あらかわさよ | 教員の新しいキャリアを見つける

元公立中学校英語科教員, プロコーチ・Re-Career(株)代表取締役,「7つの習慣…

あらかわさよ | 教員の新しいキャリアを見つける

元公立中学校英語科教員, プロコーチ・Re-Career(株)代表取締役,「7つの習慣(R)実践会」認定ファシリテーター,教育団体 G-Ups 代表理事。教師以外のキャリアの選択肢を広げる講座主宰

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自己紹介

はじめまして。Re-Career(株)代表取締役 の新川紗世(あらかわさよ)と申します。元公立中学校英語科教員で、10年以上中学校で教鞭をとっていました。現在は、教員の新しいキャリアを見つける講座を主宰しています。 プロフィール・1985年生まれ ・Re-Career株式会社代表取締役 ・某外国語大学卒業(中高英語教員免許取得) ・GLCS (Global Language and Life Coach School) 認定上級・グローバルライフコーチ® ・教育団体G-Up

    • 競い合いが嫌いだ

      私は競争が嫌いだ。 子どもの頃から競い合いが嫌いだったから、勉強でも運動会でもちょっとした遊びやゲームも、優劣つけられることに抵抗があった。 勝ち負けが決まるような遊びは嫌いだった。 とはいえ、子どもの頃の遊びって、鬼ごっこだってドッジボールだって、勝ち負けがある。 本当はそれらを避けて通りたかったが、さすが全てを断ることができずに、嫌々参加することも多くあった。 走るのは不得意だった。だから、体育の授業は嫌いだった。体力テストや運動会、マラソン大会は死ぬほど嫌だっ

      • 大切な人との時間を確保できていますか? - 初任者の頃の後悔 -

        初任者の頃の私は、若くて、楽しいことを求めていて、ただただ必死に目の前の子どもと向き合い、自分の時間をどこまでも仕事に使っていた。 うまくいかないことも多かったけど、周りの先生に支えられながら、一生懸命に授業も生徒指導もやっていた。 どれだけ授業準備に時間をかけても、自分の授業には自信をもてない教師1年目。 それに加え、中2の担任。初任者の私よりも学校のことをよく知っている2年生、思春期で難しい時期の2年生。 ちゃんとしないとなめられるから、一生懸命に「センセイ」にな

        • 晴れの日…部活動顧問の家族が思うこと

          今週の土日は、天気もよく、最高によい秋晴れ。 我が家から見える富士山も最高にキレイ。 こんないいお天気の日に、中学校教員の夫は、本日は部活動の大会に出かけた。 日曜日が大会だと、土曜日も練習するから、この週末は土日両方とも不在。 せっかくの秋。心地のよいこの季節は、過ぎるのもあっという間だから、のんびり公園にでも一緒に行きたいな〜なんて思っていたけど、この週末はできなかった。 特に、夫は外部の顧問だから、部活動が天気に左右される。 何かを予定していても、前の週が雨

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          教員採用試験に不合格…むしろそれは幸運、そしてチャンス

          SNSで教員採用試験に合格しました! という投稿をよく見かける季節となりました。 合格した皆さん、おめでとうございます! 教師は人気ない、採用試験の倍率下がっている、などと言われる時代ですが、「試験」を突破し、正規教員として働けるのは、嬉しいことですね。 筆記試験に面接試験、模擬授業… 本当に本当にお疲れさまでした。 その一方で、教員採用試験に不合格だった、という投稿も目にします。 教員採用試験に限らず、試験に不合格って、なんだか自分が認められていない気がして辛

          教員採用試験に不合格…むしろそれは幸運、そしてチャンス

          「〜しなければならない」という言葉をどれくらい使っていますか?

          「掃除しなきゃいけない」 「ご飯を作らなきゃいけない」 「あれをしなきゃいけない」 「これを準備しなきゃいけない」 皆さんは1日の中で、「〜しなければならない」という言葉を、どれくらい言っているだろうか。 ちょっと1日、この言い方をどれくらいしているか意識して生活してみてほしい。 多くの人が無意識に多用していることと思うから、一度意識してみると、いかに自分がこういった言い方をしているかに気づけることと思う。 英語で言うと、have to ~ や must 私は1日の

          「〜しなければならない」という言葉をどれくらい使っていますか?

          失敗や恥を共有していく

          学校の生徒指導担当の夫が、先日だいぶ帰宅が遅かった。 話を聞くと、他クラスでいろいろあって、家庭訪問にいったり担任の先生といろいろ話したりしたようだ。 内容は伏せておくが、ざっくりいうと、 ・一人の生徒Aが、クラスメイトBに所有物を壊される ・Aが「壊されました」と担任に報告。ただ、他の先生には言わないで欲しいと担任にお願いする ・担任は他の先生に相談 ・いろいろな情報を聞くと、「壊された」といってきた生徒Aが元々はふざけたゲームをやっており、Bもそのゲームに参戦。Bが

          SNSを自由に使えない教員

          「教員ってSNS使えないの?」と思われそうなタイトルだけど、そうではない。笑 教員だって人間ですからね、SNSを楽しんでいる。 だけど、私の場合、10年以上勤めていた教員時代も、そして現在も、本名でやっているSNSは一つもない。 大学生のときに始めたFacebook。Facebook は基本的に本名でないといけないから、もちろん当時は本名でやっていた。 しかし、教員になりたての頃、生徒の数名から「お友だち申請」がきて、ゾッとした。ゾッとして即退会。 その生徒たちは悪

