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【ゴルフ】PING G425 UT6が届きました~2021年度セッティング変更への道②~

橘です。自他ともに認めるスリクソン派ではありますが、PING導入を決意し注文しちゃいました。過日、届いたハイブリッド6番を引き取りにショップに行ったのですが、衝動が抑えきれず3番・4番も購入。えらいことになりました。第2回。

キッカケは飛距離のアンバランス

PING導入のきっかけ。ヘッドスピード38m/sの私は絵にかいたような飛ばない族です。飛距離不足を補うためにウッド型のユーティリティ(以下「UT」と表記)を4本導入しているんですね。

クラブと飛距離の関係を表にまとめてみました。

スリクソンUT

スリクソンのUTのロフトは、19・22・25・28度。要するに3度ピッチです。ところがヘッドスピードが38m/s程度だと、ロフトの差が飛距離の差に表れません。たぶん28度だけがうまく打ててロフトが立てられているのでしょう。加えて7番アイアン。これもヘッドスピードが遅いとスピンが入らずに飛びません。右へペナペナ。うまく打てない自意識が過剰になり、どんどん力み、ますます打てない悪循環。結果、ラウンド中ではほぼ使えないため、140Yの距離はいつもUT6でコントロールしようとしたり、届かない前提で8番アイアンを打ったりと混迷を極めていました。さらに下の番手を厚くするため、5Wを外しているんです。それはそれで苦労もないのですが。

いちばんの問題は、ホームコースでいちばん距離が短くバーディチャンスが欲しくてたまらないパー3、out4番。たったの145Yなのに、年に数回程度しかパーオンしません。これはやばい。

打てない7番アイアンは外したい。145Yを楽に打ちたい。UTのロフトピッチを調整して飛距離の階段を作りたい。この課題を一気に解決できる方法が、PINGのUT導入だったのです。

まず PING G425 UTを研究

PING G425のUTについては、T島さんの記事で知りました。それまでPINGはアウト オブ 眼中。

市販品でロフト30度の設定があるUTは、知る限りにおいてはPINGしかないようです。しかも34度のUTまであるそう。PING以外を探してみました。カスタム前提ならロディオに30度があるようです。ただし組み立て前提なので、かなり手間がかかります。しかもヘッド単体で4万5000円。高い。海外ならテーラーメイドのSIM2で7番UTとかもあるようですが、国内では見られません。だから30度のUTを導入しようとするとPINGの一択です。

ショップで実物を見ました。ロフト34度の7番UTはさすがにありませんでしたが、6番UTはありました。手に取り、構えてみます。それほどガバっとロフトが寝ているようにはみえません。自分がもともと28度のUTを愛用している関係もあると思います。そのときに知りました。ロフトの調整ができる。プラス・マイナス1度。30度のUTなら、31度に調整可能です。これはいい。

後日、某ショップに行きUT4を試打しました。シャフトはALTA J CB S。自分の使っているスリクソンのUT4とスペックを比べてみます。

スリクソンZh85 UT4 長さ39.75inch 重量358g 振動数275cpm
PING G425 UT4 長さ39.5inch 重量352g 振動数272cpm

なんてことでしょう。ほとんど差がありません。これはちょっとビックリ。いいかも、いいかも。PING G425というクラブがどんな特徴があるか、調べます。まずヘッド。重量配分が後ろにあるために直進性が高いみたい。でも重い。シャフトの名前は「はALTA J CB」。Jはジャパン。日本仕様を指しているみたい。CBはカウンターバランスの略。つまり、日本人向けに重いヘッドでも無理なくスイングできるようにするため、手元側を重くしているということですね。もう10年以上、クラブを買ったらリシャフトをしてきていますが、体力・年齢的にもそろそろリシャフトは卒業できそう。いや、PING G425はリシャフトするクラブではありません。純正のシャフトが通常とは異なり最適化されているわけですから。いやいや、これはいいかも。

UT6の引取ついでにUT3・4も購入

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ということで、まずはUT5・6だけ導入して様子を見てみようと思い、なじみにショップに行くと、なんとUT6でシャフトALTA J CBのSは在庫がなく取り寄せ。残念ですが注文をかけて後日引き取りに行くことになりました。そして2週間後。めでたくUT6が到着したとの知らせを受け、いそいそとショップへ。すでにPING G425 UTについて調べ上げていた私は、思わずUT3・4も購入しちゃったわけです。あ~あ。

購入してまず最初にしたことは、ロフトを調整すること。すべて1度ずつロフトを増やして、20度、23度、27度、31度にしました。たまたまですが、翌日にラウンドの予定があったので、練習もそこそもに、いきなり実践投入。場所は群馬県の玉村ゴルフ場です。

いきなり実践で、全然つかまらない!

