スワン🦢SWAN

ピアノを弾いたり教えたり。これでも桐朋学園大学卒業。何故かHamburgへ留学。現在は…

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ピアノを弾いたり教えたり。これでも桐朋学園大学卒業。何故かHamburgへ留学。現在は好きなArtistの応援が主の呑気な日々。個人的な事には触れずにコンサートの感想やこれまでのピアノ人生の思い出などを書きたいと思っています。文章の中から何か自分の事が伝わればと思っています。

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    気ままに出掛けたコンサートReviewを書きました。

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    ただひたすらに好きなだけ。好きなArtistの紹介ページです。

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プロフィール欄に書ききれなかった自己紹介。 今後時々の更新になるかと思いますが宜しくお願いします。 一番好きな外国の都市はドイツのハンブルクで第二の故郷。 趣味はスポーツ観戦です。 野球を日米共に見ることが大好き。 そして日本伝統の大相撲。 テニス、サッカー、ラグビー、フィギュアスケートも大好きです。 特に埼玉西武ライオンズを誇りを持って応援しています。 ライオンズの選手の所属する大リーグも応援。 トロント・ブルージェイズに菊池雄星投手が在籍するようになり、ブルージェイ

    • ピアニスト/ケヴィン•チェンさん。圧巻のChopin Études, Op.10

      カナダの若き天才ピアニストであるケヴィン・チェン さんが弾くショパン・エチュード Op.10全曲 洗練され研ぎ澄まされた解釈 美しい音色 驚くべき速度と正確さ そして身体的パフォーマンスにおいての無駄な動きは一切無い この練習曲に関してのみの私の感覚ですが、次のChopinコンクールで彼がファイナルで演奏する姿を想像できると思っているのは私だけだろうか… もしかしますと2回連続カナダの方の優勝ということになるかもしれません…       ✤✤✤ ドゥシニキ国際ショパン音楽

      • Carla Moujahed- CosteさんとKim Bernardさんの奏でる美しいラフマニノフのチェロソナタを聴いてほしいです

        Rachmaninoff : Cello Sonata in G minor, Op. 19 II. Allegro scherzando, III. Andante お二人ともフランスの若き才能ある音楽家です。 特にどういった所が素晴らしいのかということは明記致しません。 演奏をお聴き頂ければ充分に理解して頂けると思っております。 ラフマニノフのチェロソナタは難解を極めますが、二人共暗譜して演奏している所に私は驚愕致しました。 又、お二人共フランスのスターチェリ

        • 【新野将之さんパーカッションリサイタル】 東京オペラシティB→C 2023年12月12日

          とってもAmazingなパーカッショニストだと思っている新野将之さんのリサイタルへお伺いしました。 東京オペラシティのリサイタルホールで定期的に行われている【B→C バッハからコンテンポラリーまで】は、バッハの作品と現代作品を軸とし、演奏家が自由にプログラムを組むことによって様々な「B→C」を聴くことが出来、 毎年選りすぐりの10人が選ばれて登場しており、強烈な個性とバラエティに富んだ楽器の魅力を楽しめるというなかなかのリサイタルであります。 =曲目= •ホドキンソン:ケ

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          6本
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          5本

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          少し残念だった藤田真央さんのリサイタル

          2023年10月21日 SUNTORYHall Programは前半がChopinのポロネーズ1番から7番まで。 後半はリストのロ短調ソナタ。 今回のリサイタル、聴く方にも芸術性と体力と知力が求められるものすごいProgramだと思いながらとても楽しみに出かけた。 真央さんのことは大好きである。 彼は間違いなく今世紀を代表する日本人ピアニストとして既に歴史の1ページにその名を刻んだと思っている。 彼を聴くのは勿論始めてではなくこれまで幾度となく聴いてきており、いつも申し

