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コロナ禍での経営

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#コロナ禍

コロナ禍の経営23~長崎県さんからのご依頼の出張販売もコロナで中止~

コロナ禍の経営23~長崎県さんからのご依頼の出張販売もコロナで中止~

1.出張販売のご依頼2021年10月末、長崎県大阪事務所の職員さんが五島つばき商店にご来店頂けました。

職員さん「在阪九州各県と沖縄県で、来たる2022年2月23日に大阪府松原市にある「セブンパーク天美」で長崎県の商品販売のご依頼です。」

「セブンパーク天美」は2021年(令和3年)11月17日に開業予定で
ライフ、ロフト、無印良品、 ニトリデコホーム、トイザらス/ベビーザらス、VS PARK

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コロナ禍の経営16~ゆうちょ銀、ネットバンクの他行あて振込料金を値下げ~

コロナ禍の経営16~ゆうちょ銀、ネットバンクの他行あて振込料金を値下げ~

1.タイトルの記事の内容
ゆうちょ銀行のインターネットバンクで振込み料金

2021年11月1日より、一律165円。

従来

5万円未満:220円/回

5万円以上:440円/回

2.銀行の皆さんには申し訳ないですが、苦しいです。五島つばき商店を開店して、3年8カ月で、振込み手数料でお支払いした金額は20万円を超えています。

五島の仕入れ先さんが利用する銀行は今のところ4つです。

十八親和

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コロナ禍での経営1

コロナ禍での経営1

この1年、一番多く聞かれた質問「コロナ禍で、どうやって経営を続けているのか?」答えは店舗の売上がなくなっても耐えられる設計をしているからです。

そもそも、コロナ禍関係なく、大阪市北区、天神橋筋商店街3丁目は2ヶ月に一度、店舗が入れ替わる激戦区です。ここで店舗を借りて、商売を始めようと決めた時から、売上がなくなる事は当たり前と考えておりました。

売上がなくなったらどうするのかを事前に策を練ります

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コロナ禍での経営2~「損益分岐点の低いお店作り」が重要です~

コロナ禍での経営2~「損益分岐点の低いお店作り」が重要です~

前回「コロナ禍での経営1」は最悪のシナリオ、売上がなくなっても経営を続ける具体的な方法を書きました。

今回の結論は「損益分岐点の低いお店作り」が重要です。
今日も、いつも通り、「五島つばき商店」に向かうと、斜め向かいの天神橋筋商店街3丁目「串かつ でんがな」さんが閉店になっており、驚きました。

「串かつ でんがな」さんの紹介「串かつ でんがな」さんは全国で60店舗以上あります。

運営会社は「

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コロナ禍での経営3~コロナ禍で「パクリ屋」が増えています~

コロナ禍での経営3~コロナ禍で「パクリ屋」が増えています~

コロナ禍で「パクリ屋」が増えています。高級商品が納入されると代金を支払わらない「取り込み詐欺」を行うのを「パクリ屋」と言います。

コロナ禍で苦しむ生産者の足もとをみて、許せないです!!

その後、「パクリ屋」は入荷した商品を右から左に転売して、儲けて終了です。

「パクリ屋」の住所に行っても、「もぬけの殻」です。または廃業や倒産の通知が生産者に届くだけです。

「パクリ屋」と取引しないための取り

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コロナ禍での経営4~店舗での売上が上がらないのなら、副業をしましょう~

コロナ禍での経営4~店舗での売上が上がらないのなら、副業をしましょう~

店舗での売上が上がらないのなら、副業をしましょう。日本一長い商店街、天神橋筋商店街には800店舗ぐらいあります。時短要請、またその影響で営業時間が短くなっております。

毎日の通勤で見ていると、ずっと店舗にいたままの方がいます。

このまま売上減少でよいのでしょうか?

