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グッズ作成・販売プラットフォーム比較

こんにちは、グルンハールです。


イラストでも音楽でも、何か自分を表現するような創作活動をしていて、自分のグッズを作って販売してみたい方々向けに書いてみようと思いました。

ほんとうに何もわからないと、どこから始めていいかわからないですよね。

少しでも参考になればうれしいです。


この記事では、Suzuri と Currency という2つのグッズ作成・販売プラットフォームの特徴を洗い出して比較してみます。


どちらもサービスの内容が知らない間に更新されて、記事執筆時点(2022年11月)と少し異なる可能性があります。あらかじめご了承ください。




2つのプラットフォームの共通点

それぞれの具体的な特徴を見ていく前に、共通点をまず整理します。

  • データをアップロードしてグッズをかんたんに作れる

  • グッズを作成して展開するための利用料がかからない

  • グッズの物理的な在庫を持たなくて良い

  • グッズ購入の支払いや配送をプラットフォームに任せられる

  • グッズごとに利益を決められる

では、順番に見ていきましょ。




Suzuri

GMO ペパボが運営しているプラットフォーム。後述の Currency と比べると、ユーザー人数(グッズ販売者と購入者の両方)は多そうな印象。


テンプレート

Tシャツでもスマホケースでも、グッズごとのテンプレートファイルを入手できるので作りやすいです。

「この範囲内に絵柄を収めないとプリントされないよ」と枠線を示してくれるので、自分の期待通りに作りやすいところが良いです。

テンプレートがあることで、デザインの更新もしやすいですね。


表示価格

グッズ表示価格の他に送料が加算されます。

そのため、購入時はグッズそのものと送料の両方を意識しておかないと、お会計時に「あれ、少し高くなった」と少しだけ、ほんの少しだけ「ウッ」となります。執筆時点で確認した送料は 600円。


セール

今のところ、これといったタイミングは明らかになっていません。

個人的な感覚だと、新しい種類のグッズが追加されたタイミングにセールが開催されやすいかなと思います。

公式アカウントから突然のセール告知がされるので、告知され次第、急いでグッズを追加するようなイメージです。セールの波に乗って、多くの方々向けにグッズを展開する戦略。


情報拡散のしくみ

Suzuri の公式アカウントに「ピックアップ」されることがあります。

Twitter でいうリツイートに近いような機能・概念で、公式アカウントに特集のような?かたちで取り上げられ、たくさんのユーザーに注目いただけるチャンスになります。


以前に私の作品「マッチョアヌビス」がピックアップされ、いいねの数を3桁いただいてひっくり返った思い出もあります。

約束されているわけではないのですが、当時ピックアップされた時に、Twitter でも拡散いただけたので、普段からグッズを幅広く追加しておくと良いかもしれません…




Currency

Corner Printing が運営している、比較的最近(2021年6月)登場した注目のプラットフォームです。


テンプレート

Currency には今のところテンプレートがないため、デザインとなる画像ファイルを自分で用意します。ブラウザ上のグッズ作成画面で、プレビューで表示される枠線内に、だいたいの感覚でデザインの位置を調整しなければなりません。

ざっくりとしたプレビュー画面なので、例えば精密に中央揃えにする、といったことが現時点では難しいです。

また、同じデザイン画像を使って、例えば Tシャツの色を複数同時に展開したい、といった場合に、今の仕様だとデザインの位置や大きさがずれる可能性があります。

1つのデザインで、かつ、単色で出したい、といった場合はそんなに気にしなくて良いですね。


表示価格

送料、原材料、制作料、自分が得る利益を全て含んだ状態で値段を設定できます。そのため、Suzuri と比べると購入時の心理的なダメージが少なく、(自分の利益をどう設定するかにもよりますが)全体的に少し安い印象もあります。

これは Currency の強みの1つかなと思います。


デザインチェック

著作権に問題がないか、デザインチェックがあります。実際どんなしくみなのかは明らかになっていませんが、1〜3 営業日くらい時間がかかることをおさえておきましょう。

そのため、デザインをアップロードしてグッズを追加したとしても、一般公開はまだされていないのですぐ売れるわけではありません。

グッズ販売を告知したい場合、ちょっと早めに追加して、反映までのラグを意識すると良いと思います。


品揃え

Currency 独自のグッズ(コンビニエンスバッグ、オーロラ素材など)を作ることができます。ユニークな品揃えが魅力的だったので、私もオーロラ素材のポーチを作ってみました。

スウェットを 1枚作るにしてもメーカーが数種類あり、インクジェットまたはシルクスクリーンか印刷方法も選べます。印刷方法で価格も変わってきますので、興味がある方は実際にデザイン画像をアップロードして確かめてみてください。




さいごに

かんたんに2つのプラットフォームを比較できるように共通点と特徴を整理してみました。

ほんとうにざっくりですが、とりあえず自分のグッズを作りたい、グッズを作るのははじめてでどうしたらいいのかわからない、といった方々にはテンプレートファイルが配布されている Suzuri が適しているかと思います。既存ユーザーが多いので、他にノウハウを調べやすいかもしれません。

一方で、グッズ作成にある程度慣れてきて、服の素材など、より細かいところにこだわりたくなってきた方には Currency が適しているかな、とも思います。Currency でしか作れない、こだわりの素材を使ってユニークさを強調できます。表示価格が「すなお」なので買いやすく、グッズを販売する側にとっても計算して設定しやすいです。


管理面ではもちろんどれか 1つのプラットフォームに絞った方が楽ですが、別に複数使っても良いと思うのです。

例えば自分にとっての定番シリーズは Suzuri を使って、Currency でしか作れないグッズは Currency で展開する、とか。

私はどちらも好きなので両方使わせていただいております 笑


最後まで読んでいただき、ありがとうございました。


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