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外国人に難しい日本語8

定期的に発信している「外国人に難しい日本語」シリーズ。

今回は日本人の価値観や社会・文化的な背景が大いに関係する日本語を集めてみました。

調べれば調べるほど奥が深い日本語。なかなか難しいですね。

♦️前回の記事はコチラ⬇️

一貫・一切れ:数え方

日本ではモノを数える時、種類によって数え方、読み方が変わる。

例えば、マグロ🍣。
みんな大好きなマグロ🍣は数え方が変わる。

海にいる時は1匹(いっぴき)
捕獲されたら1本(いっぽん)
刺身になったら1切(ひときれ)
お寿司になったら1貫(いっかん)

覚えることが多いのは、学習者を混乱させてしまう。

気象用語

・爆弾低気圧
・ゲリラ豪雨

なぜ気象や天気を表す語なのに爆弾やゲリラといった言葉がつくの?と質問をされたら、アナタならどう答えるだろうか?

私なら天気の状況をより分かりやすく伝えるための例えとして説明する。

いたむ

痛む
傷む
悼む

発音は全て「いたむ」なのに意味が全然違うのは、日本語の特徴として挙げられるが、これがなかなか難しい。

青信号(色は緑なのに…)
青リンゴ(色は緑なのに…)
青汁(色は緑なのに…)

こうした本来の色とは異なる呼び方をするのは、日本人としても若干、戸惑ってしまう。

もうしばらく酒はいいや

意味:「2日後にまた酒飲もう」

勿論、文字通りに酒を飲まないようにする日本人もいるが、この意味は、また飲もうという意味が含まれる。

日本語には2つの意味があったり、より深い意味が存在する。

適当

「次の4つの選択肢のうち、適当なものを1つ選びなさい。」

もしテストでこう聞かれたら「一番いい答えを選べ」と言う意味だが

「適当にやんなよ」と、会話のなかで言われた時は「いい加減にやるな。」という意味。

使い方や場面によっては意味が沢山ありすぎて難しい。

難易度高めの日本語

・行けたら行く
→必ずしも行くとは限らない。

※私は基本的に「行く」時は行ける、
「行けない」時は行けないと、白黒はっきり伝えるため、遠回しに言うことはないですが、外国人にこの使い方をすると困惑してしまうため、要注意。

・怒らないから正直に言いなさい
→正直に言うと怒られる

・晩御飯?なんでもいいよ!
→全然なんでもよくない!

日本人の価値観である「察すること」が全面に表されているが、これらは本当に難易度が高い。

今日は以上です。
最後まで読んで頂き有難う御座いました。

今後とも宜しくお願いします。

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