マガジンのカバー画像

ドラマ・映画 感想

30
自分の記事の中のドラマに関するもの
運営しているクリエイター

#アンサング・シンデレラ

いち病院薬剤師が『アンサング・シンデレラ』最終回を見て

いち病院薬剤師が『アンサング・シンデレラ』最終回を見て

何とか最終回まで感想を書き続けることができそうです。
全体として、みんなが安心できる内容で、大団円を迎えました。

瀬野さんの件については、思うところがありますが、薬の開発は日進月歩で、多くの生命を救うために治験から臨床まで人々が努力している、ということを伝える意味もあったのでしょうか。人の寿命は予測されることはあってもそれが本当かどうかは誰にもわかりません。

正直に言うと、今自分の周りを見

もっとみる
いち病院薬剤師が『アンサング・シンデレラ』第10話を見て

いち病院薬剤師が『アンサング・シンデレラ』第10話を見て

『アンサング・シンデレラ』第10話

半沢直樹が次回11話で最終回。アンサング〜は次回、11話で最終回。これは、打ち切りではなく、予定どおりの大団円に向かっていると理解してよろしいでしょうか。

今までは、ネタバレよろしく、ドラマのエピソードを取り上げて感想なり解説なりを述べて来たようなつもりでした。

今日は、復習もせず、ただ単に自分の感情の趣くまま書き殴ってみたいと思います。カメラの腕前と同

もっとみる
いち病院薬剤師が『アンサング・シンデレラ』第9話を見た感想

いち病院薬剤師が『アンサング・シンデレラ』第9話を見た感想

「もしも、自分が重い病気になって、治療しても治らないかもしれないって分かったら どうしますか?」

ステージⅣの重複がんを宣告された田中圭演じる瀬野薬剤師に主人公葵さんが問いかける。

今、私自身が、その立場に置かれている患者さんと接する機会は少なくない。

情熱を持って患者さんに接する薬剤師、葵みどりさんは、もし私がその立場だったら、と考えてから行動しているだろう。若くて熱いハート。羨ましい。

もっとみる
いち病院薬剤師が『アンサング・シンデレラ』第8話を見た感想

いち病院薬剤師が『アンサング・シンデレラ』第8話を見た感想

今回は、私自身が大変勉強になりました。在宅医療に携わる地域の薬局薬剤師のみなさんのお仕事を、ドラマを通じて教えてもらった感じです。

地域に根差す車に乗り込む調剤薬局の仁科薬剤師、本当にあの人は俳優ですか?薬剤師にしか見えませんでした。薬を家まで届けて、電球を変えて差し上げたところを見て、あり得る話だろうなと思いました。

最近、特に感じるのは、核家族が当たり前になったということ。そうするとどうな

もっとみる
『アンサング・シンデレラ』における強いて言う違和感

『アンサング・シンデレラ』における強いて言う違和感

毎回、毎回、『アンサング・シンデレラ』のことばかりで、だんだんイタくなってきました。もう少しだけおつきあいを。一番、違和感があることがコレ。

ドラマに看護師さんがほとんど出て来ない。医師と近いように描かれているのは、何かのアピール?実際の会話量は看護師:医師=9:1くらいですがね。

病棟の看護師さんといろいろコミュニケーションを取ることが多いです。多分、自部署以外で一番話しているのは看護師さん

もっとみる
ナイツ塙さんの『アンサング・シンデレラ』評

ナイツ塙さんの『アンサング・シンデレラ』評

またまたお笑い芸人YouTubeネタです。ナイツ塙さんがYouTubeでドラマについて話していました。芸人屈指のドラマウォッチャーらしいです。
4:03
https://youtu.be/f3TX3aq4LEg?t=243

あたりから『アンサング・シンデレラ』について述べています。
以下、ざっくり引用させてもらいます。

「はっきり言うと感動する
いいドラマ
感情移入できる
薬剤師そんなのじゃ

もっとみる
いち病院薬剤師が『アンサング・シンデレラ』第7話を見た感想

いち病院薬剤師が『アンサング・シンデレラ』第7話を見た感想

薬剤師の小ネタ大ネタ散りばめられた話、みなさんにはどう見えているのか、逆に聞いてみたくなった。バンカーではないから、『半沢直樹』なら素直に楽しめるのだが。

最初にテオフィリンが出て来たのを見て、喫煙との相互作用、テオフィリン中毒についての話題だろうと察しはついた。政治家が使っていた薬が、テオフィリンとサルブタモールだけだったので、ステロイド定期吸入はないのか、と思った。

