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エホバやってるウチの母だけが○○だった

こんにちは。
いつもお読みくださり
ありがとうございます。


これから書くのは、
その昔 40年くらい前の
何の変哲もないフツーの日常のエピソードですが、当時の私にとっては あまりにも衝撃的な出来事でした。。。


◇◇◇◇◇


私が8歳だった頃のある日。

私の家族は揃って、ヤッコ叔母おばさん (母の妹→五女) 一家が住む都内S区へ久しぶりに遊びに行くことになった。

私の従妹いとこになる長女のミカちゃん(4歳) とは、一緒によく遊んでいるのでもちろん顔なじみだが、次女のマルちゃん (1歳) とは初めての対面。なので私は 興味津々、とても楽しみでワクワクしている。


「こんにちはー」

『ハ〜イ! 入って入って〜!』

いつもの 優しい笑顔のヤッコおばさんが
玄関に迎えに来る。
そして、
『マルちゃんね、今お昼寝してるのよ~』

と言うので、私は忍び足で部屋に入ってみると、オムツをしたマルちゃんは小さな敷布団に仰向けになってスヤスヤと寝ていた。

私はその横に座り、ちっちゃーい と思いながら顔を近づけて眺めていると、突然マルちゃんの目がパチリと開き、私と目が合った。
おっとビックリ。何か気配を感じて起こしちゃったかな?……

するとマルちゃんは、
泣く事なくゆっくり起き上がり、少し離れた所にいるヤッコおばさんのもとに駆け寄る。
そして正座するおばさんの太ももにちょこんと座り、だれ?と言っているような目でじっと私を見てる。

まぁそうですよね…
初対面ですから。。

ヤッコおばさんは、
そんなマルちゃんをギュッと抱き寄せ、

『マルちゃん起きたの〜w ビックリしちゃったよね〜、ハギちゃん (私) だよ~ ハ・ギ・ちゃ・ん!』

と笑顔で優しく声をかけ、ヤッコおばさんは自分の体を前後に揺らしてマルちゃんをあやしている。

その時私は、そんなヤッコおばさんの言動に、雷に打たれたかのような衝撃を受けた……




「私は自分のお母さんに、ヤッコおばさんのような優しい声かけや 抱き寄せてもらった事、一度も無い」

「私、ヤッコおばさんの子どもになりたい」

「…でも 私はこのお母さんから生まれたんだから、ヤッコおばさんの子どもにはなれない」

当時そう思い、その時の光景は今でも脳裏に焼き付いて、すごく鮮明に覚えている。


[※ 呼び名はすべて仮名です]


◇◇◇◇◇


・・・という 昔ばなしを、

この間、何年かぶりに集まった母方のいとこ達5人でランチした時に話したのですが、それを聞いたマルちゃん (現在40代) は、口に手を当てて もの凄く驚いていました。。
[ マルちゃん驚かせてごめんね(笑) ]


開放的な雰囲気のお店。日替わりランチをいただきました♡ [ 撮影:はぎなかん兵衛 ]




私たち5人は、そんな昔ばなしに花を咲かせていると、流れで私の母の話題になり・・・


私の親戚一同は、
私の両親が長年「 エホバの証人 」であることは既に知っている。
そして今も変わらず信者であることを改めて伝えたのですが、ふ〜んって感じの薄いリアクション…(汗)

ただ、私からはこれまで宗教の事について一切話す事は無かったので、この機会にと思い、両親にエホバの証人としての生き方を強要された宗教2世で、過去の辛く苦しい胸中を打ち明けた。

いとこ達は、私から初めて聞くその経験にすごく驚いていたが 真剣に話を聞いてくれてとても嬉しかった。
と同時に、そんな会話をする中で 言葉の端々はしばしから いとこ達は皆、両親から愛情いっぱいに注がれて育てられていた様子が垣間かいま見えた。


なんで私の母だけが宗教にすがり、
しかもそこでは良い事を学んでいるはず・・なのに毒親となり、機能不全家族になったのか。なんだか複雑な気持ちにもなった。


私は物心ついた頃から、サンドバッグの役目。両親はいつも怒りの矛先ほこさきを私に向け、頭を強くひっぱたき、またこぶしが飛ぶ。
そして、過干渉・支配型の毒親。

そして私が10歳の時に、家に来た女性の布教活動により エホバの証人の信者となった母 (のちに父) の毒親の威力は勢いを増し、それは私が強行突破でこの組織から離れる29歳まで続いた。

……と、言いたいところですがここでは終わらない。


例えば
今から7年ほど前、
私はある病を患い、全身麻酔による手術が決まった事を母に伝えると、

「そしたら輸血出来ない事を、前もって担当の先生に言っておかないとッ!」

と言い、そう医師に伝えるよう私を促す。


はぁ? 
( ←私の 心の声 )

その時は「そうだね」って言っておきましたよ。でないと、またいつものように発狂するからね。



あのォ〜・・・

私… もう、エホバの証人の信者でも
なんでもないんですけど?

万が一、医療ミスで急きょ輸血が必要になった場合、病院に付き添いで来た母の意思で
輸血拒否して 私が命を落としたら、

将来 私・・・





(⁠≧⁠▽⁠≦⁠)笑笑笑!





・・・・・

未だに…
いったい母は、私をどうしたいのでしょう。

「娘の輸血を拒否して、エホバに忠誠を尽くされた (母)姉妹に励まされるワ~♡」
とか言われて、
同じ会衆の信者から称賛されたいのでしょうか。

【 ※エホバの証人としての模範的、
世間体第一がモットーの母です 】


 


狂ってるよね。



……今だったら、
もう以前のように「母が怖い」という感情は全く無いので はっきり NO!って言えるんですけどね…

ようやく アラフィフにして、人生初の
第一次反抗期かな。





どこかで聞いたことあるフレーズ♪(笑)






最後までお読みいただき
いつもありがとうございます。





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