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800のポイントからのボルドリッジアプローチ

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いまこそ時代に変化に対応できる経営の基盤づくりを!セミナーのご案内

いまこそ時代に変化に対応できる経営の基盤づくりを!セミナーのご案内

 イノベーションを生み出す組織に必要な8つのこととして、組織の基盤となる内部統制の仕組み8つのカテゴリーの目指す姿を挙げました。

8つのカテゴリーは

であり、それぞれの目指す姿は次の通りです。

 この内部統制評価基準「勝ち抜く会社の800のポイント」については、マガジン「800のポイントからのボルドリッジアプローチ」で紹介してきました。

 今回、この「内部統制評価基準 勝ち抜く会社の800

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イノベーションを生み出す組織に必要な8つのこと

イノベーションを生み出す組織に必要な8つのこと

先日来「日本企業のイノベーションはなぜ進まず、ゲシュタルト崩壊を起こしてしまうのか?」というタイトルで数回開かれたセミナーで、後半のセッションで、「イノベーションを生み出す組織に必要な8つのこと」というテーマで講師を担当しました。

実はこれは、NPO法人内部統制評価機構(ICAO)が主催したもので、内部統制評価基準改訂版の発刊を記念したものでした。テーマはイノベーションを生み出す組織づくりですが

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イノベーションを生み出す組織に必要な8つのことを深掘りする

イノベーションを生み出す組織に必要な8つのことを深掘りする

 イノベーションを生み出す組織に必要な8つのこととして、組織の基盤となる内部統制の仕組み8つのカテゴリーの目指す姿を挙げました。

8つのカテゴリーは

1.顧客・社会との関係維持
2.経営資源の確保・維持
3.個人・組織の学習の仕組み
4.経営管理の実践・改善
5.知の経営の実現
6.情報セキュリティ
7.環境変化に合わせたイノベーションの実現
8.法務・コンプライアンス

であり、

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内部統制の目的

内部統制の目的

 「内部統制評価基準 勝ち抜く会社の800のポイント」を活用した内部統制の仕組みづくりは、内部統制の4つの目的:
①業務の有効性と効率性
②財務報告の信頼性
③関連法規の遵守
④資産の保全
のうち、特に、①と③に焦点を当てたものです。

 これらの内部統制の目的は、金融庁・企業会計審議会のページで公開されている「財務報告に係る内部統制の評価及び監査の基準」に記載されています。(言葉の定義は大切なの

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1.顧客・社会との関係維持

1.顧客・社会との関係維持

「内部統制評価基準 勝ち抜く会社の800のポイント」を活用した内部統制の仕組みづくりでは、内部統制に関わる組織経営のプロセスを8つの側面(カテゴリ)に分けて、具体的に仕組みに落とし込んでいく方法をとっています。

内部統制評価基準の8つのカテゴリー
1.顧客・社会との関係維持
2.経営資源の確保・維持
3.個人・組織の学習の仕組み
4.経営管理の実践、改善
5.知の経営の実現
6.情報セキュリティ

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企業の社会的責任

企業の社会的責任

内部統制は、2000年代初頭の企業の不祥事の多発を受けて制度化されたため、不祥事を防止するための仕組みと捉えられていることが多いですが、内部統制の4つの目的:
①業務の有効性と効率性
②財務報告の信頼性
③関連法規の遵守
④資産の保全
からすれば、それらは目的の一部であり、全体としては企業が理念やビジョンの達成に向けて効果的に業務を進めるための仕組みを作ることであると言えます。

「内部統制評価基

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企業倫理

企業倫理

「内部統制評価基準 勝ち抜く会社の800のポイント」を活用した内部統制の仕組みづくりでは、内部統制に関わる組織経営のプロセスを8つの側面(カテゴリ)に分けて、質問を通じて具体的に仕組みに落とし込んでいきます。

