あの
あの のニュアンス。
あの女…て言ってたあの子の"あの"には
とげとげした気持ちがあって
でもどこかきっと苦しかったり
一生懸命な裏側の気持ちが
見え隠れする。
あのクリーム!て言ってたあのお方は
待ち遠しいような
期待に胸を膨らませるような
強調の仕方をされていて。
あの話なんだけどさという彼は
お互いの共通のものを安心して話すかのよう。
知ってるでしょ?という少し委ねる感覚と
自分と相手しか知らない特別感をかもしだす。
そして、その相手への信頼もね
言葉には感情がのっていて
その感情は一つじゃないこともあって
心情や生き方は目や表情に現れるけれど
言葉にのせるその声色にも
それをのぞかせることがある
あのね…とワクワクした気持ちで話し出せば
何か新しいことが始まるような錯覚もおきる
しかし個人的には言霊はあると思っていて
口に出すその言の葉に少なからず
影響されている
今日、どんな言葉を紡ぐか
どんな声色をのせるか
そんなことに気付かされた
あの子からの、あの言葉だったりする。
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