          少し残念だった藤田真央さんのリサイタル

          きちんと弾くには意外と難しい曲の数々

          ChopinのBallade4番であるが "きちんと"弾くことが大変難しい。 勿論演奏に正解不正解はない。 停滞しがちな出だし、手の大きさによっては違う和音に聴こえるところあり。 微妙な小節間のつなぎ、淡々とテンポ良く進む所と反対に激情溢れるの表現の仕方。 これが一つ間違えると最後まで盛り上がらず何をしてるのかわからないままに終焉してしまう。 厄介な曲である。 厄介な曲シリーズではシューマンの幻想曲やクライスレリアーナ、そしてSonataの1番も最近の若手の演奏会では未だ

          きちんと弾くには意外と難しい曲の数々

          2023年4月5日   東京文化会館       東京・春・音楽祭  ブラームスの室内楽    ヤン・リシエツキさんを迎えて         

          〜Program~出演者 ヴァイオリン:矢部達哉・水谷 晃     ヴィオラ:川本嘉子・横溝耕一      チェロ:向山佳絵子    ピアノ:ヤン・リシエツキ          【ブラームス】 弦楽五重奏曲第2番ト長調 op.111      ピアノ四重奏曲第2番イ長調 op.26《アンコール》 ブラームス:ピアノ四重奏曲第1番 終楽章 (水谷氏と横溝氏は弦楽五重奏曲のみにご出演) 昨年もこの東京春祭でのブラームスの室内楽を拝聴しましたが、特に川本嘉子さんがとても素晴らしい

          2023年4月5日   東京文化会館       東京・春・音楽祭  ブラームスの室内楽    ヤン・リシエツキさんを迎えて         

          ヤン・リシエツキさん急遽 ロンドンへ

          8/18(日本時間8/19)BBC📻で放送されたヤン・リシエツキさんのBeethovenピアノ協奏曲第4番は心が震えるくらいの煌めきの美しさと力強さでした。 フランチェスコ・ピエモンテージさんの代役としてBBCSSO & 指揮トーマス・ダウスゴーさんと演奏しました。 期間限定配信になりますが下のサイトで聴けます。⬇️ 彼はシーズン中、短いスパンでBeethovenの5つの協奏曲全てを、訪れた場所で一週間以内に演奏する、又次の土地へ行き同様に演奏、というスケジュールのコンサ

          ヤン・リシエツキさん急遽 ロンドンへ

          キム・ベルナールさん   ヴェルビエ音楽祭にてゴーティエ・カピュソン氏とDUOデビュー!

          ヴェルビエ音楽祭2022 Gautier Capuçon & Kim Bernard 〜始めに〜 スターチェリストであるゴーティエ・カピュソン氏がヴェルビエ音楽祭に若きピアニストのキム・ベルナールさんを連れてきてデュオを組みデビューさせた。 ENCORE前に聴衆へキムさんの事を紹介するスピーチをしている時、ゴーティエが本当に嬉しそうに話しており、その時の最も愛情深い表情を見ていると、配信で画面越しに見ている私の目もついつい細まりこちらの表情も崩れている事に気づく。 彼はと

          キム・ベルナールさん   ヴェルビエ音楽祭にてゴーティエ・カピュソン氏とDUOデビュー!

          2022.7/23東京バレエ団 ベジャール・ガラ公演初日

          東京文化会館大ホールにて行われました。 とても素晴らしかったので行ってきて良かったです。観に来ている客層も中々のもので、クラシックのコンサートよりも静かで皆さんわかってらっしゃるファンの方ばかりなのが良くわかりました。ゴソゴソしている人がいないのです。周りをグルっと見回してもパンフレットを、Program等を見ている人もいませんでした。皆さん踊りに集中でした。 私はNHKの語学講座『旅するフランス語』がきっかけでファンになったプリンシパル柄本弾さんと、同じくプリンシパルの

          2022.7/23東京バレエ団 ベジャール・ガラ公演初日

          オッテンザマー氏の吹き振りコンサートへ行きました。

          7/2東京オペラシティ とにかく貴公子。 今更ですがベルリン・フィルの首席クラリネット奏者です。 クラリネットの音色、唯一無二。 羽毛を透かしてみたような、手に掴むのが困難なような天空を舞うかの響き。 オーストリア製の特注品clarinet A管とB管の2本を舞台へ持参し、メンデルスゾーンの曲がそういう分類に分かれているのだろう、マウスピースを付け替え舞台で吹き分けていた。 ポンとマウスピースを取って別の一本へと付け、何の準備もせずすぐに演奏、というスタイル、ところが次の瞬間

