知られています。秋田駒ケ岳ではタカネスミレとキバナノコマノツメというよく似た黄色の花のスミレが混在する場所があります。その主な見分け方を解説します。
タカネスミレは花は縦長でなく柱頭( 雌しべ) の先は逆さT 字形で葉は光沢があり、厚い。
キバナノコマノツメの花は唇弁が長い個体が多
季節はずれのスミレ日誌①
先日秋田駒ケ岳( 国見口~大焼砂まで) に登ってきました。
イワカガミ( 白も)、ゴゼンタチバナ、ウラジロヨウラク、イチヨウラン( 終わりかけ)、ムラサキヤシオ、オオバキスミレ、ミヤマスミレ( フイリも)、ツクバネソウ、ミツバオウレン、ツバネオモト、ノウゴウイチゴ、イワテハタザオ等々。
今回の目的はタカネスミレ
植物写真家いがりまさしさん曰く「日本一のタカネスミレの群落」とした大焼砂はミヤマ