【ゴルフ】UT4本体制のすすめ~スコア100切りの先へ#22~
橘です。スコア100切りを毎回達成するために、マネジメントやギヤ、練習方法などをご紹介する本コラム。今回は自分の弱点を補うためユーティリティを増やしませんか? という話です。4本はちょっと極端ですが(笑)
ユーティリティがなぜ必要なのか?
ユーティリティとは、アイアンとフェアウェイウッドの中間に位置するクラブですね。メーカーによって呼び方が違います。テーラーメイドであればレスキュー。スリクソンではハイブリッド。いわゆるタラコ型のクラブです。本コラムにおいてはUTと称します。その呼び方のほうがメジャーなような気がするためです。
いまさらですが、なぜUTが必要なのか? 要するにロングアイアン・ミドルアイアンの代替品です。長いアイアンが飛ばなくなったときに使うクラブ。トッププロが使うUTのロフトはほぼ18度、19度の世界ですが、一般アマ向けのクラブでは、このUTのロフトの種類がどんどん増えています。例えばスリクソンであれば2016年までは16・19・22・25度までの4種類でしたが、2018年からは19・22・25・28度の4種類に移行。28度が追加されました。
このあたりの説明がすごくよくまとまっているのは、永井延宏コーチがゴルフダイジェストに寄稿したこの記事。もうほかの説明がいらないぐらいです。要するに長い距離を打つには、アイアンよりユーティリティのほうが簡単という話です。
永井延宏コーチは最近noteを始められましたね。次の投稿が楽しみです。
使うべきUTは何本?
ユーティティ導入の目的は長い距離を正確に打ち分けるため。では、自分にとって必要な距離は何Yでしょうか? そして、その距離を打つために導入すべきUTは何本か?という話になります。
女子プロでは、最近どんどん6番アイアンをUTに置き換える(アイアンは7番からという)流れになっています。軽く調べただけでも、これだけの人がUT導入を加速させています。
アイアンわずか3本! UTで“置き換える” 表純子のクラブ選びから学ぶべきことは?【女子プロから学ぶセッティングのスパイス】
濱田茉優の最新クラブセッティング アイアンは7番から、3本のUTで確実にグリーンをとらえる
私の場合、結論から言えばUTは4本。19・22・25・28度です。
番手と飛距離の関係でいえば、こんなイメージです。
距離はキャリーで考える習慣をつけるようにしています。着地する側の環境によってランがまったく変わってくるからですね。自分の弱点としては、全体を通じて距離が出ないこと。だからこそ21年はスイング改造を目標として取り組んでいるのですが、とまれ、そもそも距離が出ないので、150~200Yは永遠の悩みです。
見て頂いたとおり、基本的には4本で10Y刻みで距離が出ればありがたいのですが、長い番手ほど、番手通り飛びません。きっとヘッドスピードが遅いからなんでしょうねぇ。残念。
自分が頻繁にラウンドするコースで考える
150Y~200Yをどう攻略するかが課題になるのは、いつもラウンドするコース「リバーサイドフェニックスゴルフクラブ」において、2打目に残る距離の多くが、この距離になってしまうからです。例えば総距離3400Yのinコースの場合、距離と番手の関係はこんなイメージです。
ドライバーを基本210Yと考えていますが、風向きやその日のティーイングエリアの場所によって多少変わっています。3Wを入れてほぼ毎ホール、ウッド系のクラブを必要とします。アイアンはほとんど必要がありません。だからこそのUT4番体制なのですね。
まとめ~コースと飛距離から導入クラブを考えて~
いかがでしたか? UT導入のすすめ。アナタの目標が「いつでも100切り」であり、さらにその先の「90切り」「80台で上がる」ことが視野に入っているのであれば、150Y以上の2打目を安定させるため、ぜひUTの導入を検討ください。その際には、自分が頻繁にラウンドするコースの距離を考慮に入れていだければと思います。いきなり4本はやりすぎ感があります。まず軸となるUTを1本確率させていただき、そのあとに、追加する番手を検討する、という流れがいいと思います。私のおすすめは、まず22度のUTを導入し、安定させること。そして次は25度。この2本あるだけで、いつでも100切りは確実に達成されると思います。
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最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました。私自身は単なるサラリーマンゴルファーでしかないのですが、アマチュアなりに気が付いたことを書かせていただいております。引き続きよろしくお願いいたします。