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日々の学び

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ボルドリッジを学ぶうちに興味の分野が広がっていきます。そこで得た学びを共有します。一緒に学びを深めましょう。
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2020年10月の記事一覧

万全でなく最善をめざす

万全でなく最善をめざす

 このコロナ禍の中、ホールでのコンサートも観客の数を絞ったりして開かれるようになってきましたが、いまだ復活の兆しが見えないのは「合唱」です。今年はベートーヴェン生誕250年の記念すべき年であるのに、年末恒例の第九(ベートヴェンの交響曲第九版「合唱つき」)も多くは中止が決まっています。普段なら、第九の合唱練習は遅くとも夏には始まってこれからが佳境となるところです。

 コロナ禍では、人が集まるところ

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米国政府のサイトに載ったわけ

米国政府のサイトに載ったわけ

 この2020年の冬から春、ステイホームで閉じこもっていた間に、以前取り組んでいたボルドリッジのウェブサイトで Baldrige Excellence Builder に出会いました。以前からボルドリッジに興味を持っておられた(株)脳力開発センターの田中典生氏から教えていただきました。氏はすでに、ウェブ翻訳で日本語版にして、近隣の銀行の営業の方々にレクチャーを始めていました。
 ボルドリッジ・エク

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ボルドリッジとは何?(外部の視点で)

 ボルドリッジ・エクセレンス・フレームワークについて紹介している記事があります。
 全体像が簡潔に示されています。
 米国の書き手によるもので、米国内での評価も伺えます。

 ボルドリッジ審査基準は、組織の実務において卓越性を達成するのに効果的であることが証明されています。
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 ボルドリッジ審査基準は、あらゆる組織が全体的なパフォーマンスを向上させるために使用で

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1000点は無限大

 100点満点に捉われていると弱みの克服に目が行くが、ビジネスの世界では満点主義を離れて、強みを強化するほうがより大切ではないか、という話をしましたが、ボルドリッジにも満点があります。

 ボルドリッジ・エクセレンス・フレームワークの評点システムでは、7つのカテゴリーそれぞれに点数が割り振られ、その合計が1000点。各カテゴリーごとにその組織の「成熟度」が判定され、それがパーセントで示されます。

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100点満点の世界から抜け出す

 例えば、テストでは主要五科目それぞれ100点満点なので、全体の点数を上げようとすると不得意な科目、例えば数学を一所懸命勉強してその点数を少しでも上げなければいけなません。なぜなら、例え英語が得意でも、それをいくら勉強しても100点を超えることはない、150点にはできないからです。総合点を上げるには、ほかの不得意な科目も頑張って点数を上げるしかありません。

 こうした100点満点の世界で競争(例

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SDGsを経営に取り込む

SDGsを経営に取り込む

 SDGs、DX(デジタル・トランスフォーメーション)、オープンイノベーションなど、新聞にもよく登場する言葉です。ボルドリッジ・エくセレンス・フレームワークには直接登場しませんが、それらの概念はすでに包含されています。いずれも将来のイノベーションにつながる重要な概念です。

 経済産業ビジネススクール’時代セミナー’「二水会」第2講座(2020年10月14日開催)は、SDGsをどのように経営に取り

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多様性とイノベーション

多様性がイノベーションにつながる。これは大凡、受け入れられやすい主張です。そこで「多様性、イノベーション」というワードで検索を試みましたが、思ったほど多くはありませんでした。

経済産業省から「ダイバーシティ経営」という概念が提示され、すでに「ダイバーシティ経営企業100選」「新・ダイバーシティ経営企業100選」などが選ばれていることを知りました。令和2年の募集も行われています。

ダイバーシティ

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