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2024年6月に読んだ本のまとめ

 こんばんは、今日も一日お疲れ様でした。
そういえば、「5月の読んだ本のまとめ」をしていなかったのに気が付きました。

 今さら、遅いと思い少し早いですが「6月に読んだ本のまとめ」をすることにします。今月は今のところ、4冊を読了しています。
 あと1冊くらい、積読している本を読めるといいなあと思います。

 この中だと、近藤史恵さんか、湊かなえさんになりそうです。

読書メーター「積読本棚」より

 さて、6月に読んだ本のまとめの話に戻ります。
 今回はそのうちの3冊を「私のお気に入り」の順番に、ご紹介していきたいと思います。
目次をつけますので、好きな部分から読んでいただければ幸いです。
 
それでは最後までお楽しみくださいね。


「あなたの文章とあなた自身は似ていますか?」

 この一言が胸を掬われる思いをしました。このフレーズは、こちらの本の後半に出てきます。

 この半年ほど、ここnoteや読書メーターで言葉を紡ぎながら、何か、自分を定義するものはないだろうかと思い続けていた、

 その答えがこの一言に詰まっているように、率直に感じたからです。

「わたしの文章とわたし自身は似ているのだろうか。」

 自分自身を表す文章といえば、過去に書いた記事で振り返ると

透明だからこそ輝きが増す。なぜなら人は光っているものに引き寄せられるから。でも近づきすぎると、眩しく感じるものである。自分で目をつぶればいいものの、逆にその光を必死に隠そうとする人がいる。それが差別、いじめ、区別になることがある。A玉じゃなくてビー玉でいればいいのかもしれない。それでも私は輝きたい、自分の力で。

透明だった私へ|家出猫 (note.com)

 この文章が一番「自分らしさ」ということに、しっくりとあてはまる気がするのです。ただ、自分自身にせまる言葉を連ねただけでは「自分らしい」かどうかはわからないような気もします。

 でも、半年間「書くこと」を通して、自分を振り返ることはできているように強く感じます。

 ちなみにこの本の感想文はこちら

 海外作家さんや翻訳小説は比較的読む方ですが、韓国の作家さんの作品は初めて読みました。シンプルなプロットだけで書き始めて、作品を仕上げたというのをあとがきで知り、とても驚きました。そこまで来ると、天賦の才能ですよね。内容の軽重はというと、ブログやツイッターのような気軽さで読み進めることができます。韓国社会の風刺や日本人との違いを感じ取ることもできます。心に残ったフレーズで締めます。「あなたの文章とあなた自身は似ていますか。」「率直に心を込めて書いた文章が良い文章である。」そんな文章を書きたいですね。

『ようこそ、ヒュナム洞書店へ』|本のあらすじ・感想・レビュー・試し読み - 読書メーター (bookmeter.com)

人生は、「狂想曲」でよい。

 つい、日々、真っ当な人生という道を一歩一歩、進めていると、
人との関わりの中で、気にしなくてはならないことが本当に多いなと感じます。

 「そこで、テンポを合わせて!」
 「自分という楽器の音色に注目して!」
 「いやいや、相手の音色もしっかりと聞きながら・・・・!」 など。

 つまり「協奏曲」を奏でなければならない、という強迫観念に迫られることが少なくないと思うのです。

 この本を読んでから、そんな観念を手放せそうな気がしてきたのです。

 ちなみにシリーズものの2作目です。(1作目の感想も後ほど記録しておきます。)

 途中で読み止まり、積読(電子書籍なので文字通りの積ん読ではないかもしれないが)していた一冊。ようやく電車の行き帰りで読み終わりました。1作目もとても読み応えがありましたが、本作も思春期の息子と母ちゃん、父ちゃんとのやり取りが新鮮で、それぞれのライフ(ブレイディさんは人生とは訳していません)の協奏曲(時に、狂想曲かもしれない)の味わい深さを感じました。私自身が海外在留邦人っていうのもあり、多様性を追い求めて生きていきたいなあと強く思わせてくれる1冊でもあります。Life is changingですよね。

『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー 2巻』|感想・レビュー・試し読み - 読書メーター (bookmeter.com)

 英語の「Life」という言葉が好きです。
 日本語の「人生」ともとることができるようで、厳密に言うと、何とも直訳できないニュアンスを感じるからです。

 多様性を追い求めるなら、人生は「狂想曲」でいいんですよね。

 決まったパターンがなくてもいいし、自由という枠組みの中で音楽を作っていくような感覚を持ち続けたいものです。

 さてこの本のシリーズ1も紹介しますね。

 noteの投稿記事はこちらから。

 記念すべき100冊目がこのシリーズの1作目でした。ちなみにこの上の記事は、燃え尽き症候群から、海外移住、そして自分を見つめ直した過程を自分らしく書かせていただいています。この文書が一番自分らしいかもしれません。自分らしさを隠さずに、伝えたものは多くの人の目に留まっているような気がします。「スキ」ありがとうございます。ぜひ、良かったら読んでみてください。

空いたところに、必要なものが入ってくる。

 3冊目は、再読本です。読み放題プランで見つけました。懐かしくなり、再び読んでみました。

 基本的に必要なものしかないような生活をしているせいか、読了後に「断捨離!」ということにはなりませんでしたが、改めて気が付いたことがありました。

 それは見出しにもしましたが

「空いたところに、必要なものが入ってくる。」ということです。

 体は一つしかありません。それだけ着ることができる服にも限りがありますし、ストックにしても1人で使うだけなのに家族分あっては、使い切る前に、期限が来てしまうかもしれません。

 断捨離や片づけに関する本は、相変わらず好きですね。
 空間をきれいにして、その中に身を置くというのが、好きなんだと思うのです。
 その空間の一部に自分自身も風景のようになじみたいのかもしれません。一体化というよい日本語がありますね。

 英語だと、mixとかuniteとかmergeとかいろいろありますけれど、この一体化という語彙が表すイメージは、すてきだなと日々感じます。

 ちなみに、断捨離や片づけに関する記事も書いています。

 その中でも、みなさんに読んでいただいているのがこちらですね。

7月の課題図書を決めてみる

 いよいよあと1週間ほどで、7月ですね。初夏を過ぎて真夏に向かう中で、「課題図書」を決めて1か月読み進めるのも面白そうだなあと思い始めました。

とりあえず、冒頭紹介した「積読棚」を制覇できればいいかなと思います。

どれも読みごたえがありそうです。

 個人的には近藤さんが好きですが、森沢さんの作品も気になるところ。大山さんはシリーズものなので、過去のシリーズを思い出しながら読み進められると楽しそうです。


 今日も最後までお読みいただきありがとうございました。また、少しずつnote更新しながら、自分の「読書道」を振り返っていきますね。

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