Part 1の記事では導入として金融所得課税それ自体と1億円の壁について解説しました。Part 2の記事では問題点や議論の争点について見てみようと思います。
何が問題か
まず株価が下がります。市場の動向なので要因を断定することはできませんが、単純に金融所得の課税が強化されることは投資家にとっては当然不利なメッセージと受け止められます。岸田前首相は元々金融所得課税の強化を主張していましたが、総理大臣になると株価は急落しました。そして石破首相も同じく金融所得課税の強化を主張し
Part 1の記事では総裁選の争点について解説しました。Part 2では、その結果を受けて金融市場がどう反応したのか見てみます。
Part 1の記事
石破氏:株安=円高、高市氏:株高=円安、という構図で説明してきましたので、日経平均株価とドル円レートで見ていきます。
9月27日の自民党総裁選、1回目の投票は高市氏が1位となりました。しかも議員票と党員票の合計が高市氏が181票で石破氏が154票ということで、おそらくは世間の想定外の差をつけて高市氏が1位になったことは今回