偏見に満ちた目で見ると

もっとみる
いち病院薬剤師が『アンサング・シンデレラ』第6話を見た感想

いち病院薬剤師が『アンサング・シンデレラ』第6話を見た感想

今日は良かったです。
身近な内容でした。

身近なかかりつけ医、私にもいます。困ったら何でも相談します。
実は、子供が小さい頃にうつった風邪をどんどんこじらせて、最後、咳、痰、高熱。その頃、抗菌薬をむやみに使わないということを勉強会で聞いていたし、風邪くらい自力で治る、と、高を括っていました。それまで近くの開業医に行く考えがなかったのですが、重めの気管支炎になっていました。抗菌薬の点滴等をしてもら

もっとみる
いち病院薬剤師が『アンサング・シンデレラ』第5話を見た感想

いち病院薬剤師が『アンサング・シンデレラ』第5話を見た感想

今回も、さまざまな思いが去来している。

そもそも、アンサング、unsungな存在の薬剤師にスポットを当て、原作漫画やドラマにする。それ自体は、ひたすらunsungな状態で過ごして来た薬剤師をしている私という一個人にとっては非常に光栄なことである。

病院薬剤師の仕事内容や奮闘ぶりを描いて、世間のみなさまに知ってもらうのはうれしいことである。

そういう意味では、今回の中では、化学療法室の安全キャ

もっとみる
いち病院薬剤師が『アンサング・シンデレラ』第4話を見た感想

いち病院薬剤師が『アンサング・シンデレラ』第4話を見た感想

『アンサング・シンデレラ 第4話』
※今回の思い切った発言で誰かに迷惑をかけたら申し訳ないことです。あくまでも個人の偏った感想です。

えー、ワタクシ、今までで一番、筆が進みません。

分かったことはただ一つ、おじいちゃんの胃がんはHER(-)だったので、トラスツズマブは効かないタイプだということ。

……えっ?……そこじゃないですよね?ハイ。

なんで筆が進まないか?
ハイ。分かりました。
医師

もっとみる
いち病院薬剤師が『アンサング・シンデレラ』第3話を見た感想

いち病院薬剤師が『アンサング・シンデレラ』第3話を見た感想

『アンサング・シンデレラ 第3話』
いい話でした。感動しました。
薬剤師が進む道には、主に病院薬剤師と薬局薬剤師があります。

同じ薬剤師という資格でありながら、違う職種に感じられるほど、仕事内容が異なります。

優劣は決してないはずなのですが、成田凌演じる薬局薬剤師が言うセリフ、一つひとつが、病院薬剤師として働く私には耳が痛かったです。
いつか行った学会で、パネリストとして壇上でディスカッション

もっとみる
いち病院薬剤師が『アンサング・シンデレラ』第2話を見た感想

いち病院薬剤師が『アンサング・シンデレラ』第2話を見た感想

今回の『アンサング・シンデレラ』は、私からしたら「あるある」ではなく「ないない」でした。

おいおい、そりゃ、ちょっとやり過ぎだろうよ、それ、医師の影なしに全部入り込んじゃう?と思いながら見ていたところ、場面切り替わって主人公自身が「自己満足ですかね、やり過ぎちゃったかな」と言ったので、振り上げかけた拳をおろしました。

麻薬の取り扱い方にも、ヒヤヒヤしました。

でも、恥ずかしながら知らないこと

もっとみる
いち病院薬剤師が『アンサング・シンデレラ』を見て

いち病院薬剤師が『アンサング・シンデレラ』を見て

見ました。
『アンサング・シンデレラ』

ドラマなので多少のデフォルメはあるが、概ねあのような感じである。あれだけの規模でよくドラマ撮影できるもんだな。すごい。

新人薬剤師の存在がさりげなく重要で、彼女に指導する、彼女が質問する、彼女が率直な感想を述べることによって、視聴者がより薬剤師の仕事を理解しやすくなるという狙いがあると見た。

私は卒後すぐに病院薬剤師になり、途中産休、育休等もありながら

もっとみる
田中圭さんへできればお願いしたいこと

田中圭さんへできればお願いしたいこと

こんにちは。ドラマをほとんど見ない私が、たまたまおっさんずラブをAmazonプライム・ビデオで見つけて以来の、おっさんずラブ、そして田中圭さんの「にわか」「どっぷり」ファンです。
おっさんずラブin the skyも欠かさず見ています。特に、第5回の、嫉妬に狂った成瀬への告白場面は、恐ろしいほどの演技で、感動しました。これまでは周りの演技の上手い俳優さんの「受け」が上手い方なのかと思っていましたが

もっとみる