【ゴルフ】2023年のセッティング~今年こそシングル目指して~
橘です。2022年が終わりますが、いろいろ試行錯誤した結果、今の私にとってベストなセッティングが完成しましたので、メモ代わりにnoteに残そうと思います。2023年のポイントは「何を使わないか」を明確にすること。ぜひご笑覧ください。
すべてのベースはHS38m/s
自分のセッティングを考える上で最も重要なこと。それはヘッドスピードが38m/sしかないことです。標準的なアマチュア男性は40m/s。飛ばない部類の女子プロとだいたい同じぐらいと認識しています。勝みなみ的ではなく、青木 瀬令奈的な感じです。ドライバーは最高に飛んで220Y程度。残念。でもこれはまぁ仕方ないです。
目標は明確です。ハンディキャップを9以下にすること。そのためには競技会に出てよい成績(グロスで5位以内)でフィニッシュすることが求められます。そうすると、ハンディキャップ委員会が「こいつのハンデ減らそうか?」といってくれるから。で、どの競技会に出ているの?といわれれば、自分の所属しているコース、リバーサイドフェニックスゴルフクラブです。競技会でのヤーデージはトータルで6500Y。これまた、女子プロのレギュラートーナメントと同じぐらいです。
つまり、飛ばない私が6500Yのコースで結果を出すためのセッティングが必要になるよ、という意味ですね。そのために試行錯誤してきたわけですが、2022年のラウンドを通してだいぶ「必要なこと」と「必要ないこと」が見えてきました。それを今回書き記そうということですね。
1+3+3+4+2+1
前置きが長くなりました。結論を表にまとめたらこんな感じです。
2010年ごろからセッティングをエクセルにまとめています。文字小さくて見えませんね。
こんな感じです。2018年からUTを4本にしたり、7番アイアンや8番アイアンをぬいたりしてきましたが、結果一番下のように落ち着きました。ドライバー、FW3本、UT3本、アイアン4本、ウェッジ2本にパターですね。
6500Yともなると、パー4ではほとんど400Yを超えてきます。ドライバーが200Y前後となると、ほとんどのホールでFWを持たされ、かつ、パーオンなんてしません。だいたいグリーンエッジから50Yほどのアプローチが残ります。この距離をワンピンぐらいに寄せてワンパットで沈める。これが私のゴルフです。そのため、ロングレンジのクラブが多くなり、かつ、アプローチも多少なりともバリエーションが求められます。だからこそ、上と下が厚いセッティングになるわけです。それでは各カテゴリーごとに見ていきましょう。
ドライバーにFW3本
使用頻度がパターに次いで多いドライバーは、飛距離より方向性重視です。もとより飛んで220Y。大きな怪我をすると、パーはもとよりボギーすら難しい局面に追い込まれます。現在のチョイスはスリクソンZX5 Mk II。ちゃんとフィッティングを数値を計測してから購入しています。ヘッドはマット調になりました。いまや外ブラのほとんどがマット調。海外での販売を見据えた判断なんでしょうね。なんか雰囲気がPING G425 MAX ドライバーにとても似ています。
FWは3・5・7番です。ただし、HS38m/sではボールに浮力を与えることができないため、3番ウッドと5番ウッドのキャリーはほとんど一緒だと思います。だから100切りを目指すのであれば3番ウッドは要らないと思いますが、目標はシングル入りです。たとえキャリーが出なくても、低くて転がるボールを打つ必要があるので、3番ウッドもセッティングに加えています。
ポイントは7番ウッドです。とにかくミスが少なく打ちやすい。7番アイアンと同じぐらい上がるんではないかと思うぐらい。このクラブで180Y前後がめちゃくちゃ楽になりました。
UT4本を3本に変更しました
飛ばない私にとっての生命線がユーティリティ。メーカーによってはハイブリッドとも、レスキューとも呼ばれる、ウッドとアイアンの中間のクラブですね。私はかつて写真のように4本のセッティングでしたが、7番ウッドがあまりにもいいもんですから、飛距離がかぶる3番UTを外しました。
多くの人が男子の、とりわけ若い選手の影響を受けてか、19度の3番ユーティリティを購入しがちなようです。そもそもヘッドスピードが45m/s以上ないと、クラブの性能を引き出せないにも関わらず、です。技術にもよりますが、40m/sぐらいだとロフト22度のユーティリティとキャリーがほぼ同じ。球筋が低いからランが出て結果飛ぶ可能性はあります。私も3番ウッドを使う理屈と同じように、たとえ上がらなくても転がす局面のときに3番UTを利用していましたが、ミスも多いので、この役割は7番ウッドにゆずったわけです。
