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ぐん税ニュースレター vol.51 - 2024年11月号

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ぐんま税理士法人が配信するnote版広報誌です。税金や仕事、雑談など幅広く発信します。vol.51 -2024年11月号
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記事一覧

ぐん税ニュースレター vol.51 page01 -ご挨拶-

 夜寒の候、皆様いかがお過ごしでいらっしゃいますか。  兵庫県の斎藤元彦知事が県議会で不信任を受け失職したことにより、兵庫県知事選挙が11月17日に行われました。不信任を受けた主な理由は、マスコミによると彼の行政手腕や管理姿勢に対する複数の問題が噴出したことにありました。まず、県の職員による内部告発が行われたことが大きな要因でした。特に注目されたのは、県職員に対するパワハラ疑惑で、斎藤氏が職員に対して「非合理的な要求」や「強圧的な態度」を示していたと報じられた点です。また、

ぐん税ニュースレター vol.51 page02 -FP通信- Part 1

前回、金融所得課税について少し触れて、解説を後回しにしていましたので、今回は金融所得課税について記事にしたいと思います。 自民党総裁選の前は各候補者が持論を展開しメディアも取り上げていた金融所得課税。いまや国民民主党が掲げる「103万円の壁」ばかり報道され、すっかり影に隠れてしまいました。政府が投資を喚起する一方でその動機を削ぐような金融所得課税ですが、こちらで取り沙汰されているのは「1億円の壁」です。壁だらけですが金融所得課税の強化について議論すると「世の中に1億円も所得

ぐん税ニュースレター vol.51 page03 -FP通信- Part 2

Part 1の記事では導入として金融所得課税それ自体と1億円の壁について解説しました。Part 2の記事では問題点や議論の争点について見てみようと思います。 何が問題か まず株価が下がります。市場の動向なので要因を断定することはできませんが、単純に金融所得の課税が強化されることは投資家にとっては当然不利なメッセージと受け止められます。岸田前首相は元々金融所得課税の強化を主張していましたが、総理大臣になると株価は急落しました。そして石破首相も同じく金融所得課税の強化を主張し

ぐん税ニュースレター vol.51 page04 -ここだけの話-

 年末が近づいてきました。そろそろ今年を振り返る時期となってきましたが、日経トレンディで2024年のヒット商品ベスト30が発表されました。 新しいものは積極的に取り入れたい一方で、興味が世間から離れているところもあるのでこの手のランキングは知らないものが多いです。早速みてみましょう。 1位:新NISA&「オルカン」投資 いきなり金融商品がきましたね。これならよく知ってます。買ってませんけど。新NISAも含めて投資に注目が集まっていることの現れでしょう。でも新NISAって認知

ぐん税ニュースレター vol.51 page05 -編集後記-

今年も流行語が発表されましたが例年同様に全く知らないワードが多数。詳しい選考基準は知りませんが、メディアの露出が多いだけで言葉としての「流行」とは違う気がするのは私だけでしょうか?そのまま「2024話題大賞」と置き換えても通じる気がします。一応「新語・流行語大賞」なので流行してなくても話題性のある新語が選ばれるのはわかりますが。「はいよろこんで」は庄やの掛け声でしか知りません・・・。 原 冒頭あいさつに書かせていただいた兵庫県知事の選挙が先日11月17日に行われ、齋藤元彦元