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季節はずれのスミレ日誌④

今回はシハイスミレを紹介します。
前回のアイヌタチツボスミレ同様に「岩手のスミレ」には掲載がありません。
発刊以降に発見されたものと思われ、私は2014年からほぼ毎年観察に出かけています。
花期:4月中旬頃 
特徴:花は小さく、地面にへばりついて咲いている感じで、葉はマキノスミレのように立ち上がることはほとんどない。花色はピンクで2018年に白花を発見しました。
花はきれいなピンク色(A)、距と萼(B)、葉は淡い緑色(C)、葉裏は濃い紫色(D)

2018年シハイスミレの白花発見
この年の4月18日、恒例の沿岸部詣ででシハイスミレの白花らしき蕾を見つけました。いつも観察する場所より足をのばして、すこし遠くまで散策すると、

4月21日、かろうじて開花(E)。葉(F) はピンク色のシハイスミレと少し違いうす緑色に見えます。葉裏(G)はほとんど紫色を帯びません。

4月25日(H)、4月26日(I)と開花しました。

次に県中央部にシハイスミレとマキノスミレの中間型があるので下に載せておきます。
花色は赤みが強く、葉は幅広でマキノスミレほど立たないので、違和感を感じます。

最後にシハイスミレ等の生育地は希少種保護の観点から、場所の特定にあたる地名の表現は避けたいと思います。ご理解ください。

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