善きサマリア人

家庭平和協会(FPA)会員です。 代々曹洞宗でしたが、エルサレム巡礼後は聖書を愛読して…

善きサマリア人

家庭平和協会(FPA)会員です。 代々曹洞宗でしたが、エルサレム巡礼後は聖書を愛読してます。 統一思想と勝共理論をアップデートすべく、研究の日々。

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再臨運動に関わった兄弟姉妹に伝えたいこと

かつて日本人による世界人のための家庭教会というブログを書いてました。 このブログは元々、ばらばらに分裂した統一家を一つにしたくてはじめたものです。当初は無党派無教会のような立ち位置でしたが、その後家庭平和教会(三男派)に入会し、7月8日の銃撃事件を迎えました。 私は安倍晋三先生の殺害が、全ての祝福家庭が悔い改める契機となってくれることを願いました。ブログではたくさんの教団批判を書きましたし、twitterでも情報発信しました。 しかし家庭連合の記者会見や現役食口のSNSを拝

    • 文顯進・郭全淑夫妻が「真の父母の責務を継承」される意味

      家庭連合の食口は、「顯進様が真の父母宣布をされた」と説明されているそうです。 「真の父母宣布」という言葉の使用に、私は悪意すら感じます。 「愛の減少感を超えられなかったカインの主管性転倒」のような、否定的なニュアンスが含まれているからです。 家庭連合の食口は、自分の眼で確かめることもせずに「カインの主管性転倒」だと確信できるのでしょうか。 私の知る限り、文顯進会長がFPAで「真の父母宣布」をされたことはありません。代わりに伺っているのは、「真の父母の責務(mantle)を継

      • 神の前に「真の父母」が離婚の危機にある

        私はここまでの記事で、原理的観点から「十分起き得ること」を書いてきたつもりです。 つまり「真の母たる韓鶴子総裁であっても原理は適応されるので、責任分担を果たせない場合は摂理が延長する」のだと(「メシア無謬主義」は日本統一教会独特の文化)。 信仰歴の長い食口は、文鮮明・韓鶴子夫妻を実の父母のように慕う方も多いことでしょう。 文師が聖和されて12年が経過しますが、父親を亡くした悲しみは完全に癒されたのでしょうか。 愛する人の死が突然で予想外である程、その悲しみから立ち直るのに

        • 霊界の文鮮明師は韓鶴子総裁を赦されるのか

          文鮮明師の聖和から今年で12年を数えます。 文師の生前に、いまのような状況を迎えることを誰が予想したでしょうか。 旧約聖書には、摂理から外れた選民が外的粛清を受ける様子が描かれています。 ユダヤ民族は3次に及ぶバビロン捕囚を被りますが、これらは一夜にして起きたのではありません。 エレミヤ、エゼキエルという預言者によって、「外的粛清は絶対に避けられない」と繰り返し警告されたのです。 この時代、バビロンと敵対するエジプトと軍事同盟を結べば、事態は好転するという楽観論がありまし

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        再臨運動に関わった兄弟姉妹に伝えたいこと

          いま真の父母は本当に一つか?

          世界家庭の最新刊で、田中富弘会長のメッセージが紹介されていました。 田中会長の率直な告白は、文鮮明師聖和後に公職者が抱いた葛藤を代弁しています。 真の父母が一つであるならば、なぜ韓鶴子総裁は文師と異なる見解を披露されるのか。 文師に生まれながら原罪があったという発言に留まらず、聖婚後ですら罪が残されていたという発言、統一原理は蕩減時代の遺物なので不完全だという発言、「自己判断」すれば躓くことばかりなのです。 メシア無謬(むびゅう:間違えないこと)主義を貫くのなら、韓総裁が

          いま真の父母は本当に一つか?

          「メシア無謬主義」は日本統一教会独特の文化

          天心苑と重生の時代というサイトについて、はじまりの啓示から間違っているという記事を書きました(「真の父母は一体である」という啓示の真偽)。 サイト運営者は善意で記事を書いているのでしょうから、膨大な内容をまとめた努力には敬意を表します。 その一方で、根底の価値観に「真の父母無謬主義(むびゅう:神のように間違えないこと)」があることに気がつきました。 「無謬主義」とは何か、過去記事から引用します。 このサイト運営者が、韓鶴子総裁のことを「神と一体の真の母」として崇敬したい気持

          「メシア無謬主義」は日本統一教会独特の文化

          「真の父母は一体である」という啓示の真偽

          天心苑と重生の時代というサイトを知り合いに紹介されました。 この手の「韓鶴子擁護論」は、口頭ではいろいろな食口から聞かされてきました。 このサイトが特徴的なのは、文鮮明師が聖和された際の「啓示」を出発点としていることです。 教義の理解がしっかりされている方のようで、その啓示を土台に摂理観をまとめ、サイトの全体を構築されたと理解しました。 私は他人が祈りの中で与えられた啓示や悟りについて、あれこれ批評するのは好きではありません。 しかしサイトの違う箇所では、「基元節をもって

          「真の父母は一体である」という啓示の真偽

          「真の家庭」の破壊は人類史上最悪の罪

          家庭連合の食口は、解散命令の司法判断を固唾を飲んで見守っていることでしょう。 しかしこの災禍が「外的粛清」なのだとすれば、原因となる罪を悔い改めない限り滅びは避けられません(統一教会の解散は神様の決定事項)。 歴史的にユダヤ民族は、バビロン捕囚に代表されるように幾多の外的粛清を受けてきました。 ホロコーストのあまりに大きい代償を見るだけで、摂理に反逆することの重大さを理解できるはずです。 文顯進会長は安倍晋三先生の殺害以降、「統一教徒ら(Unificationists)は