カテゴリ1.顧客・社会との関係維持について見ています。

企業の社会的責任の次は、企業倫理です。

1.(2)企業倫理の自覚・実行
企業倫理(不正行為の防止、不当競争の排除、その他の社会・

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何をコントロールするのか

何をコントロールするのか

内部統制は、組織の目的に向けて効果的かつ効率的に業務を遂行するための組織のコントロールの仕組みです。

では、何をコントロールするのか。

先日開かれた、経済産業ビジネススクール(KSBS)’時代’セミナー’「二水会」で、高梨智弘講師から一つの見方を提示いただいたので紹介します。

KSBS「二水会」第12講座(2021年8月11日開催)は「新しい内部統制の考え方と800の評価基準の本質!」⇒内か

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イノベーションを起こせる組織づくりにつなげる

イノベーションを起こせる組織づくりにつなげる

内部統制は、組織の目的に向けて効果的かつ効率的に業務を遂行するための経営フレームワークです。

先日開かれた、経済産業ビジネススクール(KSBS)’時代’セミナー’「二水会」で、高梨智弘講師から、内部統制の歴史に加え、これからの内部統制の在り方について話がありました。

KSBS「二水会」第12講座(2021年8月11日開催)は「新しい内部統制の考え方と800の評価基準の本質!」⇒内から外へ、統制

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社会的責任や企業倫理に反する行為に対処する

社会的責任や企業倫理に反する行為に対処する

「内部統制評価基準 勝ち抜く会社の800のポイント」を活用した内部統制の仕組みづくりでは、内部統制に関わる組織経営のプロセスを8つの側面(カテゴリ)に分けて、質問を通じて具体的に仕組みに落とし込んでいきます。

カテゴリ1.顧客・社会との関係維持について見ています。

次は違反が起きた時の対応です。

1.(3)違反行為への自浄活動
企業の社会的責任や企業倫理に違反する行為が役職員にあった場合、会

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顧客の声に耳を傾ける

顧客の声に耳を傾ける

「内部統制評価基準 勝ち抜く会社の800のポイント」を活用した内部統制の仕組みづくりでは、内部統制に関わる組織経営のプロセスを8つの側面(カテゴリ)に分けて、質問を通じて具体的に仕組みに落とし込んでいきます。

カテゴリ1.顧客・社会との関係維持について見ています。

顧客の声に耳を傾け、顧客のニーズを満たす製品やサービスを提供するのが、基本的な活動です。スタートは、顧客ニーズの把握です。

1.

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顧客の満足・不満足を把握する

顧客の満足・不満足を把握する

「内部統制評価基準 勝ち抜く会社の800のポイント」を活用した内部統制の仕組みづくりでは、内部統制に関わる組織経営のプロセスを8つの側面(カテゴリ)に分けて、質問を通じて具体的に仕組みに落とし込んでいきます。

カテゴリ1.顧客・社会との関係維持について見ています。

顧客の満足・不満足を把握します。

1.(8)顧客満足度把握
顧客は、会社の提供する製品・サービスに満足しているとみられますか。

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新しい製品・サービスを開発する

新しい製品・サービスを開発する

「内部統制評価基準 勝ち抜く会社の800のポイント」を活用した内部統制の仕組みづくりでは、内部統制に関わる組織経営のプロセスを8つの側面(カテゴリ)に分けて、質問を通じて具体的に仕組みに落とし込んでいきます。

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新しい製品・サービスの開発について

1.(9)顧客・需要動向対応品の開発
会社は、将来の顧客需要の動向、希望を見据えた新製品・サ

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苦情・クレームには誠実に対応する

苦情・クレームには誠実に対応する

「内部統制評価基準 勝ち抜く会社の800のポイント」を活用した内部統制の仕組みづくりでは、内部統制に関わる組織経営のプロセスを8つの側面(カテゴリ)に分けて、質問を通じて具体的に仕組みに落とし込んでいきます。

カテゴリ1.顧客・社会との関係維持について見ています。

顧客からのクレーム等への対応について

1.(10)クレーム等への誠実対応
経営者は、クレーム、リコール等の問題が発生した場合、顧

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