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ライブバンドGLAYが、ライブをお休みしなければならなかった日。

5月18日は、GLAYが1998年に「GLAY Tour '98 pure soul」北海道厚生年金会館で行ったライブ中にHISASHIさんが骨折した日です!(これにより5会場が延期に。無事に5月30日大阪厚生年金会館より復帰を果たす)

はじまりのうたこです。
今回は「ライブバンドGLAYが、ライブをお休みしなければならなかった日」についてお話します。昨日の記事へのアクセスありがとうございます!

【ライブをお休みしなければならなかった日】

めったにないことだ。GLAYは今年2月6日まで行った前回のツアー「GLAY ARENA TOUR 2021-2022 "FREEDOM ONLY"」ファイナルで、メジャーデビューして「998回目」の公演だったそう(2022年2月現在)メジャーデビュー前やイベントなどの出演を含めるとその数は計り知れない。

ライブバンドであるGLAYが、ライブをお休みしなければならなかった日。このご時世でドーム公演が中止になった話は以前の記事でまとめた。ほか過去3回、実はTERUさん以外のメンバー3人が体調不良等の理由でライブを欠席したり延期になったことがある。そのうちの1つが1998年の今日5月18日の出来事が原因だ。

【HISASHIさん骨折】

「GLAY Tour '98 pure soul」5月18日、北海道厚生年金会館2日目のアンコールでHISASHIさん骨折。当時の様子記事がGLAY公式HPに残っていた。

延期になった会場 ()内は振替公演日
5月20日 函館市民会館 (6月11日)
5月22日 仙台サンプラザホール (9月14日)
5月23日 仙台サンプラザホール (9月15日)
5月25日 岩手県民会館 (8月13日)
5月26日 秋田県民会館 (9月1日)

https://www.glay.co.jp/news/list/4/54/?page=2

日程や会場名を見ただけでも、当時のファンやメンバーの心境を察する。GLAYの故郷の函館やデビュー記念日、TAKUROさんの誕生日が含まれていたとは。

(PATi PATi レビュー)
【本編の最後の曲では、ステージ前の花道に走り出たTAKUROが、客席に手を差し延べ、最前列の客にタッチし、HISASHIは、ギブソンのフライングVをオモチャの機関銃で擦りつけるかのように弾きまくってみせた。TERUが、花道に出て、客席に自分の顔を突き出して触らせるというあわやという場面が出現したのがアンコールのときだった。
そして、その瞬間が来た。
D.I.E.が、フロントを走り回って、JIROが、ペットボトルを客席に蹴り込んで、その後の瞬間だった。上手の花道に走っていったHISASHIの姿が消えた。TAKUROは、「お客さんの中に吸い込まれ るように消えた」と言った。そのまましばらく彼は上がってこなかった。ステージに困惑の表情が見えた。何が起きたのだろうという戸惑い。客席も、最前列と二階以外では何も見えなかったはずだ。何か起きたというざわめきが伝わってゆく。演奏はやまない。TOSHIのドラミングは一段と気迫がこもり、全員を引っ張っていく。警備員に抱えられてぐったりとしたHISASHIの姿が花道に消えた。
TERUの「HISASHI!」コールが始まる。「HISASHI!HISASHI!」という声に会場の手拍子が加わる。彼がいないまま、ドラム・ソロに突入する。一度、袖に消えたTERUが姿を見せ「彼は大丈夫だ」というように両手を拳げて見せた。ライトが暗転し、闇の中に一瞬HISASHIかと思わせるブルージーなギター・ソロが流れた。ドラムにブルーのスポットが当たり、TOSHIはライトの入ったスティックを叩きつけるようにリズムを刻んでいる。不安を振り払うような演奏。TOSHIは、客席に「イエーイ!」という声をスティックで煽り、D.I.E.が下手の一段高い位置に置かれたドラのところにまわり渾身の力で横殴りに叩いてみせる。TERUは、「HISASHIは不死身だ、心配するんじゃねえ」と叫んでエンディングに向かった。大詰めのリフレインを何度も繰り返したあと、彼は「心配すんじゃねえ!」と二度叫んだ。HISASHIは、姿を見せないまま終わった。「そうとう楽しかったんだと思うよ。今日のライブがいかによかったかを証明してるよね」その夜、食事の席でJIROはそう言った。】