キモもなんといっても、6番UTです。ロフトは30度になります。最近でいえば、7番アイアンの代用品として認知されているものですね。
欧州女子ツアーのQTを突破したことで一躍有名になった識西諭里プロのコーチ、井上透さんも力説されています。女子プロの試合では、年々コースセッティングがタフになり、高くて止まるボールを打つには6番UTが必須だとのこと。
これってなにも女子プロに限らず、です。私のようにヘッドスピードが遅いと、ロフト30度アイアンではスピン量が少なすぎて上がらない、止まらないのです。だからこその30度ユーティリティ。スリクソンマニアである私は、スリクソンで30度のユーティリティがあればPINGを買うことはなかったのですが、ないものは仕方ないです。
アイアンは8番からで充分です
かつてホームコースでラウンドした際にどのクラブをどの程度利用するか、メモしたことがありました。当時のセッティングではありますが、こんな感じです。
ドライバー 13回(16%)
3W 4回(5%)
3〜6UT 9回(11%)
7〜PW 4回(5%)
ウェッジ 21回(26%)
パター 29回(37%)
なんということでしょう。1日のラウンドでアイアンを使う頻度は全体の5%しかなかったわけです。6500Yほどになると、私の飛距離ではアイアンが使えない。だからこそ大切なんです。なぜなら、1日に5回しかない、アイアンのショット。それは、ほとんどが短いパー4かパー5でグリーンを狙うショットになります。こういう数少ないチャンスをものにしないと、スコアになりませんから。
ウェッジはかつて3本派でしたが、いまは2本にしました。48度のウェッジをアイアンのAWに変えたんですね。理由は簡単。48度のウェッジがとても難しいクラブであることに気が付いたから。
48度のウェッジを使うのは、距離にして85~95Y程度。1日にそうなんどもあるシーンではありません。そして、そんな時に限ってミスすることに気が付きました。このウェッジの形状、いってみればマッスルバックと同じ。ミスがちゃんとミスになる、打点のバラツキを許してくれないクラブなんです。
一方、アイアンの流れをくむ単品ウェッジであるところのAWは、アイアンの形状なりにやさしく打てる機能満載。だからこそ、このロフトのこの距離は、ウェッジではなくAWにしたんですね。
パターこそ最重要ギアですよ
セッティング紹介のラストを飾るのは、パターです。アマチュアのスコアの1/3~1/4を占めるというこのクラブが、スコアメークにとっては最も重要といっていいでしょう。
多くのアマチュアがそうなように、私も万年ヒッカケに悩む人。それを解消するため、2020年にわずか4000円で購入したオデッセイ ホワイトホット 2ボール(初代)が、現在のエースクラブになりました。それでも根深いヒッカケ病は再発。いかがなものかと思案していたところで出会ったのが、同じモデルのセンターシャフト版です。
センターシャフトの良さ。いわゆるフェイスバランスが0=フェイスが開閉しにくいパターなんですね。だからヒッカケが減ります。
堀川未来夢プロも自身のYOUYUBEチャネルで絶賛していました。2mがブレずに入るって。まぁプロほど入るかどうかは別ですが。
以上、橘ダイスケのクラブセッティング2023でした。ヘッドスピードが遅いと苦労することが多いです。みなさんの参考になれば幸いです。
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橘自身のセッティングやギアに関する雑感など、つれづれなるままに書かせていただいているメモみたいな記事集です。ゴルフ業界への提言も。
おかげさまで記事もだいぶんと増えてきましたので、リンク集的な意味合いで整理しています。テーマごとに分類しています。
最後までご覧いただき、まことにありがとうございました。私自身は単なるサラリーマンゴルファーでしかないのですが、引き続き、気が付いたこと、気になる事を書かせていただければと存じます。すこしペースが落ちてきていますので、2023年はできるだけ多く! がんばります。
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