~良い戦略と悪い戦略~
この違いは何だと思われますか?
いかに血の通った仕組みをつくれるか。
ここに集約されるのではないでしょうか。
例えばデジタル・マーケティング。
今や集客の自動化を進める意味で主流の分野。
効率を追求する上では欠かせないのかもしれません。
心理学も駆使しながらシステム構築をしているけれど、なんか個人的にはあまり響かない…。
こちら側をワクワクさせるような自然さがないせいか!?
人を集める意図が透けてみえるのは自分だけだろうか。
あのカウントダウンタイマーの存在に圧力を感じませんか?
人は集めるのものではなく集まるもの。
集めるのは”ギラギラ”
集まるのは”キラキラ”
この違いは大きいと思います。
この観点が抜け落ちているように思うのですが…。
組織内部の戦略にしても同様。
単にルールで規制して枠組みの中に当てはめようとしている。
まるで小屋に家畜を追い込むように。
どんな立派な仕組みをつくってもなかなか機能しない理由がここにあるのではないか。
同じ目的に向かって行動するために守るべきものは何か。
この視点がない気がします。
ルールを遵守するのが目的ではないでしょう。
目的を果たすために手段としてルールが必要。
手段と目的をはき違えないようにしたいですね。
就業規則や人事評価制度がいい例でしょうか。
快適な職場環境を整えるために就業規則をつくる。
人の成長を促すために現在の立ち位置を確認する手段として人事評価制度がある。
想い、悦び、共感、協力など感性に訴える要素がないシステムはAI用?!
人と仕事を分断して見ているせいでしょう。
人を機能のみで判断する怖さと脆さが現れている証ですね。
だから、順序を逆にする。
戦略に人をはめ込むのではなく、人に戦略を落とし込む。
理念と戦略の連動が必要な理由がここにあります。
米国型戦略を取り入れるのも構わないですよ。
そのまま輸入するのではなく、活用できる部分に絞って考えるならば…。
しかし、日本型経営の場合、山田方谷、二宮尊徳、上杉鷹山らの経営学に本質を観ることができます。
最期までお読みいただき有難うございます! これからも【人としてのあり方とやり方としての戦略】に特化して情報発信していきます。 記事内容向上のためにも感想等をいただければ嬉しいです!