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【ゴルフ】7番ウッド最強です。~いつでもスコア80台への道#21~

橘です。いつも90台でラウンドできるのに、なかなか80台に突入できないアナタのために金言をお届けする本コラム。今日のテーマは7番ウッドです。いやまトレンドとも再ブームともいえるこのクラブ、セッティングに加えてみませんか?

男子プロが7番ウッド使ってます!

7番ウッドと聞いてアナタはどんなイメージを持ちますか? アマチュアの女子やシニア向けのクラブ? いやいや、全然ちがいますよ。

例えばYOU TUBERとしても活躍中の堀川未来夢プロマイナビABCチャンピオンシップで勝利したのは記憶に新しいところですよね。彼はティーショットで3番ウッドを多用しました。決して飛ぶ選出ではない彼がです。フェアウェイキープのためですね。そして長いパー4や短いパー5のセカンドショットで大活躍したのが7番ウッド。ラフからアイアンで打つより、多少距離が残ってもFWで打つほうがいい。これを見事に証明してくれました。

アメリカPGAツアーでもダスティン・ジョンソン選手やザンダー・シャウフレ選手も7番ウッドを使っているようです。めちゃくちゃ飛ばし屋なのに。

女子プロだって7番ウッドをイン!

渋野日向子プロは、自身がいちばん好きなクラブといっていた5番ウッドをセッティングから外し、7番ウッドを入れました。理由は簡単。5番も7番もキャリーが同じ。7番だとランが少ないから長いパー3で使いやすいとのこと。

19歳ながら日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯で初優勝をあげた川崎春花プロ。ドライバーで250ヤード飛ばす彼女も7番ウッドユーザー。こんな感じで飛ばすプロでも7番ウッド、使ってるんですよ。ほかにも西村優菜プロ青木瀬令奈プロ堀琴音プロ。今年優勝した選手だけでもこんなにたくさん。上げればキリがないくらいです。

90切りこそ7番ウッドが必要

PING G425 MAX 7番ウッド

いやそれってプロの話でしょ?というアナタ。ちょっと考えてみてください。パー5のセカンド、3番ウッドでチョロしたことは1度や2度ではないはず。長いパー3のティーショット、3番ユーティリティで打ちランがでまくってグリーンの奥に打ち込んだことありませんか? こういうシーンでこそ、7番ウッドの出番なんです。

ではそもそも、7番ウッドってどんなクラブなんでしょうか?

左が7番ウッド。右が3番ユーティリティ

一般的には3番アイアン、3番ユーティリティの代用品になります。メーカーにもよりますが、ロフトは19〜20度に相当します。長さはだいたい42〜42.5インチ。ドライバーが45インチ、3番ウッドが43インチなことが多いようです。

特徴はなんといってもボールが高く上がること。ヘッドの重心が後側にあるので、インパクトの瞬間ギア効果でフェイス面が上向きなり、インパクトロフトが上がる。比べれば一目瞭然ですが、同じロフトの倍近く上がる気がします。ただしヘッドスピードが45m/s前後の人は高く上がり過ぎると思いますが。

多くの人が男子の、とりわけ若い選手の影響を受けてか、19度の3番ユーティリティを購入しがちなようです。そもそもヘッドスピードが45m/s以上ないと、クラブの性能を引き出せないにも関わらず、です。技術にもよりますが、40m/sぐらいだとロフト22度のユーティリティとキャリーがほぼ同じ。球筋が低いからランが出て結果飛ぶ可能性はあります。だから、女子プロで3番ユーティリティを使う選手はほぼ見たことがありません。計算しにくい19度のユーティリティは使う意味がないのが、分かっているんでしょうね。

長いパー3で7番ウッド

わかりにくいですが砲台グリーンです

アナタはショートホールに来ました。距離は長めの190Y。ティーアップすれば3Wの距離です。よし、スプーンで打つぞ! ナイスショット! しかしボールは低めでランが出て、結果はグリーン奥のラフ。アプローチで寄せればまだパーが取れる局面です。しかし芝が逆目でヘッドが抜けずチョロ。なんとかグリーンに乗った程度です。長い下りのパッティング。大オーバーして、返しはショート。これぞまさしく素ダボ。1打目のナイスショットが生かされませんでした。

こんな時は7番ウッドでティーショットを打つべきです。確かにナイスショットしてもグリーンには届かない可能性が高い。でも高く上がる分、予想できないランはしません。手前であれば仮にラフに入れても順目で打ちやすい。少なくともグリーン奥のアプローチより全然楽ですよね。

短いパー5で7番ウッド

グリーンはまだまだ先です

アナタはロングホールに来ました。距離は少し短い480Y。でもセカンドで乗るほどの距離ではありません。まずはドライバーでナイスショットして残りは260Y。アナタはできるだけグリーンに近づけたいと思い3番ウッドで打ちます。ここでチョロしたら3打目でも乗らなくなる。自分で自分にプレッシャーをかけるシーンです。で、こういう時ほどミスしがちなこと、100切りの腕前のあるアナタならご存じですよね。仮にナイスショットして200Y飛んでも、残りは60Y。フルショットで60Y打つのは難しい距離です。

こんな時は7番ウッドでセカンドショットを打つべきです。少なくても3番ウッドよりミスする確率は低い。転がり過ぎてOBゾーンまでいくこともない。なによりピンを狙うために100Y残す、という手もあります。

いかがでしょうか? 興味湧いてきましたか? それでは7番ウッドを含めたセッティングについて考察してみましょう。

1+3+3+4+2+1=14本

もちろん私も7番ウッドをセッティングに加えています。私も近い将来使う日が来るかもしれないと思い、マークダウンによる品切れになる前にPING G425 MAX 7番ウッドを購入しました。練習場で何度か打ちましたが、確かにめちゃくちゃいい感じ。これは使わない手はないぞと、2022年のセッティングから、さらに見直しを図りました。2018年あたりからの変遷はこんな感じです。

2020年からFWとUTはPING G425です
飛ばない女子プロとだいたい同じ感じです

ドライバーと3本のFWはロングゲーム。3本のユーティリティはミドルゲーム。8番アイアンから下はショートゲーム用になります。これをサッカーのフォーメーションに置き換えたらこんな感じになります。

攻めと守りをはっきり分けます

ドライバーを1トップと考えたら、3本のFWはシャドーストライカーみたいな位置付けでしょうか? 中盤はユーティリティ。アイアンはもはやMFというより、ディフェンダーですね。ここでいかに守れるかが、スコアの取りこぼしをなくすることにつながります。

セッティングはコースが育てる

ここで大きなポイントがあります。このセッティングは、特定のコースを想定したものだ、ということ。私の場合はリバーサイドフェニックスゴルフクラブのメンバーなので、このコースの月例会で結果を出すために行き着いたセッティングなのです。

河川敷ですが開場58年目なので木はデカいです

コースの特徴。まずアマチュアには長い6500Y。関東なので風強め。河川敷なのでアップダウンは少ないが開場58年目の古いコースなので小さい2グリーン。フェアウェイ狭い。つまり、ロングゲームが求められながら、左右のブレを許さない。小さなグリーンをキャッチするために高いボールが求められます。だからこそのFW多め、UT多めなんですね。

まぁ、私のセッティングの是非はともかく、7番ウッドの導入、ぜひご検討ください。ものすごく変わります。次のラウンドが楽しみになりますよ!

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最後までご覧いただき、ありがとうございました。私自身は単なるサラリーマンゴルファーでしかないのですが、引き続き、気になること、木が付いたことなどについて、つれずれなるままに書かせていただきたいと思っています。引き続き、よろしくお願いいたします。

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