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森谷真理✕大西宇宙 Viva Verdi Ⅱ 中期        ピアノ 河原忠之 2022.5/27 トッパンホール

森谷さん前半のお衣装
森谷さん·ピアノの河原忠之さん·大西さん

今夜も素敵なコンサートに行ってきました✨

ヴェルディの中期のみをソロとデュエットで聴かせて下さったProgram、とても情熱的で盛りあがりました。

お二人とも諸外国で活躍中、当然オペラハウスで響き渡らせる歌唱力がおありのためトッパンホールではホールを突き抜けて首都高速まで聴こえたのでは?それほどの凄い声量で、拝聴したこちらも頭に身体にビリビリと伝わり満足感でいっぱいでした。

前半のProgram
後半の森谷さんのお衣装
後半のProgram
アンコールの曲目

ピアノの河原さんが進行役を務めて下さり、途中で曲目やお二人についての解説がありましたので、それが大変わかりやすく手元のProgramを見なくても充分楽しめました。

本来なら一つ一つProgramに沿って感想を書くべきなのでしょうが、なんせ歌は好きなだけで専門外です。
細かい感想は他の方のTwitterなどご覧いただければと思います。

とにかく素晴らしかったということに尽きるのと、お二人がそれぞれの演目で、瞬時にその役になりきって演目の世界へ誘ってくれたので私も没頭して聴くことが出来て楽しめました、ということを今晩の感想として書いておきます。

ピアノの河原忠之さんですが、オーケストラを聴いているような多彩な響きと音色と重量感があり、歌手が安心して任せているのが納得の凄い方でした。
1ヶ月前にこちらで若いピアニストのコンサートがあり、同じスタインウェイのピアノでの演奏を聴きましたが、ホールの大きさを考えずに、ただ大きい音をガンガンと鳴らすだけであまり良くなかったのですが、河原さんが弾くと同じピアノが鳴っているの?と思うほどの柔らかな音と幅のある音量が放たれておりました。
美しいpianissimo柔らかなFortissimo、このピアノこういう音出ますよね?って再確認してしまいました。 
そうそう、藤田真央さんが一音ポーンと、世界一美しい音合わせの【A】の音を出した、こちらがそのピアノです。
ホントにプレイヤーによって質がすぐにわかってしまうので、ピアノって残酷です。

お話が逸れましたが、アンコールの【椿姫】で凄い事が起こりました。
大西さんはジェルモンの役をこれからもされるので『プロヴァンスの海と陸』は歌われる事が想定されました。その後もう一曲『花から花へ』を森谷さんが歌って下さり、最後の方でアルフレードがドアの奥で歌うシーンになったときです!
「どうするのかな?」って考える隙間も与えず、トッパンホールの一階客席左側後方の扉から登場されて、アルフレード役を(テノールですからね、この役)見事に歌い上げたのには本当に驚きました。
大西さん、お声、だいぶ高い音域まで出るのですね!!
本当に素晴らしかったです。
森谷さんのヴィオレッタも見てみたいです。
お客様も総立ちの大興奮の一夜を忘れることはないでしょう。
御本人もtweetされておりましたが、私も生きてて良かったです。
また聴きたくなる、そんなお二人の共演、次は7/30にお伺い予定です。

次回公演