プランを考える時は庭の余白を残してみる
こんにちは。ガーデンプランナーのhacoです。以前、「庭のある暮らしペットのいる暮らし」について書きました。
後半のほうで「庭の余白を残す」という風に書きました。今日はその事をもう少し深堀してみようかな。と思います。
因みにこちらの記事です。
たくさんの方に読んでいただけたみたいで😆
ありがとうございました。
庭って何ですか?の問いに対して
私は、「庭ってなんですか?」と聞かれたら「庭は生き物です」と答えています。
生きているという事は、『変化し続ける』ものということ。
そこには、虫もくるし、病気が発生することもあり、もちろん鳥もやって来たりもするでしょう。
庭は自然界の縮図であり、四季が移ろいます。
庭への憧れ
晴れた日の休日に、庭のテラスでハーブティーを飲む。と言う風景に憧れる方もいらっしゃると思います。
他にも、子供たちをお庭で遊ばせたい。
庭で採れた野菜でお料理をしたい。
その一場面のために、やらなくてはならないこと、解決したい問題もあるのです。
こう書くと、一気にやる気が失せるわよ。っておっしゃる方もいらっしゃるかな。
しかしやはりその一方で、庭がもたらしてくれる、豊かな暮らしは存在するし、自宅の庭だからできることも、たくさんあるのも事実です。
10年後どんな暮らし方をしているか
想像してみてください。
10年後、どんな暮らしをしていると思いますか?
私は、今の家で暮らして3回目の冬を迎えます。
実は、家の図面は自分で描きました。
その時に考えたのは、10年後〜30年後の自分の暮らし、どう生きたいか。について。
かなり真剣に考えてたどり着いた家のプランでした。
一回目の冬は、荷物もグリーンも少なかった。笑
片付けなきゃ。。笑笑
キッチンでお料理しながら、テレビ観たり。
clubhouseで、自宅で話してる時はだいたい、キッチンに立っているか、このカウンターでパソコン開いています。
さてさて、私の10年後は、息子は巣立ち、多分、部屋が一部屋空きます。
もしかしたらまた、思い立ってペットを飼っているかもしれません。
いやいや、もしかしたら車椅子生活をしているかもしれません。
そう考えていくうちに…
•家の導線はとにかくシンプルに。
•身の回りの事を簡潔に済ませられるように。
敷居は無し。廊下は無し。トイレの扉も無し。
玄関の土間である程度のお客様を済ませる。
大きな窓も無し。構造はシンプルに。
冬の寒さより夏の暑さ対策を。
ゴミ箱も、家には2個だけ…
必要、不必要をジャッジしてかなり簡単な作りの小さな家を造りました。
住んでみて、ちょっと残念なところもあるといえばあるのですが、概ね満足しています。
暮らし方価値観は変わる
暮らし方や価値観は、家族の成長や自分自身の老いによって変化していくものだと思います。
住宅をリフォームされる方も、部屋の用途が変わった、家族構成が変わったから。と言う理由を挙げられる方もいらっしゃいます。
さて、庭はどうでしょう。
庭も同じです。
•老いて草取りが大変になった。
•孫たちが遊びに来るので安全に遊ばせたい。
•親の介護のため庭からリビングへの車椅子でのアクセスが必要。
•定年退職して野菜を作ってみたくなった。…などなど
他にも、庭もライフスタイルに合わせて変化していくのです。
庭の余白を残すとは
庭の余白を残すという意味は、
今現在の暮らしだけに目を向けず、
未来の可能性を考えておきましょうね。
と言うことです。
ウッドデッキは、絶対に要らない!
花を植えるスペースはいらない!
ペットも飼わない!
庭の場合には、家よりももっとゆるく、今現時点で全てを決めつける必要は全然無くて、さまざまな可能性を見据えて計画を立てる事が可能なのです。
小さなお子様がいらっしゃるお宅に造った砂場は、10年後には花壇にできるようにプランを作ることが出来ます。
逆に、老後に家庭菜園をしたいからと、働き盛りの今、やりもしない菜園を造っておく必要はなくて、ただそれを見据えて現状の暮らしにあったプランニングもできます。
まとめ
なんだか、取り止めのない話になりましたが、『未来は変えられる!』って言うじゃないですか。
自分の意志でも変えられるし、思いもよらぬ(想像もしていなかった)変化もあるでしょう。
その事を柔軟に受け入れるためにも、あまり頑なにならず軽やかに楽しんでいくための余白。
庭が今、未完成でも、不完全でも、余白と思えば、楽しくなりますよ。
とにかく、バチッと最初で決めなくても、お庭は大丈夫よ。って事です。
その為にちゃんとプロもいますから、ご安心を。
と言う訳で、今日はここまで!
今日も最後まで読んでくださりありがとうございました。
よろしければサポートをお願いします!創作活動の資金にしたいと思います!!