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足るを知る その2

"世界でもっとも貧しい大統領"として知られるウルグアイの元大統領、ホセ・ムヒカ氏が、2012年の地球サミットで行った名演説があります。

以下一部抜粋となります。

私たちは発展するために生まれてきているわけではありません。幸せになるためにこの地球へやってきたのです。

人生は短いし、すぐ目の前を過ぎてしまいます。命よりも高価なものは存在しません。ハイパー消費が世界を壊しているにも関わらず、高価な商品やライフスタイルのために人生を放り出しているのです。消費が世界のモーターとなっている世界では、私たちは消費をひたすら早く、多くしなくてはなりません。(中略)

「貧乏な人とは、少ししか物を持っていない人ではなく、無限の欲があり、いくらあっても満足しない人のことだ」。

発展が幸福の対向にあってはいけないのです。発展というものは、人類の本当の幸福を目指さなければならないのです。愛、人間関係、子供へのケア、友達を持つこと、そして必要最低限のものを持つこと。幸福が私たちにとってもっとも大切な「もの」だからなのです。

革命活動をしていく中でも清貧を常としてた氏らしい言葉だと思いますが、日本においても戦後の境遇から同じような考え方を述べ続けてこられた立派な方がいらっしゃいます。

「おっしゃん」の愛称で親しまれてきた藤本幸邦老師。

終戦直後の戦災孤児を育てる中で、「自分の足元を見よ」「自分の行いを見よ」ということを子供にも分かるようにと考えて、有名な「はきものをそろえる」という詩を詠まれました。

はきものをそろえると心もそろう
心がそろうとはきものもそろう
ぬぐときにそろえておくとはくときに心がみだれない
だれかがみだしておいたら
だまってそろえておいてあげよう
そうすればきっと世界中の人の心もそろうでしょう

当社とも縁があって、現在環境整備の実践研修で指導をしてくださっている顧問の師匠でもありました。

また、私が入社した際に上長でいらした有名な経営コンサルタントの小宮一慶さんも、この顧問から紹介を受けて師事をされていました。

環境は心のあらわれ。

自分の心構えや行いは、すべて自分の周囲に見える形であらわれています。

事あるごとに足元を見つつ、謙虚にサービスに向き合っていきたいです。

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