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[パドリング]音を聞け。

リバーカヤックを動かすコツは、
 ① 水をつかまえる
 ② 体幹を使って動かす
 ③ 行き先を見つづける
です。

今回は①水をつかまえるについてです。

うまくキャッチできていないひとは、「バシャバシャ」音がします。
水をとらえていないときに水しぶきが上がります。


バシャバシャするのはなぜ?

パドリングは、漕ぎはじめがいちばん大きく強くボートが動きます。
体のひねりが最大の状態で、そのひねり戻しが強いからです。

キャッチができていないひとは、この最大にひねられた状態を使ってボートを動かせていません。だからワンストロークの進みが小さいです。

バシャバシャと音をたつ要因はふたつ。

ひとつは、ブレードが着水する角度が問題。
オモテ面が下を向いていて、水を叩いてる、もしくは撫でている状態。水面に対して直角に刺せていないので、水をつかめません。

もうひとつは、ブレードを刺す動作とボートを動かす動作が同時になっているため。
水しぶきがあがらないひとは、
 水をキャッチしてから→ボートを動かす
の二段階の動作をしています。
ブレードが差し終わっていないうちにボートを動かそうとすると、ブレードの位置がぶれます。このときに水しぶきがあがります。

どちらも水しぶきが上がり終わってから、キャッチがはじまります。なので、実質的に水をとらえてボートを動かせる部分は短くなります。

水しぶきが上がっているときは、水をつかめていません
最大に体がひねられた状態ではあるのですが、とらえていないのでボートは動きません
水しぶきがおさまったところがキャッチのはじまり。
ある程度ひねり戻ってしまっているので、せっかくの体幹の動きを生かせません

バシャバシャと空振りしている時間は、せっかくの大きな動作にロスを出てしまいます。もったいないですね。

音をたてずに漕ぐには

体が最大にひねられたタイミングで、水をつかまえたいです。

単純に、音をたてずに漕いでみるといいです。
 音がたつ=水をつかまえていない
だからです。

音をたてずに漕ぐには、
 早く動かしたほうがいいのか? ゆっくりのほうがいいのか?
 ブレードの角度は被せたほうがいいのか? 立てたほうがいいのか?
 メリハリをつけたほうがいいのか? 同時にしたほうがいいのか?
 腕は伸ばし切ったほうがいいのか? やや曲げたほうがいいのか?
 パドルを引く意識がいいのか? ボートを動かす意識がいいのか?

あれこれ試してみるといいです。

音を意識して水をつかまえにいくと、ぐっと重さが出てきます。
やってみてください!

***

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