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オッテンザマー氏の吹き振りコンサートへ行きました。
7/2東京オペラシティ
とにかく貴公子。
今更ですがベルリン・フィルの首席クラリネット奏者です。
クラリネットの音色、唯一無二。
羽毛を透かしてみたような、手に掴むのが困難なような天空を舞うかの響き。
オーストリア製の特注品clarinet A管とB管の2本を舞台へ持参し、メンデルスゾーンの曲がそういう分類に分かれているのだろう、マウスピースを付け替え舞台で吹き分けていた。
ポンとマウスピースを取って別の一本へと付け、何の準備もせずすぐに演奏、というスタイル、ところが次の瞬間には驚くべき柔和な音色が流れてくるのだからただ驚きの連発。
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燕尾服、黒いブラウス、燕尾服、黒いブラウスと衣装替えして出てくるところも、おしゃれ。ヘアースタイルも休憩後は髪を撫で付けカッチリと決めていました。
そして靴の裏は真っ赤でした。
歩くと見えるのです。
演奏中もチラチラ見えて気になってしまいました。
指揮は優雅で正確なさばき、楽曲は細部まで練り上げられており美しさを極めた演奏を聴かせてくれました。
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メンデルスゾーンの無言歌集は特に素敵でした。うっとりと聴いていて、時間を忘れされてくれるほどでした。
春の歌は勿論ですが、ヴェネチアのゴンドラは暗さと美しさが対比していて聴き惚れました。
演奏をいくつか貼りました。
ヴェネチアのゴンドラ⬆️
ユジャ・ワンとの共演⬆️
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日本も早くこういう日が訪れますようにと
願っています。
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