          人的資産=教員を蔑ろにする学校組織

          「7つの習慣」を学んでいると、「PとPCバランス」という言葉がでてくる。 Pとは、成果(Production)、そして、PCとは、成果を生み出す能力(Production  Capability)である。 「7つの習慣」の書籍では、これをわかりやすく説明するために、3つの資産(物的資産・金銭的資産・人的資産)のうち、物的資産として「芝刈り機」を例に出している。 私は「芝刈り機」は持っていないので、数ヶ月前に引っ越しした際に購入した「ルンバ」を例に出してみよう。 お掃除

          人的資産=教員を蔑ろにする学校組織

          子どもへのご褒美はあり?なし?

          先日、Twitter で、子どもたちにご褒美をあげることへの是非について意見が交わされていた。 家庭でももちろん「ご褒美」についての話はあると思うが、今回は学校内でのご褒美の話。 Twitter の中で話されいた意見は、要約するとこうだ。 「体育祭の後、子どもたちにご褒美でジュースを配ってあげないか?という提案があったけど、なんのご褒美か?必要あるのか?」 そういった内容だ。 私が最初にこれを目にしたとき、 「ご褒美にジュースはあり。むしろ何が問題なの?」と思った

          「成長」を願い、「変化」を楽しむ

          学校での子どもたちと接する教師もそう、家で子どもたちを育てる親もそう、部下に対していろいろなことを教える上司もそう、 誰もが、接する誰かの「成長」を願っているものだと思う。 自分が接することで成長していく姿を見られたら、それは嬉しいことだと思うけど、 自分との出会いをきっかけに、自分で考え自分で成長できたらもっと嬉しいことでもある。 とにかく、「成長」を楽しみ、よい方向に「変化」していく相手の姿を見らることは素晴らしいこと。 10年以上、教員として働いてきた私。特に

          「成長」を願い、「変化」を楽しむ

          教員でいながら海外研修に参加する方法

          英語科教員だった私は、もちろん英語力向上のために、という理由もあったが、単純に海外に行きたい欲望が高かった。 海外にいったときのあのワクワク感。現実なんだけど、非現実のような夢のようなひと時。 教員になってからも、夏休み中、部活動や研修がないときを狙って、夏季休暇5日間+土日を使って、1週間程度、いろいろなところへ遊びに行った。 友だちといった、イタリア、シンガポール、カンボジア、ラスベガス… 1週間、英語力向上のためにホームステイをしながら勉強し観光したイギリス一人

          教員でいながら海外研修に参加する方法

          定年まで務め上げることだけが立派なことなのか?

          教員として務めて2年目のとき、当時学年主任だった女性の先生が定年退職した。 初めての担任、初めての中3の担任としての受験指導、初めての修学旅行。 まったく頼りがいのない、ペーペーの初任者の私を、中2、中3の担任としてたくさん指導してくれ、もちあげてくれた学年主任だった。 厳しくも優しくあり、本当に尊敬していた。 同じ女性であり、教員生活の中で結婚・出産・育休、大きな病気をして長期入院を経験していた学年主任。 初任の頃の私は、本当に慣れない毎日で、多忙な毎日で、こんな

          定年まで務め上げることだけが立派なことなのか?

          遠回りだっていい -教員のミスマッチをなくすために-

          私は、Teachers' Talking Time というラジオ配信をしていますが、先日の収録では、あるゲストをお呼びして一緒に教育や学校について話せてもらいました。(こちらの配信は10/1予定。お楽しみに!) いろいろ話す中で一つ話題になったことの一つに、 「大学を卒業して、ストレートで教員になること」に価値があるのか? ということ。 公立中学校教諭になるための一つの門である、教員採用試験。 「試験」なので、それは一発合格した方が「すごい!」と思われるかもしれませ

          遠回りだっていい -教員のミスマッチをなくすために-

          先生たちが苦労する、コロナ禍での授業構想

          ちょうど昨日、教員時代の英語科の同期の子から、授業についての相談があるというメッセージをもらった。 その子とは定期的に連絡をとっているが、授業についての話をよくしているわけではない。だからこそ、今回メッセージをもらったということは、その子が本当に困っているんだろうなと思った。 そんな困っているときに、助けを求めてくれるのはとても嬉しかった。 私はすでに教員を辞めている立場であるけど、それでもなお、私を頼り助言を求めれくれるのは嬉しい。 特にその同期の子は、いつも一生懸

          先生たちが苦労する、コロナ禍での授業構想

          教員を辞める?辞めない?答えは自分の中に

          9月になりました。 やる仕事は多いといえども、学校の先生たちが少しでものんびりできる夏休み。 終わりが近づくにつれ、したくなくてもカウントダウンをしていた先生方お多いことでしょう。 私も教員時代、夏休みが始まった瞬間、なんとなく気づくとカウントダウンを始めており、8月後半になると、 「あ〜来週の今頃は学校で働いているな〜」 なんて、マイナスな感情に支配されていました。 今年は、8月末に始まる予定だった学校も、いくつかの地域ではコロナ状況により、夏休み延長になってい

          教員を辞める?辞めない?答えは自分の中に