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ぐん税ニュースレター vol.42 page04 -ここだけの話-

1月1日、マグニチュード7.6の能登半島地震が発生したことはまだまだ記憶に新しいかと思います。私は家族と家にいましたが、突然家族全員の携帯がけたたましい音を立てたことに驚いているとテレビが速報に切り替わり能登半島の様子が放映されたのを忘れられません。以降家族と防災について話す機会が増えたように思います。

内閣府の行った「防災に関する世論調査(令和4年9月)」によると災害への対処について家族や身近な人と話し合ったことのある人は61.4%で、ないと回答した人は36.9%となっています。平成23年の3月11日に発生した東日本大震災後の平成25年12月調査においては話し合ったことのある人は62.8%、ない人は36.9%でほぼ変動はありません。
しかし、平成25年12月調査以前の平成14年9月調査から比較すると話し合ったことがある人は27.9%増、ない人は27.4%減と東日本大震災や岩手・宮城内陸地震の影響による意識の変化が大きく現れており、その意識が令和4年調査時まで継続されていることが分かります(平成28年に発生した熊本地震も影響していると考えられます)。
能登半島地震発生後の現在においては話し合ったことのある人の割合は更に増加している可能性は高いです。
国は毎年活断層のリスク評価をしていましたが、今回の能登半島地震においては関係があるとみられる活断層は含まれていませんでした。つまり完全に想定外の地震ということになります。いつどこで災害が起きるかわからない日本においては常日頃から家族や身近な人と災害の対処や備蓄等について話し合い、共有しておくことは必要ではないでしょうか。

また、警視庁警備部災害対策課のX(旧Twitter)に投稿された“防災ボトル”が話題となっています。防災ボトルは内容量500mlのウォーターボトルに各種グッズを入れて持ち運び、防災力を高められるものです。ウォーターボトルにいれておくと鞄の中でも中身が潰れたり濡れたりすることがなく、中身を取り出せば勿論ボトルとして使用できるので無駄なく活用できます。Xでは中身の一例として、ホイッスル・圧縮タオル・エチケット袋・ミニライト・ビニール袋・常備薬・ばんそうこう・アルコール消毒綿・ようかん・現金が記載されていますが、他にも反射材のブレスレットや生理用品、雨具等災害時に各々が必要なものをいれておくことが重要です。

時間と手間を膨大に要する防災は中々難しいですが、近しい人と避難場所等について話し合ったり防災ボトルや簡易な家具の固定等できることから取り組んでみたりするのはいかがでしょうか。

【今月のリポーター】
業務 高田
群馬県甘楽町出身
趣味:漫画、動画鑑賞、SNSで気になったお店へ行くこと、音楽
ひとこと:何かと雑念が多いので無心で没頭できる趣味を模索中です。動画を流している時にたまたま目に入ったダイヤモンドアートがなんだかよさそうかなと思っています。今は動画を見て満足していますが、色々落ち着いたら一念発起して手を出してみたいと思います。

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