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カヤックスクールを公開します
こんにちは。
カヌースクール「グラビティ」の後藤めぐみです。
多摩川上流の青梅&奥多摩で、リバーカヤックの講習や体験を、1997年からやっています。
リバーカヤックを教えるようになって、かれこれ28年になります。(2021年現在)
その間に、ボートのデザインも大きく変わりました。
長いボートが短く。
丸かったボトムのデザインもフラットに。
厚みの配分も変わりました。
それに合わせて、動かし方や乗
体幹で漕ぎたい? だったら最初にやりたいこと。
「体幹で漕ぐ」
ことばではよく聞くけれど、実際にどうしたらいいのかわからないなぁ。
そんなひとが多いんじゃないかと思います。
文章で読んでも、動画を見ても、どうチカラが伝わっているのか、そこから感じとるのは難しいです。
(他のスポーツをやっていて体幹の使い方がわかっている人には、わかるんだけれど)
カヤックは傍から見ると上半身、特に腕を使って漕いでいるように見えます。でも実際は、腰回りを中心と
「がんばる」よりも、数字で考える
Amazonで目に留まったので、読んでみた。数字で考えることがほとんどなく、数字を取り入れるってどういうことなのかな?について、知りたかったので。
参加者を増やすとか、そういうビジネス的なことばかりじゃなく、カヤックレッスンにも応用できる点がいくつかあった。
「がんばる」などともやっとした表現のままだと、ことが進みにくい。
ぼんやりした言葉よりも、目標を明確にしたほうが取り組みやすい。特に数字は
”ボートを動かす”感覚は、水をつかまえてこそわかるもの
速く進めるようになりたい。そんなリクエストがありました。
速く力強く進むためには、体幹を使って漕ぐのがいちばん。体幹で「ボートを動かす」感覚を持てると、お腹まわりだけでなくお尻や脚のつけ根など、下半身も使えるようになってきます。
その前提となるのが、水のキャッチ。
水をつかめていないと、体のどこでボートを動かしているのかを感じられません。
例えば、足元がツルツルした氷だとします。そんなふんば
そもそも、何が目的なのか。
リバーカヤックをまっすぐ動かす。
それをやすやすとできるようになるのが、子どもたちです。水のつかまえ方がわかると、自分の行きたい方向へボートを進められるようになります。
細かなことを「考えていない」からかもしれません。
思考にしばられると動けないたとえば、歩く。
重心を進行方向へ投げ出しながら、脚を前に出し、足の上に重心を載せてから、次へ重心を進行方向へ投げ出す。重心が安定するように、しっか
[ロール]復元力をじゃましない
ロールは
① セット
② 旋回
③ フィニッシュ
の三段階。
今回はロールの後半、③フィニッシュについての話です。
②旋回でボートが反せると、復元力が生まれます。
それをじゃましないように、ボートの真ん中に重心を載せていくと、するっとラクに上がれます。
シーカヤックや容量の大きいリバーカヤックは、ボートの復元力が高いので、前半に腰が返せれば、あとは脱力するだけで上がれます。
容量の小
[パドリング]音を聞け。
リバーカヤックを動かすコツは、
① 水をつかまえる
② 体幹を使って動かす
③ 行き先を見つづける
です。
今回は①水をつかまえるについてです。
うまくキャッチできていないひとは、「バシャバシャ」音がします。
水をとらえていないときに水しぶきが上がります。
バシャバシャするのはなぜ?パドリングは、漕ぎはじめがいちばん大きく強くボートが動きます。
体のひねりが最大の状態で、そのひねり戻し
流れに乗るのか、いなすのか。
リバーカヤックのおもしろさ。それは水の動きを感じて流れと遊ぶこと。地形によって水の動きはさまざまです。同じ川でも毎日同じではなくて、水位が変わると水の動きも変化します。たとえば流量が増えると、流れが速くなったり、水位が上がって岩を乗り越えるようになり、ぶつかったはね返りや落ちる方向が変わります。
「水は下流へ向かって流れているはず」と先入観をもって見ていると、いろんな流れに気づけないです。水は下
[ロール]セットは、段取り。
ロールの確率を上げたい。そう思う人は多いでしょう。
ロールはいろんなポイントがあって、どれかが欠けると、気持ちよく上がれません。いろんなポイントをちゃんとやるには、セットを丁寧にするといいです。
セットは、動く前に準備する「段取り」なのです。段取りができていると、ものごとはスムーズに動いていきます。
陸上で何度も慣れているひとを見ると、セットをしていないように見えます。何も考えなくても、体が勝
パドルは何指で持つ?
パドルを二本の指で持つとしたら、親指と何指?
多くの人は親指と人差し指でもってしまっています。
でも使いたいのは、親指と小指です。
道具を扱うもののほとんどは、親指と小指で持つ。
ゴルフのクラブ
野球のバット
テニスのラケット
剣道の竹刀
消防のひとから、ロープも小指で持つと聞きました。
そして今日は、バイオリンの弓も、親指と小指だと知りました!
小指を使って持つ理由
いちばんの理
子どもはちゃんと考えている。
今年の5月から、親子で何度かカヤックスクールに参加していただいているU家。基本をきっちり学ぶ姿勢のお父さん、家族で楽しみたいお母さん、独創的な小学5年生のS君の三人です。毎回、楽しくレッスンをしています。
少ないパドリング回数で
今回、練習の課題で
「できるだけ少ないパドリングで、目的地まで行ってみよう」
と、みんなで競い合ってみました。
課題の目的は、
「行き先を見つづける」
「ワンパドル
[ロール]習得の早道!体を旋回させる動き
立ち上がっている体軸を中心にパドリングができると、ボートの向きを大きく変えらるのでコントロールしやすいです。ロールも同じ体軸を中心に回転する動きなので、日ごろのパドリングでその動きができていれば、ロールも覚えやすいです。
ボートの方向を変えるスイープストロークも、ボートを起こすロールも、同じ体を回す動きです。上体とパドルを一体にして動かせると、軽く力強くボートが動きます。
体幹を使う感覚はなか
緊張しすぎなひとへの処方箋
ゆるやかなところではちゃんとできるのに、瀬になったとたん(瀬の音が聞こえたとたん)にできなくなってしまう。
そんなひとはとても多いです。
緊張するからですね。
なぜ緊張するんでしょうか?
沈したくないから? 難しいと思っているから? 不安に思うから?
”ちゃんと”の呪縛瀬で「転んじゃえ、イエーイ」といって下るひとは、まず、いないです。みんな”ちゃんと”下りたいって思ってますよね。
緊張を作りだ