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「〜しなければならない」という言葉をどれくらい使っていますか?

「掃除しなきゃいけない」
「ご飯を作らなきゃいけない」
「あれをしなきゃいけない」
「これを準備しなきゃいけない」

皆さんは1日の中で、「〜しなければならない」という言葉を、どれくらい言っているだろうか。

ちょっと1日、この言い方をどれくらいしているか意識して生活してみてほしい。

多くの人が無意識に多用していることと思うから、一度意識してみると、いかに自分がこういった言い方をしているかに気づけることと思う。

英語で言うと、have to ~ や must

私は1日の中で何度か英語を話す機会があるが、意識してみると、かなりの頻度でhave to ~ を使っていることに気がついた。

相手から、何か予定を聞かれても、

"I have to work." "I have to clean my room."など…

have to って言いやすいから、ついついたくさん出てしまう。

【7つの習慣】を学んでいると、第一の習慣に、「主体的である」という項目がある。

私たちの考える「主体的」とは、「率先して自らが行動すること」

教育的に言えば、「主体的に学ぶ」というのは目標になっているが、子どもたちが自ら学ぶ姿勢をもって学んでいく、という意味合いである。

しかし、【7つの習慣】では、それだけが意味をなしているのではなく、

人間として、自分の責任を引き受けることも意味する。

と書籍には書いてある。(完訳7つの習慣より)

自分の行動に責任を持ち、状況や条件付けにしない。

主体的な人は、自分の言葉にも責任をもつ。

主体的な言葉の反対は、「反応的な言葉」と7つの習慣では紹介されているが、私自身が教員時代によく使ってしまっていた「反応的な言葉」

・私は〜しなければならない
・なんで私がこれをやらないといけないの?
・私にはこれは無理
・◯◯さん、本当にイライラする

とにかくこういった発言は日常茶飯事。

これらを主体的な言葉に変えていくとどうなるか。

・私は〜しなければならない ➡︎ 私は〜しよう、私は〜のほうがよい
・なんで私がこれをやらないといけないの?➡︎ 私は〜適切な対応を選ぼう
・私にはこれは無理 ➡︎ 私は〜を選択する
・◯◯さん、本当にイライラする ➡︎ 私は気持ちを抑える

正直、教員を辞めた今でも、「私は〜をしなければならない」は、言ってしまうこともいまだにある。

「あ〜トイレ掃除しなきゃ」
「あ〜もうこんな時間だからご飯作らなきゃ」
「あ〜メール返さなきゃ」

でもこれを、主体的な言葉に変えてみたらどうだろう。

「トイレ掃除をしよう」
「こんな時間だからご飯を作ろう」
「メールを返そう」

たったの語尾を変えるだけで、随分を印象が違うではないだろうか。

すごく前向きな感じがする。

先日、7つの習慣の勉強会に参加している方で、海外在住の方がいた。

その方は私と同じように、"have to"をよく使ってしまうと言っていた。

そこで、7つの習慣の原書を読んでみた。

英語での説明の中に、反応的な言葉"must"と逆の主体的な言葉は何なのか。

日本語だと、上記で紹介したように、

・私は〜しなければならない ➡︎ 私は〜しよう、私は〜のほうがよい

であるが、英語だと

I must 〜 ➡︎ I prefer 〜

と書いてあった。

I prefer 〜 日本語にすると、〜することを好む

日本語を変えていくよりも、前向き度が高い気がする。

prefer を使うと、私は掃除するんだ!という言葉が、すごく主体的に聞こえる。

日常生活の中で、まずはこの主体的な言葉を使っていこうと思う。

最初は意識が必要。でも、意識しなくとも主体的な思考で、主体的な言葉が使える人格者を目指していく。




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