https://www.glay.co.jp/news/list/4/54/?page=2

まるで小説のようだが、ノンフィクションである。大人気だったGLAYの驚きのニュースは当時「めざましテレビ」など朝の情報番組でも大きく報道されたそう。

(PATi PATi レビュー)
【函館の中止が決まったのは、19日の午後2時だった。僕らが札幌のホテルを出たときにはまだ決まっていなかった。ホテルでは、TERUのbay-FMのレギュラー番組の録音が始まるところだった。あの番組が、事故後最初のコメントになったのだろう。TERUは、どんな話をしたのだろうか。(中略)
右足の骨折。HISASHIは、最後まで「ライブをやる」と言い続けていたそうだ。羽田に燈いた僕らを、「仙台他東北4公演の延期」という知らせが待っていた。】

https://www.glay.co.jp/news/list/4/54/?page=2

悔しい思いが伝わってくる。ラジオで本人の声を聴くことができて安心したのではないだろうか。こういうときにラジオは、アーティストや芸人等がテレビでは語らない様々な一面を知ることができるのが嬉しい。

<追記>
無事にHISASHIさんが復帰した記事はこちら。


【他のメンバーがライブを休んだ日】

冒頭でメンバーの体調等により延期などが過去3回あると話した。

他には、JIROが2017年のホールツアー「GLAY HIGHCOMMUNICATIONS TOUR 2017 -Never Ending Supernova-」4月25日の金沢公演を欠席
(俗にいう「“紙”対応」ライブからの、同じチケットで入場可・後日の神対応の振替公演)

そして2022年1月「GLAY ARENA TOUR 2021-2022 "FREEDOM ONLY"」期間中にTAKUROに起こったことは記憶に新しい(振替会場がない等の様々な理由で中止に)このお話は長くなるのでまた改めて。

<追記>
後日の記事で詳しく書きました。


【何度ライブに参加しても、また行きたい】

GLAYはファンを大切にするバンドだ。だからファンに逢えるライブも大切にしていると思う。

昔はチケット発売日に電話回線がパンクという話も有名だが、今も同じでファンクラブに入っていても抽選チケットがとれないことがある。
最近はメンバーのラジオを聴いていても「新規のファン」からのメッセージが増えているように思う(中には10代も)

筆者も世の中がこうなる以前は各地に遠征をしていた。同じセットリストでも聴く土地や日によって違う発見があるのも理由の1つだ。

今は配信ライブもある。GLAYのライブを生で観たことがないあなたも、昔は好きだったあなたも、世の中が落ち着いてきたら令和のGLAYのライブを楽曲をライブで体感してほしい。きっと「何度も行きたくなる」理由がわかるだろう。

GLAYがデビューしてから28年間で1000回目になる予定(5月18日現在)のファンクラブ25周年を記念したツアー「GLAY LIVE TOUR 2022 ~We♡Happy Swing~ Vol.3 Presented by HAPPY SWING 25th Anniv.」がこの夏に大阪から始まる。
まだ以前のようにはいかないが、GLAYの日に幕張でライブは期待しかない。

今回の1曲は、JIROさん作詞作曲の「lifetime」をライブバージョンで。
2017年7月12日発売のアルバム「SUMMERDELICS」収録(下記動画の1分41秒からサビ部分が。

※タイミング合わせた動画のため急に音が出るのでご注意を)
是非、歌詞に注目して聴いてほしい。この曲は、JIROさんがファンに会えない(ファンがGLAYに会えない)日常について「次に会える日」までお互いの幸せを願った曲に思える。

ここまで読んでくださってありがとうございます。
それでは、またここであいましょう!

第20話【ライブバンドGLAYが、ライブをお休みしなければならなかった日。】

<おまけの追記>
noteを始めて1か月で振り返りました。

noteを始めて2か月の私とnoteの軌跡。





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