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感想記という病

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自分の好きなモノ・観たモノ・読んだモノ…etc.を中心に、アレコレ感想を書いていこうかな、と。
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【ネタバレあり】三枝ゆきの・末永全 二人芝居 『カラノアトリエ』『トパアズ』観劇記(千秋楽)

【ネタバレあり】三枝ゆきの・末永全 二人芝居 『カラノアトリエ』『トパアズ』観劇記(千秋楽)

※【ネタバレなし】の文章を書きましたが、こちらの【ネタバレあり】の文章だけでも独立して読めるように、前回と内容が重複する部分がありますが、御容赦を。

千秋楽へ

 2023年07月09日、日曜日。

三枝ゆきの・末永全 二人芝居
『カラノアトリエ』『トパアズ』
@Book Trade Cafe どうひん (西武新宿線 野方駅より徒歩5分)
2023/07/07~/07/09

 …の千秋楽、18

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【ネタバレなし】三枝ゆきの・末永全 二人芝居 『カラノアトリエ』『トパアズ』観劇記

【ネタバレなし】三枝ゆきの・末永全 二人芝居 『カラノアトリエ』『トパアズ』観劇記

 2023年07月07日の七夕。

三枝ゆきの・末永全 二人芝居
『カラノアトリエ』『トパアズ』
@Book Trade Cafe どうひん (西武新宿線 野方駅より徒歩5分)
2023/07/07~/07/09

 …の初日を観に行ってきました。

 会場は壁一面が本棚になっている、本に囲まれているカフェ。
 その空間に、最低限の机と椅子だけが配置されているのが舞台面。
 客席も段状になっている

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星形の記憶(演劇集団LGBTI東京『Re 貴方の記憶コレクション』を観て)

星形の記憶(演劇集団LGBTI東京『Re 貴方の記憶コレクション』を観て)

あらかじめお断りしておきます。
今回は思いっきりネタバレありで書きます。
もう公演の幕は下りているお芝居の感想記録ですが、念のため。
あと、途中上演台本から台詞を引用しています。
ご容赦ください。

前置き泣くことと、心に残るとは違う。
芝居や映画でも、大した泣かせどころでも泣くことはある。
その場での感動で泣くことはいくらでもある。
でも、その後の記憶には残らないことが多い。
今回は違う。
涙が

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性と声と生と ~淡雪屋電影譚を観て~

性と声と生と ~淡雪屋電影譚を観て~

(ヘッダーは夢乃屋毒花さんのTwitterから拝借しました)
(これはあくまで個人の日記です。あと、ネタバレをします。一応お断りを。お断り入れたからね! 入れたからね!!)

2021/10/24に、あんっ♥HappyGirlsCollection(通称フココレ)の「淡雪屋電影譚」@ひつじ座を観に行きました。

俺が「全身演劇家」だと思っている夢乃屋毒花さん(おはなさん)が主宰する団体さんの、1年

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何気ない日々:映画「Every Day」私的感想

2016年08月05日
新宿K'sシネマで鑑賞。

新宿K'sシネマで7月23日から8月5日までレイトショー上映された手塚悟監督の映画「Every Day」の感想を、ごくごく私的な観点からつらつらと書いていこうと思う。

私的な観点から書くので、記憶違いや記憶の抜け落ちはご容赦。

原作から知っている人間は少ないんだろうけど、俺はその一人だ。
mixiが全盛期だった2008年に、原作は書かれた。

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改訂版:DVD版「祈りと怪物 ~ウィルヴィルの三姉妹~」についての戯言『祈りは善なのか 怪物は悪なのか』

改訂版:DVD版「祈りと怪物 ~ウィルヴィルの三姉妹~」についての戯言『祈りは善なのか 怪物は悪なのか』

この文章は以前投稿した文章に手を加えて改稿したものです。
重なっている部分もありますが、ご容赦を。

今年のGWにやっておきたかったことのひとつに、2012年12月に上演されたケラリーノ・サンドロヴィッチ氏作・演出の舞台「祈りと怪物 ~ウィルヴィルの三姉妹~ -KERA Version-」の、正規販売版DVDの再見があった。

正規販売版、とは、別に海賊版を買ったという意味ではなく、2013年にN

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モンティ・パイソン氏の華麗なる最期

注意:この文章は「モンティ・パイソン」が何かを知っていることを前提で書きます。知らん人は回れ右。

2013年末、モンティ・パイソンが30年ぶりに再結成して、イギリスのロンドンにあるO2アリーナで7月1日~5日と7月15~20日にライブを行うというニュースが世界中に流れた。しかも最終日は全世界(極東の某島国は除く)の映画館でライヴビューイングもするというオマケつき。

かつて、15年前の30周年記

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書かれるのが遅い感想記(2014/10/21編)。

先月&昨日と久し振りに(オイオイ)芝居を観劇して来たので、ちょっと書くのが遅くなってしまった「ごめんなさい」も含めて、感想文を書きます。

感想文であって、感想論ではないので、私情や感情や余計な情報、その他いろんなものが混ざると思いますが、そういう文章だと思って下さいまし。

10月18日の土曜日。
中野の劇場MOMOにて、演劇ユニット「クロ・クロ」第7回公演「アンサータン・ストーリーズ」を観に行

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DVD版「祈りと怪物 ~ウィルヴィルの三姉妹~」についての戯言

先日の2014年6月23日に、ケラリーノ・サンドロヴィッチ作・演出「祈りと怪物 ~ウィルヴィルの三姉妹~ KERA version」のDVDを観ました。
この映像自体は昨年の10月にNHK-BSで放送されたのだけど、放送禁止用語と性描写の部分がカットされた不完全版で、今回のDVDでようやくこの超大作の全貌を再び確認することが出来ました。

収録されている公演は12月19日。
俺は実際の舞台を、当時

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