ゴリゴリのプロダクトデザイナーがフルリモート勤務になりまして。
はじめまして、Hameeのプロダクトデザイナーで新卒9年目のシロタと申します!
プロダクトデザイナーとして女性向けスマホグッズブランドの立ち上げと商品企画・開発、デザインを行っています!
現在は自社ブランド「salisty」のプロジェクトメンバーとして、日々ブランドの成長を目指しています。
そんなゴリゴリのプロダクトデザイナーの私ですが、
Hameeのフルリモート社員・第1号として、広島で半年ちょっと勤務をしています。
引っ越し前は出社して働くことが多かった自分が、なぜフルリモートで働くことになったのか、半年間どう働いたか、感想や今後のフルリモートについての考えをお伝えしたいと思います。
新制度でフルリモートが可能になった!
私が関東から広島に引っ越すことになったのは、去年の夏に転勤族の夫と結婚をしたことがきっかけでした。
当時のHameeは、まだフルリモート不可の状況だったので退職を決意。
引き継ぎを進めつつ、8年間もお世話になったHameeでの社会人生活を思いながら、少しばかりおセンチ気分になっていたのを覚えています。
「フルリモートで続けられたらいいのにね!」と優しい言葉を掛けてくれる人たちもいました。
確かに、Hameeでのリモートワーク自体は既に確立された状況があったので場所が変わっても問題ないのでは……?でも、そんなすぐには難しいですよね〜と考えながら、大人しく退職準備を進めていました。
そんなある日、
「会社辞めるの?Hameeとしても今後の働き方を模索していきたくて、試験的にフルリモートやってみない?」
と図ったようなタイミングで人事のボスから連絡が!
タイミングが良すぎてさすがに脱帽。
「ぜひ!」と二つ返事でお願いしました。
こうして私のフルリモート勤務が決まったわけですが、それを可能にした新制度『いざ!小田原』が凄いんです。制度の内容は以下の通り。
『いざ!小田原』とは?
正社員の新幹線・特急電車・飛行機・船・高速バスでの通勤を可能とする制度
【条件】
上記交通機関の利用により、通勤時間が短縮される
【上限】
以下のいずれか低い方の金額を、1か月の通勤代上限額とする
※普通電車や路線バスでの通勤代を含む
①普通電車・路線バス使用時の1か月間の定期合計金額
②50,000円
【背景・目的】
オフィスから近距離に居住する社員同様に、遠方居住の社員についても、オフィスでの繋がりを大切にするため。
特急利用を可能とすることで、リモートワークがメインの社員についても、気軽にオフィスに向かえるよう制定。
リアルでのコミュニケーションでしか成しえない、アイデア出し等の創造的な時間を創出することで、イノベーションや事業成長、ミッション実現を加速していく。
※詳細は一部割愛して記載しています。
内容もさることながら、背景・目的がアツい。
私の場合、広島から小田原へ新幹線で通勤すると、
片道:17,830円
往復:33,380円 となり、
上限50,000円内に入ります。
なので、月に1度の出社ができるということになります。
フルリモートで働く上でこの月1出社が、もの凄く大事だなと思ったので、後程触れさせていただきます。
遠隔地で働くこと
▲広島といえば!厳島神社(改装中)
さて、『いざ!小田原』制度の誕生により、晴れて遠隔地での勤務となった
プロダクトデザイナーの広島フルリモート生活!(黄●伝説風)
とある1日の仕事の流れ
9:30 在宅勤務開始
10:00 部署朝礼(zoomで顔を合わせながら行います)
10:30
〜 ミーティングや商品仕様書の作成
12:30
〜 お昼休憩(お家ランチ、買い物、散歩、お昼寝のどれかをしている)
13:30
〜 商品サンプルの確認やメーカーとの打ち合わせ
18:30 退勤
……普通に働けちゃっています!
変化を感じることと言えば、その日の天候が小田原と違うことをチャットの流れで感じるくらいです。(遠いんだなと切なげに思う瞬間)
距離があると会社のことが色々と見えづらくなることも事実です。
チャットで流れてくる重要事項、オンライン会議での戦略共有。
どれも内容は充分に理解できるものですが、目に見えない熱量や一体感を肌で感じて働くというのは思っていた以上に重要なことでした。
そこで『いざ!小田原』の真価を感じたわけです。
私は基本的に月1出社になりますが、この制度のお陰で上記の問題を程よく解消できているのかなと思います。
そして広島に知り合いが居ない自分にとって、出社は人と交流できる良い気分転換の場にもなっています。
会社に行って人と話せばその人の調子もわかるし、一体感を感じることができる。
これが普段遠くにいても孤立感を感じずに働ける秘訣のように思います。
部署メンバーに感謝
冒頭で書いた「引っ越し前は出社して働くことが多かった」私ですが、
Hameeのプロダクトデザイナーは特に、サンプルなど物に触れている時間が多いんじゃないかなと思います。
商品デザインだけではなく世に出るまでの一連の流れに携わるため、サンプルの仕様確認やパッケージの試作などを頻繁に行なっているからです。
私自身、「サンプル品などを実際に触る業務が多いこと」がフルリモートを行う上での一番のネックでした。
ですが今遠隔地に居ながら、それらの業務をほぼオンタイムで行えています。それは他でもない、本社で支えてくれている部署メンバーのお陰です。
▲優しい部署メン
サンプルが届いた瞬間に「お家に送りますか?」と確認してくれたり、確認を急ぐものがあればテレビ通話でディテールを見せながら気になる部分を教えてくれたり……
Hameeでは商品ごとに担当者が異なるのですが、みんな自分の案件を回しながらとてもよく協力してくれています。めっちゃいい人たちなんですよね。
私はまだみんなにレモスコ※を送ることでしか感謝を表せていません……
▲レモスコ
※私が広島で出会った最高のスパイス。唐揚げのドーピング剤として活躍するレモン味のタバスコ。広島に来たら絶対に買ってください。
今後は、遠隔地にいるからこそ、何か業務に役立てられることを見つけていけたらなと思っています。
まとめ
「Hameeではモノを扱うプロダクトデザイナーでもフルリモートで働ける」
ということが半年間で実感でき、自信にも繋がりました。
Hameeでは、フルリモートの社員が少しずつ増えています。
私のように何か都合があったり、愛着を持った土地や自分らしく居られる場所で働けるという選択が今後も広がっていくといいなと思っています。
あとこれは理想の話として、今はまだリモートワークは原則自宅で行うルールになっていますが、コロナが落ち着いた後……
・お気に入りのカフェ
・自然に囲まれた宿
・足湯をしながら
など、たまには働くスペースを気分で変えることが出来ればよりクリエイティビティが発揮できそうだなとか考えています。
(いわゆるワ―ケーション。課題は色々ありますけどね!)
社会情勢はまだまだ不安の最中にありますが、Hameeの新時代への適応力と働きやすさと自由度は確実に高まっているので、一社員として明るい未来にワクワクしています。