          オッテンザマー氏の吹き振りコンサートへ行きました。

          高度なテクニックの中に究極の音色を追求する努力を若いピアニストにお願いしたいです。どうかこちらの脳が飛びそうな大音量を出さずに柔軟でダイナミックに聴かせる演奏の方法をご自身で考え、テンポが停滞せず美しさ切なさが伝わる唯一無二の音楽の研究を怠らないでほしいと切実に思います。

          高度なテクニックの中に究極の音色を追求する努力を若いピアニストにお願いしたいです。どうかこちらの脳が飛びそうな大音量を出さずに柔軟でダイナミックに聴かせる演奏の方法をご自身で考え、テンポが停滞せず美しさ切なさが伝わる唯一無二の音楽の研究を怠らないでほしいと切実に思います。

          Kim Bernardさん🇫🇷若き天才ピアニスト 6/17CD Release

          フランスの若きピアニストKim Bernard (キム・ベルナール)さんのCD、ようやく発売され私の手元に届きました📀 (記事、好きなArtistにも書いてあります) インタビュー入りプロモーションビデオ⬇️ クープランの墓より TOCCATA フルバージョン⬇️ 素晴らしいtechniqueのクープランの墓 Steinwayでの収録。 白と黒で統一された色合い。 奏者の衣装もシンプルで白と黒。 シャツの袖のボタンが両手首とも外してあり先輩ピアニストのカントロフ氏と一緒

          Kim Bernardさん🇫🇷若き天才ピアニスト 6/17CD Release

          ヤン・リシエツキ Jan Lisieckiさんについて〜           ヤンさんのことは、ただひたすらにファンなだけ💞                               

          ヤン・リシエツキさんについては皆様すでにご存知の事と思いますので説明は不要かと思いますが、下の方にProfileを引用しておきます。コンクールに出る必要の無かったピアニストという驚きの才能が花開いて現在に至ってます。 世界中を旅して各地の一流オーケストラとも共演して演奏して、Twitterでは毎日のように写真をアップしてくれています。そのお写真がとても上手で美しくて、私もよくコメントさせていただいております。 Chopinは最も私の心を満たしてくれる演奏ですが、ロマン派は勿論

          ヤン・リシエツキ Jan Lisieckiさんについて〜           ヤンさんのことは、ただひたすらにファンなだけ💞                               

          シリル・デュボアさんについて 〜フォーレ全曲歌曲集〜

          Cyrille Dubois(シリル· デュボワ)さんは1984年、フランス生まれのテノール歌手。 幼少期はソプラノ歌手として教会で歌ったり、オルガンを学んでいた。 パリ音楽院、パリ・オペラ座の研修所で研鑽を積んで、オペラ歌手としても、コンサート歌手としてもヨーロッパを中心に活躍しているハイテノール。 レパートリーは幅広く、フランス作品ではラモーのようなバロックから、グノー、ビゼー、オベール、フォーレ、ドビュッシーの作品は勿論、歌曲ではリストのフランス語の歌曲も積極的に取り上

          シリル・デュボアさんについて 〜フォーレ全曲歌曲集〜

          森谷真理✕大西宇宙 Viva Verdi Ⅱ 中期        ピアノ 河原忠之 2022.5/27 トッパンホール

          今夜も素敵なコンサートに行ってきました✨ ヴェルディの中期のみをソロとデュエットで聴かせて下さったProgram、とても情熱的で盛りあがりました。 お二人とも諸外国で活躍中、当然オペラハウスで響き渡らせる歌唱力がおありのためトッパンホールではホールを突き抜けて首都高速まで聴こえたのでは?それほどの凄い声量で、拝聴したこちらも頭に身体にビリビリと伝わり満足感でいっぱいでした。 ピアノの河原さんが進行役を務めて下さり、途中で曲目やお二人についての解説がありましたので、それが

          森谷真理✕大西宇宙 Viva Verdi Ⅱ 中期        ピアノ 河原忠之 2022.5/27 トッパンホール