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「解かない問題集」を決め、「ペンを使わない」で勉強の効率を上げる。

こんにちは。第8弾です。今回は、前回告知したように「効率のよい勉強の進め方」をお話できればと思います。

~二兎を追う者は一兎をも得ず~
みなさんは「二兎を追う者は一兎をも得ず」という諺を知っていますか?私は、中高の勉強でこの言葉に多いに助けられました。簡単に言うと「欲張るな」ということです。欲張って、同時に二つのことをうまくやろうとすると、結局はどちらも失敗してしまうということです。
私は、中学2年生の頃まで、膨大なテスト範囲を消化するということは決してできていませんでした。なんなら一冊も完璧にはできず、しかし全部目を通さねばと焦り、とにかくパラパラと教科書に目を通す。そのまま自分のポテンシャルを信じてテストに挑む。そんなことをやってました。そこで、母に軽く言われたのです。「学生の頃、テスト勉強が全部終わった時なんて、私一度もなかったわよ。」私はその言葉を聞いて、「終わらなくて当然なんだ」と初めて知りました。
さあ、ここから私の思考が始まります。終わらないとわかっているものをどう消化して、一定の成果を出すか。そこで、まず
・授業でよく使う教科書と問題集
・授業であまり使わない教科書と問題集
この2つに教材を分類しました。二兎追うものは一兎をも得ず。全部できない可能性があるなら、欲張らずできるものだけやろう。そう考え、さらにはテストを作るのはあくまでも授業をやっている先生。人間が作る以上、自分が教えた問題を出したくなるのは当然ではないかと思ったのです。そこで、授業であまり使わない教材は、「絶対にやらない。」と決めたのです。しかし、まだやらなきゃいけない教科書と問題集の量が多く億劫に感じてしまった自分は、
・取り組む教材に1から優先順位を付ける
・絶対に一度できた問題は解かないよう気をつける
と考えます。そこで、問題集を解いていくうちに、できなかった問題にチェックをつけ、ひたすら答えをノートに書く。1周目が終わったら、2周目は必ずチェックが付いている問題だけを解き、同じようにできなかった問題にチェックをつけ、ひたすら答えをノートに書く。3周目も同じ、4周目も同じ。。。結果8周目くらいになるとチェックがつく問題がなくなっていきます。できなかった問題は、チェックをつけて、答えを読みながらノートに移せば良い。これをひたすらやったのです。1つの教材の全てのチェックを外し終わったら、2冊目に入ります。2冊目は、まずペンを持たずに、問題を見て、ざっと解法を頭に思い浮かべます。例えば、x + 2 = 5 なのであれば、頭に、2の符号をマイナスにして右に持ってきて、5-2をすれば良い。といったふうに。そして、どんなに短い問題でも解法が思いついた瞬間に答えの解説をみます。それであっていたらその問題は一生解きません。これを2冊目以降の1周目では行いました。
そうです。これが、私が思う最も効率がよい勉強法です。【完璧にする教材を厳選し、優先順位を付ける。そして一度できた問題は2度と解かない。書かずとも解き筋がわかる問題は演習不要】この鉄則を使い、勉強に取り組んでいました。この鉄則は、実はいろいろ応用ができ、もし親御さんが勉強を一緒にしてくれるのであれば、解き方を質問して、答えられたらチェックをつけない。そのようなやり方でもいいと思います。意外とペンを持たないで勉強することが勉強効率の鍵になったのです。

次回は、問題を解いている時、「わからない問題」に出会ったら、どうすればよいか。この内容でお届けします。


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