国から協力金がもらえるからは一旦なしとします。

店舗に「こだわり」を持つ事は大事です。しかし、「こだわり過ぎる」のは頂けません

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コロナ禍での経営5~最悪を想定して、経営しましょう~

コロナ禍での経営5~最悪を想定して、経営しましょう~

事業撤退も想定して、経営しましょう「コロナ禍での経営1」で、五島つばき商店はそもそも売上が上がらない前提で創業しましたので、まだ耐えております。

しかし、副業しても、支払いが追いつかない場合はあきらめて、廃業が良いと思います。

スポットライトは浴びませんが、線引きして「撤退」が上手い事も経営者として、大事な能力です。

突っ込んだお金を取り返していない、まだいける、まだ大丈夫、協力金がでるから

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コロナ禍での経営6~もう時間がない「営業時間短縮協力金」と準備しよう「一時支援金」、「事業再構築補助金」~

コロナ禍での経営6~もう時間がない「営業時間短縮協力金」と準備しよう「一時支援金」、「事業再構築補助金」~

営業時間短縮協力金五島つばき商店は大阪のため、大阪府、大阪市の「営業時間短縮協力金」です。

令和3年2月26日までです。

大阪以外の方は各自治体に問合せ下さい。

五島つばき商店は小売りのため、対象外で申請できません。

一時支援金
飲食店以外の方はこちらです。

上記の「営業時間短縮協力金」と重複受給はできません。

情報が随時更新されておりますので、適宜必要です。

2019年、2020年

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コロナ禍での経営7~出金は遅く、入金は早く、現金を多く持つ~

コロナ禍での経営7~出金は遅く、入金は早く、現金を多く持つ~

「出金は遅く、入金は早く、現金を多く持つ」『アップルが「最強の資金繰り」を維持できる理由』より

仕入れたらすぐ売る
代金回収を早くする
代金支払いを遅らせる

経営の教科書通り、「黒字倒産」を防ぐための基本です。

「黒字倒産」とは損益計算書上では黒字の状態であるにもかかわらず、資金繰りの悪化し倒産してしまうことです。

コロナ禍ではますます重要となっています。

基本から外れると倒産する危険性

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コロナ禍での経営10~仕入れ値で販売~

コロナ禍での経営10~仕入れ値で販売~

「新商品開発2~かんころ(干し芋)~」でも書きましたとおり、コロナ禍でインバウンド需要、飲食店休業で青果に値段がつかなく、全国の農家さんが青果を畑に捨てているニュースが流れている状況です。

仕入れ値で販売できる商品は可能な限りやっております。

理由は協力金が支給される飲食店に比べて、生産者が大変な思いをしているためです。

もちろん、五島つばき商店の経営も苦しいですが、大阪のお客様が「五島のた

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コロナ禍での経営11~今、五島からいちごは仕入れできない~

コロナ禍での経営11~今、五島からいちごは仕入れできない~

お客様「いちごがほしい」

私「今、五島からいちごの仕入れはできないです」

理由は大阪で

福岡県産「あまおう」が400円代/パック

長崎県産「ゆめのか」が300円代/パック(トップの画像です)

で販売されています。時間をかけて、調べれば、もっと安い所もあると思います。

経営して4年目ですが、こんな価格は見た事がないです。

そもそも、大阪で五島の青果を売るのが難しい事は「五島の青果を大阪

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コロナ禍の経営14~競合他社が閉店して悲しい~

コロナ禍の経営14~競合他社が閉店して悲しい~

1.結論何が悲しいのか?

A.不労所得(年金、不動産収入など)があります。

B.土地、建物が自分の物です。家賃いらないです。

C.家族が従業員です。人件費がめちゃくちゃ安いです。

下手な大企業より強い、「3種の神器」を持つ、中小零細企業の正体です。

戦後、最大の不景気コロナ禍でも、まず潰れません。

見ている限り、競合他社「噂のやおや」さんは「3種の神器」は持っていないと思いました。

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コロナ禍の経営15~台風で売る野菜がないと言われてから売上を上げるまで~

コロナ禍の経営15~台風で売る野菜がないと言われてから売上を上げるまで~

1.結論2020年9月

長崎県五島市富江町、五島きくに農園の川元さん「台風で売る野菜がないです」

私「地面の中の芋はあるはずなので、芋を売りましょう。ただ芋としても出してもほぼ売れないので「かんころ(干し芋)」で売りましょう」

画像は実際に作ってもらった「かんころ(干し芋)」です。

それから、約1年が経ち、2021年8月

川元さん「もう「かんころ(干し芋)」の在庫がほとんどありません」

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