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【ゴルフ】ロフト30度ユーティリティのすすめ~いつでもスコア80台への道#14~

橘です。どんなコースでラウンドしても80台のスコアを目指すアタナなら、キャディバッグにユーティリティは入っていますよね? でもロフトはたぶん多くて25度前後ではないでしょうか? そんなアナタに30度をおすすめしたい。その理由、聞いてもらえますか?

井上透さんが力説、ロフト30度UT

プレイヤー、コーチに限らず、YOU TUBEでゴルフ関連情報を発信する人が増えてきましたね。なかでも私のお気に入りは井上透プロの井上透ゴルフ大学。レッスンだけなく女子プロ裏話、ギア情報など、多彩な内容で楽しませてくれます。

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2021年8月5日に公開された動画、ご覧になりましたか? タイトルは「勝てる女子プロの必要なのは、ユーティリティです。・・・」(原文ママ) この動画のなかで話題になっている内容、要約するとこんな感じでした。

女子プロが150~170Yで高く上がって止まるボールを打つには、ロフト30度のユーティリティが必要だけど、このぐらいのハイロフトになるとPINGぐらいしか選択肢がないので、メーカーのみなさん作ってくださいね。

検索

実際にYahoo!ショッピングで「ロフト30度 ユーティリティ」で検索してみると、ないわけではないのですが、女子向けだったりシニア用だったり。。。いわゆるバリバリのプロモデルのクラブはないみたい。PING以外。

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井上透さんの指摘通り、私も結局30度のユーティリティを探しまくった結果、PING G425 のユーティリティに行き着き、購入しました。セッティングはこんな感じになっています。

勝てる女子プロでなく、我々アマチュアでもロフト30度のユーティリティ(以下「30度UT」と呼ぶ)はとても重宝するクラブなんです。私が購入に至った経緯も交えながら説明させてください。

ミドルアイアンではスピン量がほしい

30度UTは、アイアンでいえば何番アイアンに相当するクラブでしょうか? 我々アマチュア向けのアイアンはもう10年以上、ロフトが立つ傾向にあります。20年前のPWは48度でしたが、最近はほとんど44度。ロフト30度であれば、7番アイアンであっても不思議ではありません。ここではハイロフトな30度UTを、7番アイアンの代用品であるという考え方で話を展開します。

アナタはきっとこう考えます。「7番アイアンはさすがに打てるよね」。確かにそうでしょう。しかし本当に「ミスなくちゃんと打てている」といえますか? 

近所のゴルフ練習場にシミュレーションゴルフがあるので、試しに7番アイアンの弾道、飛距離、スピン量を計測してみました。私はHC12ではありますが、ヘッドスピードがドライバー換算で38m/sしかありません。そんな私の場合、キャリーは130Y、ボールはPWと比べてあからさまに低く、スピン量はたったの4500回転/分でした。

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グーグルさんにも聞いてみました。7番アイアンで適正なスピン量、7000回転/分といっています。ほかのレッスン系ゴルフサイトでは6500回転/分。私の7番アイアンでは、スピン量が決定的に足らないのです。

スピン量が多いとボールが空気抵抗を受けて高く上がります。そして同様に抵抗を受けてゆっくりと落下。グリーンに着弾したときは何度か跳ねるものの、おおむね5歩以内には止まります。

ところが4500回転/分ぐらいになると、空気抵抗が少ないために高く上がらずに6500回転/分のボールと比べて地面に対して鋭角に着地します。当然、止まりません。直接グリーンにキャリーすると、(よほど大きくない限り)グリーン上では止まらずにコロコロ転がってグリーン奥のラフへ。これではまとまるものも、まとまりません。

そもそも7番アイアンのスピン量が少ないのは、ヘッドスピードが遅いという要素に加えて、ダウンブローで打てていないから。そしてどんなに練習しても、急にダウンブローで打てるようにはならない。だったらクラブで解決しよう、という流れだったんですね。

30度UTでボールの高さが解決

7番アイアンですらキャリーで130Y。高さもなくグリーン上で止まらない。この事実はなかなかにしんどく、私自身スコア80台での安定を目指す上で解決しなければならない重篤な課題でした。それを解決してくれたのが、PING G425 ハイブリットの30度だったんです。このクラブ導入のメリットを整理すると、こんな感じです。

●7番アイアンより高く上がる(グリーンで止まりやすい)
●ソールが広いのでダフりにくい(ミスに強い)
●直進性が高い(曲がりにくい)

もちろんデメリットもあります。

●価格が高い(7番アイアンが使えれば、そもそも買う必要がない)
●(販売しているメーカーが少ないので)選択肢が少ない
●ロフトがある分、構えずらい
●(アイアンと比べて)フック、スライスが打ち分けにくい

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構えたときのフェイス面の見え方はこんな感じ。私はもうすっかり慣れてしまいましたが、22度程度のユーティリティしか使っていないアナタにとっては、とても構えにくく感じるかもしれません。でもすぐに慣れます。

デメリットよりもメリットで得られるほうが圧倒的に価値があると思っています。ぜひロフト30度UTの導入を検討ください。アイアンが苦手なアナタ、魔法の一本となる可能性、ありますよ。

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最後まで読んでいただき、ありがとうございました。私自身は単なるサラリーマンゴルファーでしかないのですが、アマチュアなりに気が付いたこと、感じたことを書かせていただいております。同じようにヘッドスピード不足で悩まれている方のお悩み解決になれば幸いです。引き続き、ご愛顧のほどよろしくお願いいたします。

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