          「真の家庭」の破壊は人類史上最悪の罪

          救いは清平ではなく家庭にある:後編

          前編はこちら 教団公認の霊能者は二人いた清平に19年君臨した金孝南の更迭は、呆気ないものでした(本人の挨拶文はこちら)。 ところが公認霊能者が突然不在となったのに、時間が経っても「二代目訓母」が選ばれることはありませんでした。 つまり以降の清平役事や先祖解怨は、霊能者の働きがない中で行われたことになります。 ところで文鮮明師が聖和される以前、教団公認の霊能者が二人いました。 清平の金孝南と、全く独立して霊通していた金英順女史です。 金英順女史は36家庭の李相軒先生(統一思

          救いは清平ではなく家庭にある:後編

          救いは清平ではなく家庭にある:前編

          はじめにお断りしておきますが、私ははじめから清平に懐疑的だったのではありません。 清平の草創期と呼ばれる1996年から繰り返し3泊4日修練会(当時)に参加し、霊障が完治した証もあります。 かつて清平を愛しやがて失望した一食口として、これからの世代に伝える記事を残しておきたいと思いました。 清平は文鮮明師の定めた聖地昨今の食口にとって、清平は訪れたら幸せになるテーマパークのような場所かもしれません。 霊的に祈り込まれた地、そこに行けば心が神様に通じる、そんな実感を持たれた方も

          救いは清平ではなく家庭にある:前編

          神様が外的粛清を思い直す可能性

          安倍晋三先生が凶弾に倒れた当日の朝に、統一教会にその後起きることを預言したブログがあります。 事件が起きた夜、私は山上被告が信仰2世であることを知らずにこんな記事を書きました。 元信者からすれば理解できないかもしれませんが、私はいまも文鮮明師が再臨のメシアだと信じています。 神様は人類救済のためにユダヤ民族を選ばれ、イエス・キリストを救世主(メシア)として降誕させました。 旧約聖書に記されていることは、神様の厳しくも慈しみ深いエピソードの連続です。 文鮮明師が本当にメシア

          神様が外的粛清を思い直す可能性

          神様が統一教会を助けない理由

          安倍晋三先生の銃撃以降、家庭連合の食口は試練の意味を真剣に祈り求めたことでしょう。 既成キリスト教会にも解散請求反対を表明する人も現れていますから、いまなお「奇跡の大逆転」を諦めていないのかもしれません。 文鮮明師がダンベリーに収監された際に、キリスト教の聖職者が宗教弾圧に抗議した状況を彷彿させるからです。 このようなナレーションは韓国本部に希望的に報告され、次は「宗教の自由バンケット」でも開催されることになるのでしょうか。 結論から書いてしまうと、現役食口の祈り虚しく解散

          神様が統一教会を助けない理由

          あなたの人生は教団と心中する程安くない

          NHKのクローズアップ現代を視聴しましたが、解散命令が確定事項であるかのような番組構成が印象的でした。 現役食口からすれば腹立たしいかもしれませんけど、これが現実です。 またこの期に及んで、「三男派が文科省に証拠を提供して解散請求を後押しした」という噂も聞こえてきました。 「三男派は家庭連合に責任転嫁して、自分だけ生き延びようとしている」という悪口も、しっかり伝わっています。 前者は事実無根として、後者については釈明しておきます。 いまの状況で、分派が体よく生き延びること

          あなたの人生は教団と心中する程安くない

          統一教会の解散は神様の決定事項

          私が8年前にはじめた別のブログで、繰り返し記事にした内容があります。 ・選民が神様を離れたら、内的刷新に続いて外的粛清が起きる。 ・文鮮明師聖和以降の情勢は、ユダヤ民族のバビロン捕囚とそっくりである。 ・外的粛清が起きる前に、全ての罪を悔い改めなければならない。 この内容を更に探求したくて、FPAの有志で聖書研究をはじめました。 エルサレム陥落前夜を描くエレミヤ書とエゼキエル書を、改めて学び直したかったからです。 創世記からはじめて1年3ヶ月、エゼキエル書まで到達した翌日に

          統一教会の解散は神様の決定事項

          解散命令で消え去るもの、失われないもの

          家庭連合の解散請求が、1週間後に迫っています。 現役、元信者を問わず、色めき立つ様子がSNSから伝わってきます。 しかし解散命令によって、末端信者の生活が大きく変わる訳ではありません。 これまで家庭連合の知り合いと話をしても、(報道は不愉快ではあるが)むしろ解散して一からやり直した方が良いという食口が複数いました。 統一教会が解散すれば誰が困るのかという記事で書いたように、現代の摂理は中央集権の教団組織を必要としません。 先駆けて還故郷して基盤を築いた食口は、報道バッシング

          解散命令で消え去るもの、失われないもの

          統一教会の信者が教団から解放される日

          旧統一教会では10月の4日と14日をそれぞれ、西大門刑務所と興南監獄から解放された記念日として祝います。10月は「解放の月」なのです。 皮肉なことに文科省は、10月12日に宗教法人審議会で解散請求を話し合うことを発表しました。 篤実な食口は、この審議会で「白馬の王子」が登場し、解散請求を撤回してくれることを期待しているかもしれません。 しかし教団の混乱に10年以上心を痛めた私から見れば、解散請求は数万人という食口が解放される契機に他なりません。 韓国本部を中心とした支配体制

          統一教会の信者が教団から解放される日