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梟伯爵の読書 4冊目

#わたしの本棚 #読書感想文

 やぁ、こんにちは、あるいはこんばんは諸君。
ここ最近は、伯爵としての仕事が忙しくここでの活動が疎かになっていた。
いや、楽しんで読んでくれていた諸君すまない。
あまりの忙しさで最近は市の図書館にも行けていないのだ。

 さて、今回はそれこそ私の本棚にある一冊を紹介しようと思う。
まず一つ質問をさせてもらいたい、これは重要なことなのだ。
『魔法は好きかね?それとも興味があるかね?』
 私もかつて魔法使いになる夢を持っていたことがある。
「魔法なんて存在しない、そんなのあるわけない」と馬鹿馬鹿しいと鼻で笑って捨て置いてしまう人間がいても私ならこう言い返す。
『否、魔法は身近にあるのだ、映画や小説のようなファンタジーな感じとは言えないが、魔法は身近にあり、魔法が無ければ今の現代社会の生活に繋がりたどり着くことはありえない、寧ろそれを笑って否定する君は、過去の人間を冒涜するのに値する』と言うだろう。

魔術学/表紙
撮影者/道成寺 夜香

 そろそろ本題に入ろう。
 この本のタイトルは『魔術学』という。
著者/ドゥガルト・A・スティール
 この本は、伝説のアーサー王の魔法使いマーリンが、悪しき魔女にオークの木に永遠に拘束されてからというところから始まる。
 なんとこの本は、マーリンを長い間拘束したオークの木(樫の木)でできているというのだ。
寧ろこの本の表紙を見て、今また話題になっている「ハリー・ポッター」が思い浮かんでもおかしくはない。
正直、魔法学校があるなら、この本が教科書でもいいと思うくらい楽しめる本である。
 魔法の基礎がここに載っている。
魔法使いの仕事はどんなことをするのかから、魔法使いになるための心構えや道具についてや呪文についてのことなどが記されてある。
そして、魔法使いになるための課題もちらほら出されている。
やってはみたが、見つけるのはとても大変だった。
他にも色々書いてあるが、ネタバレすると面白くないのでここまでにする。
この本の特徴はちらほらと仕掛けがあり、魔法使いにまつわる物語も記されている。
だが、これを読めば私の言っていることがわかると思う。

魔術学/背表紙
撮影/道成寺 夜香

 最後にこの本との出会いは駅近くの本屋に母と一緒に見ていた時だった。
調度、私は、まだ子どもで、夢のある話が好きで読み漁っていた頃だった。
その当時、本は三種類あって背表紙だけでもとても魅力的だった。
母が「どれか一つだけ買ってあげるよ」と貧乏していた時なのに、そう言って買ってくれた。
 私は迷ったが『魔術学』の本を選んだ。
もし、最初に勉強を始めるならこれがいいと思ったからだ。
 この本に、私は沢山お世話になった気がする。
今もたまに開いて読みふけることがあり、この本はいつの間にか私の宝物の一つとなった。
 もし、子どもに夢をもってほしいと思うなら、この本のシリーズ1冊プレゼントしてみてはどうだろうか?
今は種類が豊富だから子供に選ばせてもいいかもしれない。
 どれを選んでも、その本がきっと思い出を作ってくれて宝物になると私は信じているからだ。
 もし、市の図書館や本屋で見かけることがあれば是非、手に取ってくれたまえ。

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