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最高のナンバー2になる方法 vol.6 緊急事態の時こそ姿勢が問われる

この冬一番の寒波の影響で各地で交通機関の乱れなどが発生していますね。大雪のために電車が立ち往生し、帰宅できなかった人も多かったとのニュースを見ました。

数年前にも大型台風直撃時に出社すべきか否かについて大きな議論があったように記憶しています。

経営側も決して状況を甘く考えて、通常通りの出勤を命じている訳ではないでしょうし、会社には日々やらないといけない仕事が山積みで、リモートワークに適さない業種であるのも現実でしょう。

とはいえ、社員からすればどうしてこんな時まで通常出勤なのかと感じるのも本音で、大袈裟ではなく、自分の命が軽んじられているような気分になると思います。

会社の体質にもよるかもしれませんが、忠誠心を試すために何が何でも出社を命じるような会社もごく一部に存在しますから、命懸けの出社です。

緊急事態は社員の生命に対する姿勢、会社との信頼関係が試される機会でもあります。

■緊急事態時の対応

悪天候や災害時などの対応判断は非常に難しいです。

せいぜい、社員に対して「大雪とのことなので十分気をつけて出社、移動をしてください。」とアナウンスするくらいができることでしょう。

ちなみに、こうした状況で社員を出社させ、万が一が起きてしまうと会社側は安全配慮義務違反に問われる可能性があります。

私も会社員時代は何度となくこの対応判断に悩んだことがあります。

やはり完全休止の判断は取れず、社長の許可を取って、時差出勤、早退、タクシー利用、ホテル宿泊などを認める措置を講じました。

仕事より命の方が大事に決まっていますが、決断するのは本当に悩ましいものです。

ただ、想定は大袈裟に考えておくべきです。結果、何も起きなかったとしてもあくまで結果論です。

■BCP(事業継続計画)

大雪に限らず、緊急事態が発生する状況は複数あり、そのための対応をBCPと呼びますが、ご存知の方も多いかと思います。

※以下、中小企業庁から引用しておきますので参考にしてみてください。

BCP(事業継続計画)とは、『企業が自然災害、大火災、テロ攻撃などの緊急事態に遭遇した場合において、事業資産の損害を最小限にとどめつつ、中核となる事業の継続あるいは早期復旧を可能とするために、平常時に行うべき活動や緊急時における事業継続のための方法、手段などを取り決めておく計画のこと』

経営側のポジションに立っているのであれば、BCPは必ず検討しておく必要があります。

事業活動だけでなく、もちろん社員の生命の危険を含めてです。安否確認、連絡網、備蓄などが代表的な備えです。その時になってはじめて検討するのでは対応できないことばかりです。

BCPの観点から自然災害以外での懸念材料としてはサーバー障害やウイルス対策が命綱です。

もし停電が起きたら、サーバーに何かの障害が発生したら、会社のPCがウイルス感染してしまったら、身近な懸念ですが確率が非常に高いものです。

日頃から万一に備えておきたいことばかりです。

緊急時の対応の仕方は経営側の姿勢が試される時です。

その姿を社員はよく見ています。

日頃、どんなに立派なことを言っていてもいざとなると頼りにならない、自分たちの安全を真剣に考えていないと思われたら、その後、統率はできません。

リスクマネジメントも視野に入れているナンバー2でありたいものです。

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