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①イギリスで夫婦円満の秘訣をきいてみた

9月の晴れた日、窓からみえる池と
庭を歩くニワトリたちを横目に
わたしは朝から

断捨離をしていた。自分の家ではない。

冷蔵庫のうえに置いてある スピーカーからは
Spotifyでお気に入りしている
"Big Band Jazz n' Swing!"が流れている。

1歳のAlffiと
保護犬のHatieをつれて Ffionは朝の散歩へ。

旦那のOllieは 朝から セルフリノベの続きで
家の壁にはしごをかけ、白いペンキを塗り始めた。


あさごはん with 広大な庭と陽のあたるテーブル。さいこー

私の"しごと"は、料理とせんたく、広いおうちの中の掃除だった。
前職は ホテルの厨房で働いていたから料理はすきだし、

海外のインテリアの画像をpinterestで見たりしてたので
開放的なイギリスのお家での家事なんて 夢のようだった。

イギリス人のふたりは、あえて結婚していない。
子どもがいて みんな仲良し。

ヨーロッパでは籍を入れる人が減ってきている、といってた。

はじめお家についたとき、子どもの服とか
犬のおもちゃとか、書類とかで そこら中に散らばっていた。

片付ける余裕がないみたいだった。
金融の会社員としてのキャリアを捨てて、
30代 ふたりで Airbnb用の宿をはじめた。さらに1歳の子育て。

家事が手に負えないので、海外からのバックパッカーに
手伝ってもらって、イギリスで泊まっていいよ、という仕組み。

忙しそうだけど、2人とも子どもがだいすきで
毎日がしあわせですーーってオーラ満開で
見ているだけでこちらもハッピーになれた。

こうして、イギリス人のお二人と赤ちゃんと保護犬と
わたしの共同生活がはじまった。

窓がひろいって いいよね

知り合ったきっかけは ヨーロッパひとり旅のとき。

ボランティアして無料滞在する系のサイトはいくつかあるけれど
同じ年会費でどこの国でもまわれる"Worldpackers"にしぼって、
滞在先をさがした。

9-11月のだんだん寒くなっていく冬期の旅であることを考えて、ヨーロッパの上の方から
下に下がっていこうと思って、

そして始めの国は言語がつうじる英語圏にしよう、という優先順位で
 イギリス をスタート国にきめた。
そのあと、デンマーク、ドイツ、スペイン、クロアチア、イタリアなど英語が通じない国に降りていった感じ。

9月の晴れた日、Londonでたった1日観光して
Westendで オペラ座の怪人のミュージカルを
時差ぼけの中 ウトウト夜の22時頃までみて、

その翌日からはColchester行のバスにゆられ
Thorpe-le-Sokenに到着した。

なぜかいつも辺鄙なとこに行きがち

そこで、すてきな30代後半、イギリス生まれのお二人と出会った。

毎晩、わたしが作る日本食をかこんで
夜ごはんを食べながら、パートナーシップの秘訣をきいてみた。

つづく


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