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mikaruma
変わった名前でも、中身はまとも
週末は、過去の読書ブログからの転記が多くなってしまいますが、お付き合いのほどよろしくお願いいたします。
2006年12月25日に投稿したブログより。
インパクトのある作者名と、インパクトのあるタイトル。
こういう本に別にカバーもせずに、電車の中でも堂々と読めるようになっちゃいました。まぁ、歳ですか・・・。
でもやっぱタイトルって大切だよなぁ。インパクトあり過ぎて、気になるからってオレみたいに手を出すのもいれば、ちょっときつめだなと感じて中身を確認せずに手を出すのを控えるのもいるでしょう。
で、これはやはり手を出して正解。タイトルさえ落ち着いていれば、極々まともな恋愛小説です。年上のお姉さんと年下の男の子の話。
最近は女性によって描かれる若い男の子の小説に結構はまりがち。
芥川賞候補になったということもあってか、娯楽性もありつつ、やはりブンガク寄りなのか。特にオチをつけずに、ただ淡々と流して終わらせるっていうのは芥川賞の特徴なのだろうか。オチをつけずに静かな中身であれば、それが純文学なのか。イマイチ境目が分かりません。
やっぱエンターテイメントを望む読者としては、オチのない小説は、ただただ静かに感じてしまいます。
でもまあ、たまにはこういう静かなのがよかったりもするんだけど。
解説もいいですねー。全くと言っていいほど中身には触れずに、しかも作者のことをほとんど知らなさそうなまま、感想のみを書いて読ませる。解説はこうでなくっちゃ。さすが奥田さんです。
今日も読んでくださいまして、ありがとうございます。
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