コース1

後輩たちとの遊びのラウンドでしたので、意図的にすべてのUTを打ちました。フェアウェイから、ラフから、ティーショットで。実はうまくいきませんでした。距離感もつかめていないし、なによりつかまらない。インパクトの段階でヘッドがかえってきておらず、ほとんどが右に飛びだしそのまま右へ。スライス回転もあったようですが、グインと右に曲がるというよりは、右へ飛び出してそのまま右へ行く感覚。うまく打てた手ごたえがあっても、右へ飛ぶ。そもそも普段から右を向くクセがあったのですが、それがより強く出たんでしょうか? はっきりといえます。前のクラブのほうがよかったかも。

シミュレーターで確認

次の週末。まずクラブの重量とバランスを確認しました。どんな感じかな。

UT3 352g D1
UT4 357g D1
UT5 357g D1
UT6 366g D0

あらら。UT4とUT5に重量差がありません。さすがに大量生産の市販品。はっきりいって公差(メーカーが販売にあたって前提としている差分)以上に違うのでいやになります。きっと振動数もバラバラなんでしょう。しかしそれはまぁ予想の範囲内。ヘッドやシャフトに鉛を貼ってなんとなくの調整を行います。グリップも愛用しているstm S1へ差し替える予定です。グリップでの差もあるでしょうし、これはこれでよしとしましょう。

シミュレーターで計測

近所のゴルフ練習場に室内のシミュレーションゴルフ(トレーニングモード)を利用し、距離を測りながら、つかまり具合を確認します。右に飛びだすのは、きっとシャフトの影響だと思います。それまではUSTマミヤのアッタスEZというUT専用シャフトの65Sを使っていました。約5年ほど。けっこう長いです。全体の重量はバランスはほぼ同じですが、ショットに大きな差ができるのは不思議といえば不思議。同じように中調子とはいっているものの、キックポイントが微妙に違うんでしょうね。それまではインパクト・ポイントで帰ってきていたヘッドが、同じように振ると帰ってこない。われわれアマチュアはスイングに合うクラブを選んだり細かく調整まではできないので、結果に差がでるのは、ある意味で当然といえば当然ですよね。

考えられること。実はアイアンもそうなんですが、いわゆるアオリ気味スイングなんです。過去計測したら、アイアンでもアッパースイング。UTにおいてもきっとアッパーだったのでしょう。しかしシャフトの性能のおかげで打ててしまっていた気がします。しかしPING G245 UT、というよりALTA J CBというシャフトでは、アッパースイングではフェイスが開いて右に飛びだしているような気がします。つまり、正しいスイングへ矯正されていけば、自然と良くなる。シミュレーターでも右へ飛び出していましたが、意識して打ち込んでいけば、ちゃんと左にストレートに飛びます。感覚的には5回に1回ぐらい。これを5回に5回にしていくために、2021年の第一四半期はラウンドより練習をメインにします。

で、うまく打てたときの結果の平均をまとめたら、こんな感じ。

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8番アイアンも当たりがよければ130Y程度キャリーすることもありますが、いったんはこんな感じで。同様にUT6もあと5Y程度キャリーするような気もしますが、ここは飛ばすクラブではないので、あまり考えない。PING G425 UT5(ロフト27度)の距離は、以前使っていたスリクソンのUT6(ロフト28度)にほぼ近い。そしてUT3については、もうすこし飛んでもいいような気がします。結果、4本でキャリー30Y以内しか差がなかったのが、PING G425 UTへ変更して、最大で35Yの差ができました。打ち込んでさらに安定感が増してくれば、きっちり10Y刻みでキャリーの差ができるような気がします。とくにUT3・4については、まだまだ伸びる余地があるような気がしています。

ということで、2021年上期のセッティング変更ですが、もうすこし続きます。なんと、ドライバーとフェアウェイウッドも注文してしまったのです。あぁ~あ。第3回に続いてしまいます。

2021年セッティングへの道 バックナンバー

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